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山 名
広見山(1187m) 半四郎山(1126m) 向半四郎山(1118m)
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島根県益田市(旧匹見町)
登山日 2006年9月30日(土) 晴れ時々曇り 広見山(春日山より望む。2002年8月)
春日山から望む広見山〜向半四郎山
参加者 夫婦 Hさん
コース 駐車地(9時40分)〜半四郎山登山口(9:45)〜沢を渡る(10:00)〜尾根に出る(10:25)〜休憩5分〜向半四郎山(10:50)〜(11:10)半四郎山(11:15)〜沢を渡る(11:40)〜小コブ(12:00)〜(12:05)広見山(13:00)〜沢を渡る(13:33)〜広見山登山口(14:00)〜三本栃分岐(14:05)〜小赤谷橋(15:05)〜(15:30)駐車地 所要時間5時間50分
お弁当 広見山で食べました。(展望の面では半四郎山や向半四郎山の方が良いでしょう。)
駐車場 国道488号線の広見林道始点に3〜4台停められます。
小谷橋を渡ったところ(半四郎山登山口手前)に5台くらい。
トイレ 吉和から入る場合は国道488号の中津谷側入口の右手に公衆トイレ(水洗)があります。
匹見町側からだと、匹見峡レストパークに水洗トイレがあります。
まとめ 前回この山に登ったときは広見林道側から詰めていき、やっと辿り着いた広見山は雨上がり後のガスの中!ガスの稜線歩きに悔しい思いをしたのが記憶に新しい。今回はリベンジ再挑戦でした。広見林道に下りてからは花の観察をしながら下っていったので、ごっつう時間を費やしてしまいました。中国地方の山100選(中国新聞社)に縦走コースが紹介されています。案内標識こそ少ないが、登山道も比較的整備されている良い山です。一度お出かけ下さい。

 中国自動車道を吉和ICで下り、やまざきデイリーでお昼を調達し準備完了。今日は吉和側から入るので、中津谷川沿いの道、いわゆる天下の酷道488号線を走ります。対向車が来ないことを祈りながら県境を越え、目指すヘアピンカーブまで離合ができないような細い道を7kmくらい下りっていく。幸いにも1台の車にも出会うことなく目的地に着き一安心ヤレヤレです!このヘアピンカーブから広見林道が東側に延びており、林道始点の広いスペースに駐車する。


広見林道始点 駐車地から植林地の中の道を5分歩くと小谷橋。この橋の50m先左手のちゃちなコンクリート橋の手前に登山口があり、「半四郎山登山口」と書かれたプレートが朽ちた立ち木に打ち付けてある。

登山道に入り、石積みの残るスギ林の中を歩く。数十年も前に耕作を諦めた田畑には杉が植林され立派に成長している。先祖代々受け継がれてきた農耕地が森に飲み込まれ森と化していく実態が、ここ匹見の奥地にも見られる。実に痛ましい・・・。
半四郎山登山口
国道488号ヘアピンカーブと広見林道 案内プレートのある半四郎山登山口

スギ林の中の道 杉にコナラの混じる林の登っていき、沢を左岸に渡り暫く登っていくと、登山口から30分で傾斜が増してくる。ヒノキ林の中の急斜面をジグザグに高度を稼いでいくと尾根に出るが、道が自然と左カーブしているので気付き難いかもしれない。登山道を覆っていたササは夏場頃に刈られたので楽に歩ける。なお、このササは、登山口〜半四郎〜広見山のルート全部に渡って刈り取られていました。相当の作業量だったと思います。関係者の方に感謝!ありがとうございます。

北方向に登っていくと徐々に視界が開けてきて、向半四郎の山頂部、半四郎山、恐羅漢山〜五里山に至る稜線が見えてくる。今日は天気が下り坂で視界が悪いので吉和冠山は全く見えない。安蔵寺山はかろうじてぼんやりと見えている。向半四郎山頂で展望を楽しんだ後に次のピークの半四郎山に向かう。
スギ林の中の快適な登山道

向半四郎山からの眺め。(北東に半四郎山が大きく横たわっており、その真後ろに双耳峰の恐羅漢山と旧羅漢山が見えている)

向半四郎山からジグザグに刈り込みのあるカヤトの道を下っていき、鞍部で振り返ってみると、下ってきたコースの形が、漫画の稲妻のようにZ形に折り返して見えているのが実に印象的だ。向半四郎山頂には7〜8人の人影が見えるが、そのうち1組はヒノキ林の中で追い抜いた山口県からの男女4人グループのようだ。

登り返すと半四郎山に着く。西側こそ半四郎山自身の立ち木が邪魔をして展望が良くないが、北〜南半分は遮るものは何もなく大パノラマが展開する。広見山の中腹には一部だけではあるが登山道が見えている。広見山の右手後方に砥石郷山が見えているが、天杉山は広見山の後ろに隠れており見えない。北北西340度の方向には春日山が霞んでいる。
半四郎山山頂
半四郎山山頂(後方は向半四郎山)

半四郎山(広見山南斜面) 半四郎山から鞍部まで下ると、ブナが現われてきた。水量の少ない源流近くのような沢を渡り、登りにかかる。半四郎山から見えた「ササを切り開いた道」に差し掛かったところで振り返ってみると、半四郎山が近くに見え、その右後方に向半四郎がチョコンと顔を出している。

急斜面を登っていくとミズナラの多い広葉樹林の中へと入っていく。進行方向右手20度の方向に広見山の東にある小コブが見えているので山頂は近そうだ。暫く平坦な道が続き、最後に心持ち登ると最終目的地である広見山に着きました。恐羅漢山や十方山は見えているが遠くの山は霞んでダメでした。山頂は三角点の周辺だけササが刈り込んであり、その中で恐羅漢の方に向けてシートを敷いてお昼にする。
振り返ると半四郎山(広見山南斜面)

下山は東方向に付いている道を下っていく。広見山から5分間くらいはササ床のブナ林の中の平坦な道が続き、その後は広葉樹林の斜面を急降下していく。広見山から20分で杉の植林地に入り傾斜も緩くなる。杉林の中の道は植林帯にしては明瞭で踏み跡がしっかりしている。

やがて広見川(広見川の支流か?)に出合い沢を左岸に渡る。ここにジョシのキビレに向かう道があるのではないかと思い、マーカーを探したが見つけることは出来なかった。右岸、左岸と渡り歩いて、広見林道へ向けて下っていきます。
ササ床のブナ林
広見山北側のササ床のブナ林

広見林道出合い 枝沢を渡ると広見林道に出てきました。ここが広見山登山口で、「広見山登山口」の案内板とテープがあります。ここから駐車地まで林道わきに咲く花を観察しながら、たっぷりと1時間半(普通に歩けば1時間)もの時間をかけて下っていきました。本当は草臥れてしまったのかも? (2009/6/14追記 登山口のスグ先に車止めの鎖が架かっています。)

【広見林道で見かけた花】
アキチョウジアキノウナギツカミアケボノソウ、イヌタデ、ウド、オオバショウマキバナアキギリキンミズヒキサラシナショウマシラネセンキュウシロヨメナ、岩場から垂れ下がるダイモンジソウ、季節外れのタネツケバナ、白花ツリガネニンジンツリフネソウツルニンジン、ハナタデ、ヒヨドリバナ、ママコナ、ミカエリソウ、ミゾソバ
広見山登山口と広見林道

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