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山 名
鳴滝山(402m) 鉢ヶ峰(430m)
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広島県三原市
登山日 2006年12月2日(土) 曇のち時々晴 鳴滝山(福地町より)
福地町より望む鳴滝山と鳴滝城山
鳴滝山頂部は福地からは見えない
参加者 夫婦 Hさん
コース 登山口バス停(10時15分)〜西国街道(10:25)〜送電線を潜る(10:30)〜斎場(10:40)〜鳴滝集落車道出合(11:00)〜西光寺跡(11:05)〜(11:15)八注池(11:20)〜鳴滝山(11:35)〜八注池(11:45)〜(11:55)東屋のある展望台(12:00)〜パラグライダー基地〜408mピーク(12:15)〜鞍部(12:30)〜北尾根取り付き(12:45)〜送電鉄塔(13:05)〜(13:15)鉢ヶ峰(14:15)〜(14:45)御山公園(14:50)〜(15:15)糸崎神社バス停 所要時間5時間
お弁当 鉢ヶ峰(他にもパラグライダー基地、408mピークなど候補場所はたくさんあります。)
駐車場 JR三原駅前のジャスコ駐車場(所定の時間までは無料。それを越えると100円/30分です。)
トイレ 八注池湖畔(水洗です) 御山公園(手洗い水ありません)
まとめ このところ週末になると崩れる天気。今週もその傾向は続き、気圧の谷の接近で日中は曇り勝ちな天気で、午後になってようやく青空が覗くようになってきたが気圧配置は冬型へと変わっていき冷たい風が吹き付けてくる。こりゃあ県北の山は大荒れだろう!

 国道2号線を東に向けて走り、古浜橋を渡ると糸崎の町に入る。JR糸崎駅周辺で駐車できそうな場所を探したが見つからないので諦めて三原市中心部まで引き返して、JR三原駅前のジャスコの広い駐車場に駐車する。そしてJR三原駅前のバスターミナル2番乗り場から福地線「登山口」行きのバスに乗る。福地線は三原市交通局と鞆鉄道の2社が運行していますが便数が少ないので事前に確認して下さい。


登山口バス停 終点の「登山口」でバスを下り、目の前の国道2号線とJR山陽本線の踏み切りを連続して渡り、小川の右岸に沿って山の方に進んで行きます。分岐には福山山岳会の白い案内標識や、後述の緑色の案内標識が立っているので迷うようなことはないでしょう。

正面にはハングライダー基地や鳴滝城山が見えています。鳴滝城山は2002年12月に発生した山火事で山城が消失したとのことであるが、麓から見ると南側が岩山のように見えるので樹木も殆ど焼けてしまったんでしょうか?
人や車が行き交う「登山口」バス停前

登山口バス停から5分で国道2号線尾道バイパス吉和7号トンネルを潜り、反対側に出たところで緑色の案内標識に従って左折し、すぐに尾道バイパス進入路に出る手前で右折して福地の集落の中を上っていきます。登山口バス停から10分で西国街道を横断する。

集落の中の道を山の方にどんどん上っていくと送電線の下を通過し、やがて左手に最終民家を過ごしてからは、周囲はミカン畑に変ってくる。おいしそうな色をした収穫前のミカンがたわわに実っている。ミカン畑の中の突き当たりT字路を右にとり坂道を上り、大きく左カーブしたところに今では使われなくなった斎場がポツンと建つ。
進入路の手前を右折
尾道バイパス進入路の手前で右折

右手に鳴滝城山を見ながら、全く車が通る気配のない車道を上がっていくと鳴滝集落が見えてくる。車道はここまで。振り返ると向島、岩子島、因島が見えているのだが曇っているので景色もパッとしない。道幅が1mにも満たないような細い急坂の路地を上がっていくと鳴滝山公園に通じる車道に出る。

道路を横断して「瀬戸内海国立公園鳴滝山山頂580m」の案内標識の立つところから、舗装された歩道を上がっていくと5分で西光寺跡に着く。雨がパラついてきたが雨具を取り出すほどの降りではなさそうだ。ここからやっと土の道となり横木の階段を登っていく。
車道を横断する
鳴滝集落の中を走る車道を横断する

