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山 名
指谷山(967m)
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島根県飯南町
登山日 2006年9月2日(土) 晴れ 指谷山(05/09/25写す)
和恵縦走路より望む指谷山
参加者 夫婦 下の娘 Hさん
コース 県民の森(10時15分)〜林道分れ標識(10:30)〜Aルート分れ標識(10:37)〜(11:00)林道分れ標識(11:10)〜林道コース合流(11:25)〜(11:40)木地屋谷展望台(12:35)〜(12:50)指谷山(12:55)〜(13:15)920m台ピーク(13:20)〜杉ヶ谷ルート分岐(13:40)〜管理道出合(14:10)〜車道小田線出合(14:20)〜祖父釜谷ルート入口(14:40)〜林道才谷線終点(15:10)〜(15:25)県民の森 所要時間5時間10分
お弁当 ベンチとテーブルのある木地屋谷展望台で食べました。少人数なら指谷山山頂もOK。
駐車場 県民の森(研修館前に30台、他にもあるので場所を気にする必要はありません。)
トイレ 県民の森研修館(水洗です) 研修館裏の屋外トイレ、キャンプ場のトイレもあります。 
まとめ 昨年秋に県民の森から琴引山に登ったときに、殆どのグループが指谷山を目指していた。それ以来、指谷山という山名が気になっていました。県民の森の職員の方の話では、水害で林道コースが荒れているということだったので、木地屋谷コースから登り、杉ヶ谷に下山する。

 国道54号線で赤名峠を越えて島根県に入り、道の駅「赤来高原」を左に過ごし暫く走り、赤来中学校のところの信号の次の交差点を右折する。「中山間地域研究センター」を過ぎると前方に琴引山が見えてきます。林道小田線を小田川沿いに走ると県民の森に着く。秋の気配の漂う9月の声を聞き、県民の森はさぞかしハイカー賑わっていると思ったのだが、駐車場には1台の車も見当たらない。時刻は10時を過ぎているので「一番乗り」という表現は適切ではないだろう。もしかしたら今日は貸切か?


木地屋谷登山口 木地屋谷コースの取り付きは県民の森研修館の裏手にあります。展望台まで2.2kmの案内標識の立つ登山道に入ると、オトギリソウオトコエシクサアジサイゲンノショウコダイコンソウヌスビトハギノブキの花の歓迎を受け、すぐに杉の植林地へと入っていきジグザグに高度を稼いでいく。登山道にはドングリを付けたミズナラの葉が無数に落ちており、先日の集中豪雨の凄まじさを見せつけられる。

研修館から500mで右に林道分岐を分け、さらに7分で右にAルート分岐を分ける。小冊子「県民の森トレッキングガイド」を読む限りでは、Aルート、Bルートの記述がないので、一体どこがAルートなのか全く訳が判らない。案内標識によれば今歩いている道はBルートのようだ。
研修館裏にある木地屋谷登山口

林道分れ 944mピークの手前の分岐に案内標識が立ち、直進は「展望台1.0km」、右は「林道1.0km」の表示がある。ここは直進する。左右の展望が開けてきて、左手290度の方向に琴引山が顔を出し、南東150度には台形の船山が望めるようになってきました。

さしものジグザグ登りの傾斜は次第に緩やかになり、涼しい秋の風の吹くブナ林の中をマイナスイオンを浴びながら歩いていいきます。
ブナ林
944mピーク手前の林道分れ ブナ林の中の快適な尾根歩き

オオカニコウモリオオルリソウツルリンドウ、トウバナ、ニガナ、ニシキゴロモノササゲハナタデヤマシロギクヤマジノホトトギスなどの花を観察しながら、せっかくピーク近くまで登った944mピークの南尾根を下っていくとT分岐に行き当たる。右手から林道コースが合流してきており、左手が展望台の方向だ。案内標識には展望台まで0.4kmとある。

T分岐から鞍部まで下っていく。鞍部は吹き通しになっており風の影響を受けやすいのであろうか、ブナの大木が数本倒れたままになっている。鞍部から登り返すと木地屋谷展望台に着きました。東〜南にかけて展望があり、蛇行する神野瀬川の流れの後方に三角錐の八国見山や船山が見えている。
林道コース合流地点
林道コースが合流してくる地点

木地屋谷展望台からの眺め 三瓶山
木地屋谷展望台から南東方面の眺め 指谷山手前より南西方面の眺め(手前に見えるのは和恵縦走路)

指谷山山頂 木地屋谷展望台で昼食をとった後、指谷山に向けて稜線を登っていきます。稜線はところどころ展望が開けているので、左右に見える山並みを眺めながらのんびりとブナ林の中を歩いていきます。指谷山の手前で三瓶山がきれいに見えるポイントがありました。女三瓶は男三瓶の影に、孫三瓶は子三瓶の影にそれぞれ入っています。

指谷山からの眺望は当初予想していたより良いので感激しました。北東に大万木山〜奥指谷山が見え、奥指谷の右後方には吾妻山〜比婆山御陵〜立烏帽子山〜ドルフィンバレースキー場〜福田頭に至る広島県下トップクラスの山並みが連なっています。

大万木山 比婆山系
指谷山山頂から北東方面の眺め 指谷山山頂から東方面の眺め

指谷山から稜線を東に向かう。ヤマゼリの群生する鞍部まで木の枝につかまりながら急降下し、登り返すと934mピーク。その先の920m台の小さなコブで小休止をとる。ここから先は大きなアップダウンはなく、なだらかな稜線歩きを楽しむ。右手南側の展望は良いが、左手は樹木に遮られて草ノ城山をはっきりと見ることは望めない。

なだらかに登っていき奥指谷山の前衛峰が眼前に大きく迫ってくると、登山道の真ん中に石標が埋設されている杉ヶ谷ルート分れに着く。だが「杉ヶ谷」への下り口を示す案内標識は見当たらない。正面に三瓶山や草ノ城山、右手に大万木山を見ながら広葉樹林の中を下っていきます。
杉ヶ谷ルート分れ
杉ヶ谷ルート分れ

取り付き地点 どんどん下っていくと植生が杉林へと変わり、林道に下り立ちました。林道を400m下っていき、カーブミラーのところで左折して、さらに150m下っていくと車道小田線に出ました。車道出合いには「林道三ツ又谷線」の案内標識と、「杉ヶ谷ルート」を示す標識が立っています。

日差しがカンカンに照りつける車道を、カタバミキツリフネキンミズヒキゲンノショウコシシウドツリガネニンジンツリフネソウヌスビトハギノコギリソウフジカンゾウフシグロセンノウ、ホタルブクロ、ミズヒキ、ミゾソバヤマジノホトトギスヤマゼリなどの花を観察しながらテクテクと1時間ばっかし下っていくと、スタート地点の県民の森研修館に戻ってきました。皆さんご苦労様でした。
杉ヶ谷コース取り付き地点

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