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山 名 |
茶臼山(349m) 烏帽子岳(412m) 虎ヶ岳(414m) | 山口県光市 |
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登山日 | 2007年2月11日(日) 晴れ |
茶臼山から望む縦走路と虎ヶ岳
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参加者 | 夫婦 | |
コース | 懸山車道終点(9時50分)〜茶臼山取り付き(9:55)〜(10:10)茶臼山(10:20)〜虎ヶ岳縦走路入口(10:22)〜上ヶ原分れ(10:30)〜(11:00)葉山(11:05)〜中宮分れ(11:10)〜屈曲点(11:40)〜308m峰(12:00)〜(12:10)新山展望地(12:15)〜妙見コル(12:27)〜烏帽子分れ(12:40)〜(12:43)烏帽子岳(12:47)〜烏帽子分れ(12:50)〜(13:10)虎ヶ岳(14:00)〜常安寺分れ(13:05)〜定光寺分れ(13:15)〜観音寺分れ(13:27)〜林道出合い(14:50)〜(14:55)観音寺登山口 所要時間5時間5分 | |
お弁当 | 虎ヶ岳山頂で食べました(他の候補としては茶臼山、葉山、新山展望地があります) | |
駐車場 | 行きは懸山展望台まで送ってもらいました。観音寺登山口付近では路肩に何台も停められます。 | |
トイレ | 懸山展望台にあるという情報を得ていますが、確認していません。 | |
まとめ | 所用があり娘を連れて山口県光市の実家に帰りました。娘がアッシーさんをしてくれるので、以前から縦走をしてみたいと思っていた茶臼山〜虎ヶ岳のロングコースに挑戦することにしました。 |
虹ヶ丘団地の中を通り抜け、「茶臼山」の案内標識に導かれて上ヶ原から懸山山頂に延びるNTT専用道を登っていきます。地元の人が軽装で歩いて登っている脇をスイスイと追い抜いて、離合が難しそうな道幅の狭い舗装路を何回も折り返して高度を稼いでいくと麓から2km余りで管理道終点に着きました。左にはNTTの浅江無線中継所があります。ここで降ろしてもらい、お役御免の娘を帰します。
登山支度をしていると年配の男女3人グループが歩いて登ってこられたので挨拶を交わす。聞けば毎日のように散歩がてら上の無線中継所まで登っておられるそうで、茶臼山の取り付きまでご一緒させてもらう。 車道は左の写真のカーブの先で車止めがあり、それより先へは行けない。広島の山の話などをしながら、ゆっくりと車道を上っていくと上の無線中継所の手前に「茶臼山登山口・虎ヶ岳縦走路」の案内プレートの架かる茶臼山への取り付きに着きました。 |
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NTT専用道終点付近の様子 | 案内プレートの架かる茶臼山取り付き |
登山道に入り鉄塔の下を通り抜けると道が二分岐する。案内標識はないが、おそらく左は巡視路だろうから、右の登っていく道をとり、矢竹の道を登っていくと、左手から東豊井からのコースが合流してくる。展望のよい小コブを乗り越し、右手に虎ヶ岳への縦走路を見送ると僅か2分で最初の目標地点の茶臼山に着きました。山頂は適度に広くベンチもあり絶好の休憩ポイントだろう。周囲は切り開かれており360度のパノラマが広がるが、今日はモヤっているので遠望がきかないのが残念だ。それでも丁度同じ時刻に山頂に着いた単独行の地元の年配の男性らと、山の話をしながら、遠くに見える烏帽子岳や虎ヶ岳の位置を確認する。 | |
茶臼山からの眺め(遠くに峨嵋山が見える) |
来た道を虎ヶ岳分れまで戻り、「縦走路入口」の案内プレートに従って左折し、虎ヶ岳縦走路に入りズンズンと下っていく。縦走路入口から数えて3つ目のピークにピークの数を示したプレートが架けられている。それを読む限りは、全部(どこまでかはわからない)でピークは14個あって、このピークが3つ目だと示しているようだ。これから「先へと進んでいくとピークの数がだんだん増えて14になればお昼かな」と考えながら進んでいったが、その後はピークの数を示すプレートは一切見当たらず、1/25,000図で現在位置を確認しながらの縦走となる。上ヶ原分れを右に過ごし薄暗い照葉樹林を抜け登りにかかると左手から登山道が合流してくる。案内標識を見ると茶臼山方面からのようだ。あれあれ分岐は見かけなかったような気がするが?4番目のピークが「弥迫平」で30度の方向に葉山が見える。ベロ尾根を回り込み少し登ると4等三角点のある葉山に着きました。山頂からは東南東〜南南西の方向が切り開かれている。