飛び出し地点 再び車道に飛び出したところは鳴滝山公園駐車場の真横。車道を30m登ると大きな「鳴滝山公園案内図」の案内板の立つ八注池(やつがいけ)の畔に出る。12月に入ったとはいえ付近の広葉樹は未だ紅葉が残っており暫し終わりゆく秋を楽しむ。

せっかく登ってきたんだから鳴滝山三角点まで足を延ばしてみることにし、トイレの前の道を進み左に八注池外周遊歩道を見送ると1分で右手に細い道がある。この道に入り時計廻りに進んでいくと堰堤から12分で全く展望のない鳴滝山に着く。帰路は来た道を少し戻り時計回りに進んでいく。明瞭な踏み跡の道はやがてヤブ道となりヤブ漕ぎを楽しみながら下っていくと予想どおり堰堤のところに飛び出しました。
鳴滝山公園駐車場のところに飛び出す

八注池の堰堤 八注池の堰堤を渡り南に向けて進んでいくと東屋の建つ展望所に着く。鉢ヶ峰までは1時間以上かかりそうなので、小休止して簡単に腹ごしらえをする。ここから急な階段を登っていく途中で12時の音楽「ふるさと」が風に乗って流れてきました。いい曲だ!そして哀愁をもった響きだ!故郷の父母は元気に暮らしているだろうか?そんなことを考えているうちにハングライダー基地に着く。

ハングライダーの発進場からは瀬戸内海に浮かぶ数々の島が見えている。だが空は鉛色で一向に回復しない天気にせっかくの景観も今ひとつ冴えないのが残念だ。隣には屋根付きの休憩所があるので、ここで展望を楽しみながらお昼を食べるのも良いだろう。
八注池の堰堤を渡る

ハングライダー基地から3分で八注池北回りコースが右手から合流してくる。雑木林の中を少し下って登り返すとケルンのある408mピーク。ここにきてようやく鉢ヶ峰や大平山が見えてきた。北西には大峰山や三原竜王山も見えている。素晴らしい眺めだ。

整備された階段を鞍部まで急下りして、苦にはならないようなアップダウンを繰り返し、北に進路を変えていくと東に鳴滝山が見える。だがどこが山頂部かはっきりしない。
鉢ヶ峰(408mピークより)
408mピークから鉢ヶ峰を望む

鉢ヶ峰 鉢ヶ峰の北尾根に乗り、8分で大平山への最初の分岐を右に過ごし、小コブを左側から巻いて再び尾根に出る。少し下った鞍部のところに二つ目の大平山分岐、小コブを越え鉄塔の手前に三つ目の大平山分岐。これだけ分岐があれば何回見逃しても大平山へは間違いなく到達できるだろう。左に巡視路を分け登っていくと大展望の鉢ヶ峰に着きました。

山頂からは北〜東の展望はないが、それ以外は瀬戸内海の島々〜筆影山〜三原市街〜大峰山〜竜王山と270度のパノラマだ。遠くには野呂山や広島空港、さらには四国まで見える。赤石側に少し下れば尾道水道や向島も見える。かなり寒いがこれだけ見えれば文句は言えまい。
鉢ヶ峰山頂の花のお嬢さん

葉田竜王山(鉢ヶ峰より) 三原竜王山(鉢ヶ峰より)
鉢ヶ峰山頂から西南西には葉田竜王山と電波塔群が見える 鉢ヶ峰山頂から北北西には大峰山〜三原竜王山の稜線が連なる

鉢ヶ峰山頂では地元のボランティアの方が山頂部を整備されている。とても気さくで親切な方で山頂から見える山や島の名前を教わる。山の名前はある程度は判るが島に至ってはさっぱりです。無人島のような小さな島まで丁寧に教えて頂きましたが、今ではきれいさっぱり忘れてしまいました。申し訳ないです。

風の当たらない南斜面でお昼を済ませた後、糸崎神社に向けて南西尾根を下っていく。広葉樹は完全に落葉し落ち葉のじゅうたんの敷き詰められた道を快適に下っていくと御山公園の簡易トイレのところに出ました。ここからは車道を下り、山陽本線川西踏切を渡ると国道2号線です。押しボタン式交差点を海側に渡り左に10mで「糸崎神社」バス停です。ここから徒歩の場合は糸崎駅まで20分、三原駅までだと50分です。
御山公園
尾根を下って御山公園に出ました

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