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山 名
千代田堂床山(740m)
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広島県安芸高田市(旧八千代町)
登山日 2006年7日2(日) 曇り時々晴れ 尾根道より望む
尾根道より望む千代田堂床山
参加者 単独
コース 土師ダム湖畔登山口(10時)〜三田谷の滝(10:20)〜車道出合い(10:35)〜スギ林へ(10:39)〜琵琶ヶ池標識(10:45)〜(11:05)中間点(11:10)〜鞍部(11:35)〜千代田堂床山山頂(12:05)〜(12:20)昼食(12:40)〜鞍部(12:45)〜キャンプ場(13:30)〜大澤湿原散策など〜車道から遊歩道へ(14:15)〜(14:25)三田谷の滝(14:25)〜(14:45)土師ダム湖畔登山口
お弁当 眺めのよい尾根道で食べました。
駐車場 土師ダム湖畔駐車場(登山口の手前にあります。20台くらい停められます。他にもあり。)
トイレ 土師ダム湖畔駐車場(水洗です。きれいに掃除してありました。)
まとめ 週末は梅雨らしい天気に逆戻りしたかのようであったが、朝目覚めてみると、梅雨のひぬまのような天気に山の虫が疼き出す。今日は明け方にかけてドシャ降りのような雨が降ったので足下が悪いだろうと思い、広島県自然歩道が整備されいてる千代田堂床山に登ってみるとこにしました。ところが・・・思惑どおりに事が運びません。

 国道54号線を北上し上根バイパスを抜け八千代町に入ったところのポプラでお昼を仕入れる。空を見上げると所々青空が覗いているものの全体的には曇り空といったところか。土師ダムに架かる土師大橋を過ぎ300mほど走ったところにある、「一息入れませんか?」の標語が書かれた駐車場案内に従って、ダム湖畔駐車場に駐車する。


駐車場の100m先に「やまめの釣り堀」の赤い大きな案内板のあるところが登山口です。登山口には「堂床山6.0km」の案内標識が立っているのでスグ判ります。車止めの鎖の架かっている脇をすり抜けて広い道に入り沢の左岸を上っていく。釣り堀の営業時間は10時からなのだが園内は静まり返っている。今日は休みなんだろう。

スギ・ヒノキの林の中を上っていく。少し前ならガマズミ系やウツギ系などの花が咲いていたであろうが7月に入るとまるっきり花が見当たらない。登山口から10分で枝沢に架かる壊れかけたコンクリート橋を渡り、本流の左岸を少し高巻くように進んでいきます。
土師ダム湖畔登山口

自然歩道には倒木が多い。今年の冬は豪雪だっただけに、雪の重みに耐え切れなくなった杉の木が無残にも倒れ、歩道を塞いでいるのだ。倒木地帯を抜けると、左手に三田谷の滝が現われる。昨日〜今朝にかけて雨が降り続いたので、水量を増した水は大きな塊となってゴォ〜ゴォ〜と大きな音を立てて流れ落ちている。滝の前には朽ちたベンチと吸殻入れがあるが今では訪れる人も少ないように感じた。

滝の上流も倒木が多い。跨いだり潜ったりで進むのに時間がかかってしまいます。やがて目の前に数段の朽ちた横木の階段が現われ、これを登ると未舗装の車道に出ました。
三田谷の滝
三田谷の滝(だと思う)

車道に飛び出した地点 車道に飛び出して十数歩進んだところで後ろを振り返ってみる。戻るとき用に景色を目に焼き付けておくためだ。だがどこから飛び出したのか全く判らないくらい夏草が伸びている。

飛び出したところから車道を200m登っていったところから右手のスギ林の中へと入っていく。写真では判り難いが明瞭な道が付いています。取り付きにはマーカーはありませんが、車道が大きく左にUターンする地点まで行くと、行き過ぎです。そこには植林用のピンクのテープがあるので騙されないように!
再び自然歩道へ
車道に飛び出した地点 車道から再び自然歩道へ入る

琵琶ヶ池分れ スギ林の中にはしっかりとした道が続いています。やがて登山口から2.5km地点にある琵琶ヶ池キャンプ場分れに着く。だがいくら探しても琵琶ヶ池への道は見当たらない。どうやらヤブ化して自然に帰ってしまったようです。なお、帰りに琵琶ヶ池キャンプ場の方に回り、キャンプ場から自然歩道に抜ける道を探してみましたが、案内標識はあるものの、明確な道は見つかりません。

雨水の流れる自然歩道を登っていくと、「堂床山2.4km、土師ダム3.0km」の案内標識のある中間地点です。おかしい?足して5.4kmしかない。土師ダム湖畔登山口には堂床山6kmの案内標識があった筈だが?あまり余計なことを考えても結論は出ないので、考えるのを止めて、ここで小休止にしました。
琵琶ヶ池キャンプ分れ(手前が堂床山)

小コブからヒノキ林の中を緩やかに下っていくと、伐採地に出て突然右手の視界が開けてきた。黒色の防獣ネットの向こうには、千代田町本郷の集落と田植えが終わった直後の緑の田園が広がっている。雨上がりだから視界は良好で猿喰山と豊平の龍頭山が重なって見えている。千代田の中心地の右奥には台形の寒曳山もくっきりと見えているが、西中国山地の阿佐山などは雲がかかって見えないのが残念!

防獣ネット沿いに尾根道を進んでいくと、やっと正面に堂床山が顔を出してきました。(トップの写真)
千代田町本郷集落

ササに覆われた堂床山山頂 安芸高田市八千代町と北広島町千代田の境界を忠実に辿り十字路鞍部まで下る。左手は八千代町側の車道へ通じる道、右手は千代田町側の車道に通じる道で、直進の防獣ネットに沿って登り返す道が堂床山への道です。

鞍部から背丈の低いササをかき分けて登っていくと、さらに背丈のあるササが待ち構えていた。幸いにもササの下には明瞭な踏み跡が残っているので、コースを外すといったようなことはないが、最後に腰まであるササと倒木と急斜面の洗礼を受け、やっと堂床山山頂に達する。三角点がササに埋もれる堂床山山頂からの展望は全くないので、引き返して千代田町側がきれいに見える尾根道でお昼にしました。
ササに覆われた堂床山山頂

鞍部まで戻り、未舗装林道を八千代町側に下る。鞍部から25分で「ようきんさったの〜」と書かれた標識の立つ三差路まで下ってきた。ここから舗装路を琵琶ヶ池キャンプ場に向けて登り返すのだが、日差しの強い中での舗装路歩きは辛い!キャンプ場入口を過ぎたところから、大沢湿原を覗いているもののお目当ての花は見当たらない。いつ来ても花の少ない湿原だ!

大沢湿原の裏側に自然歩道に抜ける道がある。踏み込んでみたが道は無い。うろうろした挙句に学びの森に入り、水源の森を抜け車道に出てしまった。ここからは延々と車道を歩いて、自然歩道を逆戻りしてスタート地点に戻りました。広島県自然歩道と銘打っているが、全体的には自然歩道には程遠いササヤブ歩道でした。ヤブ漕ぎ派向きか!花はと言えば、オカトラノオ、ササユリ、ヤマアジサイくらいしかありませんでした。
大沢湿原
花が見当たらない大沢湿原