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山 名 |
オオネンドウ(878m) 西大峯山(1010m) 大峯山(1050m) | 広島県廿日市市佐伯 |
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登山日 | 2006年4月16日(日) 晴れ |
玖島から望む西大峯山〜大峯山
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参加者 | 単独 | |
コース | 大峯山登山口駐車場(9時15分)〜玖島川上バス停(9:25)〜舗装路終点(9:35)〜(9:55)尾根鞍部(10:00)〜766mピーク(10:10)〜オオネンドウ(10:35)〜西大峯山(11:15)〜963m峰(12:05)〜(12:35)大峯山(13:10)〜(13:45)大峯ランド別荘地奥の取り付き 所要時間4時間30分 | |
ガイド | 山毛欅の森塾の西村さんの「ふうふう・119号」を参考にしました。 | |
お弁当 | 大峯山山頂部の大岩テラスで食べました。 | |
駐車場 | 下川上の大峯山登山口駐車場に20台くらい停められます。 | |
トイレ | 下川上の大峯山登山口駐車場(手洗い水出ます。) | |
まとめ | 第4回大峯まつりに合わせて大峯山に登りました。自分の車の後ろに駐車した家族連れは子どもさんが保育園児の出し物に出るとのこと。地域の皆さんが一体となって盛り上がっていて何よりです。なお、大峯まつりのスナップ写真を一番後ろに掲載しています。 |
沼田町吉山を抜けて峠を越え佐伯区湯来町に入ると、三角錐の形をした大峯山が見えてくる。見えるのはほんの僅かの時間だが蒼い空に大峯の雄姿が映えて絵になる景色だ。川上地区に着いたのが大峯まつりの始まる時間と重なったのか、沢山の人手です。整理員に誘導され別荘地内の奥の方に車を停めました。登山支度をして別荘地内を下っていくと、右手に大峯まつりの会場があり多くの人が集っている。
会場の中を通って県道に出て、上川上の集落の方に上っていき10分ほど歩くと、赤色の郵便ポストが目立つ「玖島川上」バス停があります。付近は県道の拡幅工事中なので写真を掲載してもすぐに様相が変わるだろう。だから写真は無し! バス停のところで右手の道に入り民家の点在する道を小川に沿って上っていきます。正面にはオオネントウから南に伸びる稜線が見えているがオオネントウは角度の関係で見えないようだ。橋を右岸に渡るとスギとヒノキの混合林の中に石積み跡が残っている。以前はこのあたりにも人家があったんだろうが現在ではすっかり荒廃している。やがて舗装路が終わり、左手にある進入禁止柵の隙間から南南西に続く植林用の地道へと入っていく。 |
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舗装路終点の様子 |
スギの植林地の中を歩いていくと、舗装路終点から3分で開けて明るくなっている皆伐地に出ました。左手には沢が流れている。小石の多いガレたところを歩いていくのだが、大雨の後の増水時は、今歩いている場所も冠水するんだろう。小石は元々そこにあったのではなく、山から流されてきて堆積したものと推察する。 右手に枝沢があるので、最初はそこを登っていくのかなと思ってウロウロしていると、灌木帯の中に赤テープがあるのを発見した。テープを頼りに踏み跡の薄い斜面を斜めに登っていく(写真の黄色の矢印の方向です)と再びスギ林の中へと入っていきます。 |
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開けたところからヒノキ林に入る |
植林地に入ると道は明瞭になってくる。一直線に延びるトラバース道を辿っていくと開けた場所から10分で崩落した谷を渡ります。ドラバースは谷の少し先で終わり、ジグザグに進んで高度を稼いだ後は、西方向に尾根まで一気に駆け上がります。尾根鞍部は四差路になっており、南に登っていく道は不知山へ、西に下る踏み跡の薄い道は虫道へ、そして北に登っていく道が本日のコースでオオネンドウへの道です。 急斜面を登りきると、ササが出てくるがこの辺りのは大したことはない。尾根鞍部から10分で766mピークを通過する。その50m先が展望地で東側が開けており、西大峯山から大峯山に至る稜線がきれいに見えている。それにしても大峯山は遥か遠くに位置している。あそこまで辿り着かなければお昼にならないのだ。 |
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ヒノキ林の中の尾根鞍部 |
展望地から望む縦走路。大峯山は気が遠くなるほど遥か彼方に見える。(オオネンドウ⇒西大峯山⇒大峯山) |
この時期の花と言えば、目の高さにはアセビとシロモジ(おそらく)、そして林床にはミヤマシキミの花が目立つくらいです。左側はササ床のヒノキ林で右側は落ち葉の敷き詰められたミズナラ林で主稜線を挟んで左右で植生が異なっています。その後は明るいミズナラ林が続き、オオネンドウへの登りに差し掛かるとササの勢いが強くなってくるので、北北西に狙いを定めて歩き易いところを登っていきました。ササを分けやっとの思いで登頂したオオネンドウは雑木に覆われ展望はありませんでした。残念!