葉山からはトラロープの斜面を下っていくと、前方からカマを片手に縦走路を整備しておられる年配の男性とすれ違う。その方は標識も取り付けられており、背中のリュックから、分厚い案内プレートを取り出して「これを付けていくんじゃ」と説明して下さる。ご苦労様です。斜面を下りきったところで、左手に中宮分れ、次いで右手に宝光寺分れ、浅江貴布祢分れと、相次いで3本のルートを過ごす。ガイドブック「中国地方の山100選」の虎ヶ岳の頁に変則的な分岐の詳しい説明が載っているが、それは今通過した場所のような気がするのですが?さて縦走路を東に進んでいくと道が二分する。よく踏まれた左前方の道が巻き道で、直進の登っていく道がピークを踏む尾根道だろう。今回歩いたルートにはこのような尾根道と巻き道の分岐が数ヶ所あるので注意!巻き道を進んでいき北に進路を変えササの急斜面を登ると270m台ピークの屈曲点に着く。北方向に烏帽子岳から西に延びる稜線を眺めながら進んでいくと、やっと308mピークです。
ここから少し下り登り返すと、新山展望所だ。南側が切り開かれていて、鶴羽の峰や島田川河口付近が間近に見えている。時刻は12時過ぎでお昼には丁度よい時間だが、これからの登りのことを考えると、お昼は後回しにすることにして先を急ぐ。新山乗り越しから下っていくと案内プレートのある妙見コルに降り立つ。ここからの登りは度重なるアップダウンに疲れた足腰にさらに追い討ちをかけるような、急坂の二段スロープになっている。やっとこさピークを乗り越すと間もなく「烏帽子岳−虎ヶ岳」を結ぶ稜線に行き当たる。ここが烏帽子分れだ。突き当たりを左に折れると3分で2等三角点の烏帽子岳に着く。北側の展望があり熊毛烏帽子が見える。それ以外は立ち木に覆われて展望がないが、鶴羽の峰や茶臼山が木の間越しに見え、三角推の形をしたヒノキの大木が目印の虎ヶ岳も東側に何とか見える。ここでお昼にしようかと考えたが山頂が狭いので諦めました。
烏帽子分れまで引き返し、虎ヶ岳に向けて稜線を東へと進んでいくこと茶臼山から3時間弱で虎ヶ岳に着きました。山頂部には新しくテーブルとベンチが設置されていたり、立岩コースの案内標識があったりで、随分と人工物が増えたようだ。山頂には数人のハイカーがいたが挨拶だけして、先ずはお昼にする。 北には熊毛烏帽子岳が大きく横たわり、北東から東にかけては竜ヶ岳〜高塔山〜天登山〜豊後峰に至る山並みが見え、その麓には自分の実家がある筈だ。東南東には故郷の石城山が近くに見え、左奥に柳井の琴石山の端正な山容が望める。稜線は千坊山へと続き瀬戸内海に落ち込んでいる。瀬戸の海には遠くに祝島と小祝島が親子のように浮かんでいるのが霞んで見える。眼下には島田の町が箱庭のように見え、奥さんの実家も見えている筈なんだが肉眼でははっきりと同定できない。 |
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展望の虎ヶ岳山頂にて |
虎ヶ岳山頂からの眺め(114度に旧大和町の石城山、160度に室積の盟主千坊山、鶴羽の峰が近くに見える) |
虎ヶ岳山頂からは多少のアップダウンはあるものの下る一方だから楽だ。東に向かって下っていくと5分で熊毛常安寺分れ(常安寺まで1040m)を左に分け、さらに10分で定光寺分れ(周防の森ロッジまで2600m、三井定光寺まで1000m)を右に分け、さらに10分で今回の下山ルートの観音寺分れに着く。以前登ったときは樹木の幹に「観音寺」の文字が彫ってあるだけだったが、今では立派な案内標識(虎ヶ岳1240m、周防旭口2100m、観音寺1300m)が設置され、テープもやたらと取り付けてあり、これなら間違うことなく行き過ぎることなく安心して山歩きができるように思います。 右手に虎ヶ岳を垣間見ながらヒノキ林の尾根道を下っていきます。途中で雑木林の尾根道とトラバース道に分かれるが、どちらをとっても先で合流します。トラバース道の方が明瞭な道のようだが、左手尾根道を歩いて見ました。尾根道からの展望が良く石城山や琴石山が見えていました。展望を求めるなら尾根道に限ります! |
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案内標識の建つ観音寺分れ |
中腹まで下ると、登山道脇に観音寺八十八ヵ所巡りの石仏が現われてきました。登山道は石仏に沿って付いている訳ではなく、縦横無尽に交錯(少しオーバーかな)しているから厄介だが、好きな道を適当に下っていけばよい。登りも同様だろう。やがて林道に出て、林道を5分余り下っていき車止めの鎖を跨ぐと「虎ヶ岳観音寺コース登山口」の大きな案内標識のある登山口に出ました。案内標識のそばに数本の立派な杖があるのは、八十八ヵ所巡りをする人のためのものだろう。 中国電力電柱番号で示すと「別所45右1」と「別所45右2」の中間が観音寺登山口です。車道に出て5分くらい下ると右手に「ひかり苑」があり、さらに下っていき岩狩団地の中を抜けて、島田川に架かる三島橋を渡り、奥さんの実家に戻ってきました。観音寺登山口からゆっくり歩いて30分くらいでした。 |
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観音寺コース登山口 |
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