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山 名
矢筈ヶ岳(461m)
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山口県防府市
登山日 2006年11月12日(日) 晴れ
防府市牟礼から望む矢筈ヶ岳
参加者 夫婦
コース 林道終点登山口(10時50分)〜験観寺本堂跡(11:10)〜尾根に出る(11:25)〜矢筈ヶ岳(11:35)〜鉾岩〜(11:55)大岩(12:45)〜験観寺本堂跡(13:00)〜(13:20)林道終点登山口 所要時間2時間30分
お弁当 大岩の上で食べました。(他に適した場所はありません。)
駐車場 林道終点に3〜4台停められます。
トイレ 登山口付近にはありません。
まとめ オホーツク海を北上中の発達した低気圧の影響で西日本は弱い冬型の気圧配置との予報が出ていたので、瀬戸内海寄りの山に登ることにしました。先週蒜山に登って眺めた大山矢筈ヶ岳が印象に残っていたので、小粒な矢筈ヶ岳に登ってみることにしました。

 山陽自動車道を岩国ICで降りて国道2号線を走る。富海から防府バイパスに入り防府第2トンネルを出ると、右前方に矢筈ヶ岳が見えてきました。農業大学入口交差点の次の交差点(信号機はありません。右折レーンはあります)を右折して、すぐに左折して国道沿いに走り、桁下制限のある新幹線のガード下を潜って「敷山城跡」の道標を頼りに細い林道を北に進んで行きます。


林道終点登山口 林道の終点が登山口で、突き当たりのふくらんだスペースに駐車する。バイクで山菜を採りに来た地元の人の話では、「以前は随所に設置されいてた案内板は、何故か市が撤去してしまった。また、ガイドブックに記載のゴルフ場は3年前に閉鎖した。だから、ここの登山口は判り難いんです。」とのことでした。実際に自分も何回も間違えてしまった。

「敷山城跡ここから400m」の道標が立っているところから斜面に設けられた階段を登っていくと1分で忠魂碑への道を左に分け、竹林の中を進んでいく。イノシシがあちこち土を掘り返している。イノシシ君にとっては竹林が楽園天国なんだろうが、それはイノシシ猟が解禁になるまでの僅かの期間だろう。
林道終点登山口付近の様子

明るい常緑照葉樹林の中を登っていくと登山口から10分で敷山城跡の石柱と説明板があり、ここから最上部に位置する験観寺本堂跡まで、整備された階段が続きます。登山口から15分で、平和を願って建てられたという梵字岩がある。梵字岩の南側が広場になっており、そこから正面に防府市街が広がり、左手には電波塔の林立する大平山が聳えている。

梵字岩から1分で石の鳥居を潜ると験観寺本堂跡(敷山験観寺寺坊跡十二ヵ所のうちの最頂上部)に着く。ここが矢筈ヶ岳8合目にあたる。正面には矢筈の頂上部が見えるがどこが山頂かははっきりしない。本堂跡は広場になっており、東側が開け大平山が間近に望めます。登山道にはアキノキリンソウ、アキノタムラソウしか見当たらず秋の花も姿を消しつつあります。
験観寺本堂跡
験観寺本堂跡と鳥居

尾根に出る 験観寺本堂跡地に建つ祠の左手から登山道に入っていくと30mで道が二分するので直進の水平な道を捨て、右手前方に登っていく細い道をとります。分岐には「⇒頂上」と書かれた小さなプレートが架かっていました。ここから尾根までは細い急峻な道が続き、ロープ場が数ヶ所ありますが、危険なところはありません。

やがて前方が明るくなり尾根に着く。「←森林公園・西峰・大岩 主峰→」と書かれた蒲鉾板くらいの大きさのプレートが正面の樹の幹に括りつけられていました。先ずは矢筈ヶ岳主峰を目指すことにして、尾根出合いを右にとると正面に矢筈ヶ岳主峰と鉾岩が見えてくる。鞍部まで下り岩の多い尾根道を登り返します。左手には右田ヶ岳、西目山、楞厳寺山や秋穂八ヶ岳が見えている。登山道が緩やかになると右手に鉾岩分岐があり、その先には恐竜の背中のような形をした鉾岩が見えている。
尾根道から矢筈ヶ岳主峰と鉾岩を望む

矢筈ヶ岳山頂 鉾岩分岐から僅か1分で三等三角点のある矢筈ヶ岳主峰に着きました。山頂には北からの登山道も上がってきているようだ。残念なことに主峰は展望がないので写真を撮っただけで引き返し、鉾岩に登ってみる。鉾岩の一番高いところに立つと大平山〜防府市街〜右田ヶ岳と南側180度がぐる〜っと見渡せ、ヤレ絶景かな!矢筈ヶ岳主峰が風を遮ってくれているので容易に岩の上に立てるが、風の強い日は避けた方が良いだろう。もちろん高所恐怖症の人は眺めるだけにしといた方が賢明でしょう。 鉾岩
展望のない矢筈ヶ岳山頂 恐竜の背中!鉾岩

鉾岩から西方面の眺め

尾根道に戻り、尾根に出合ったところまで来た道を引き返します。ここから30mほど西に進んでいくと展望大岩があります。上面が真っ平な15畳くらいの広さの大きな岩のテラスで、まるでカンナでも当てたような見事なまでに平らな大岩は、今までに見てきた岩の中でも最大規模の大きさではないでしょうか。

南には防府市街が広がり、その向こうには大分県の国東半島がうっすらと見える。西側は西峰が視界を遮っているが、北西〜北にかけては山口市の山が見えている。なお東側は樹木が茂り展望はない。丁度、自分たちが着く寸前に男性2人組が展望大岩に着かれたようで、広いテラスで一緒にお昼を食べる。ひとしきり山の話をした後に、主峰に登るという2人組と別れ下山する。
展望大岩から北方面の眺め(山口尾の後ろに蕎麦ヶ岳)

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