オオネンドウからササ床の雑木林を下り急斜面を登り返し、910m台ピーク立つと風を強く感じるようになった。ここからは北の方向には木の間越しに雪を抱いた十方山が白い塊のように見えている。西中国山地の1300m級の山は春遠しのようです。オオネンドウから20分で2つ目のコブを乗り越すと、ササが目立つようになってきた。植生は尾根の左側がヒノキ林で右側がササ床の雑木林です。ササ床は西大峯山まで続くが、この間のササは苦にならない。 西大峯山もオオネンドウと同様に展望はありません。正面に大峯山を垣間見ながら明るいミズナラ林の中を快適に下っていきます。雑木が切れたところで、赤テープに導かれて植林地の中に入り鞍部まで下っていきます。 |
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展望のない西大峯山頂 |
歩き易いところを選んで鞍部まで下ったが、その先に登りの斜面は見当たらない。どうやら降り立った地点は正しいコースより少し西に振れているようだ。大峯山方面登り道の取り付きを探しながら、ただっ広い鞍部を北東に進んでいき軌道修正を図る。鞍部一帯は、ぬかるみ、倒木、枯れた沢、イバラでの4重苦!進むのにやけに時間がかかってしまう。そのうち倒木地帯の中に赤テープを発見したが、付近が余りにも荒れて登山道らしくないので、昔のルートだろうと勘違いをしてしまい、さらに北東に進んでいく。気が付いたときには大峯山から西に伸びる長い尾根の北側に回りこんでいた。
またミスってしまった。毎度のことだが!今更引き返すのも面倒くさいのと、再び4重苦を味わうのも嫌なので、このまま前進することにし、北斜面の植林地の中をトラバース気味に進み尾根近くまで出る。しかし尾根道はササが被っているので、そのまま植林地の中を進んでいくと、963mピークの手前に出ました。大峯山はまだ遠くに見えるのでガックリ。おまけに、963mピークからはササの道が続く。ササが寝ているか、起きているかのどちらかであれば歩き易いのだが、山の雪がやっと溶けたところなので、まさにササが起き上がろうとしている中途半端な状態なので、足に絡まって歩き難くて仕方がない。
峯太郎ブナさん付近まで登ると、ササが刈り取られて歩き易い道となる。今までの道とは何たる違い!峯太郎ブナさんのところと大峯山三角点のところには真新しい案内標識が立てられている。大峯1050の皆さんご苦労様です。 大峯山山頂の大岩の上に立ち、歩いてきた道を振り返ってみる。遥か彼方にオオネンドウ!鞍部の倒木地帯やササで苦労した分だけ感慨深いものがあります。大峯ランドへの下りの道は何と快適なことか! |
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峯太郎ブナさん | 大峯山から歩いてきた道を振り返る |
【第4回大峯祭り】 当日は大峯山登山口駐車場広場にて、第4回大峯まつりが開催されました。特設ステージでは地元の幼稚園園児たちが大きな声で歌を歌ってくれました。そして下の駐車場のあるエリアではバザーの準備中!そんな光景を横目に、オオネンドウ〜大峯山の縦走に出発しました。 | ||
午後2時前の比較的早い時間に下山したにもかかわらず、バザー会場では、殆どの店が閉じていました。売り切れてよかったですね。でも自分としては昼食を軽めにして下りてから何か食べようと思っていたのに・・・見事に空振りに終わってしまいました。残っているのはビールのみだ・・・車で来ているので飲むわけにはいかない。缶ビールに未練を残しつつ、大峯まつりの会場を後にしました。大峯1050の皆さん、ありがとうございました。 |
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