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山 名 |
由布岳東峰(1584m) | 大分県別府市 |
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登山日 | 2006年2月25日(土) 晴のち曇のち小雨 |
中央登山口から望む由布岳。
山頂部はガスに覆われている |
参加者 | 夫婦 | |
コース | 中央登山口(10時25分)〜放牧柵のある自然休養林入口(10:40)〜合野越(11:05)〜マタエ(12:10)〜(12:25)由布岳東峰(12:30)〜(12:35)岩陰で昼食(12:55)〜マタエ(13:05)〜(14:00)合野越(14:05)〜放牧柵(14:25)〜(14:40)中央登山口 | |
お弁当 | 山頂から少し下ったところの岩陰で食べました。 | |
駐車場 | 中央登山口駐車場(30台くらい) | |
トイレ | 中央登山口(汲み置きの手洗い水あります)、自然休養林入口 | |
まとめ | 家族で大分県の湯布院温泉に旅行しました。1日目は温泉巡りをするという子どもたちとは別行動で由布岳に登ることにしました。 |
広島市内の自宅を4時40分に出発して廿日市ICから山陽自動車道を西進する。関門橋を渡る頃にはすっかり夜も明け明るい太陽が顔を出してくる。小倉市内で少しウロウロし、別府宇佐道路・大分自動車道と乗り継いで湯布院ICで高速を降りました。湯布院の街から見る由布岳は山頂部がガスに覆われて、双耳峰の特徴的な山容は姿を現わしてくれない。
湯布院から別府の方に向けてやまなみハイウェーを上っていく。途中の狭霧台展望所からは眼下に湯布院の町が広がり見応えがあるのだが、山の方はガスがかかりお目当ての由布岳が視界に飛び込んでこないのが残念でならない。 ハイウェーを町境からほんの少し別府市側に入ったところの左手に由布岳正面登山口がある。ここには広い駐車場と屋根付き休憩所とトイレ、おまけに公衆電話まである。シーズンオフといえど広い駐車場はあらかた埋まっているのが由布岳の人気の高さを窺わせる。そそくさと登山支度をして、やまなみハイウェーを横断し大きな案内板の左手から登り始めます。 |
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国立公園の案内のある正面登山口 |
つい1週間前に山焼きが終わったカヤトの原を、左に飯盛(いもり)ヶ城を、右手に日向岳と鶴見岳を見ながら緩やかに登っていきます。あたり一帯はどこまでも山焼きの跡が残りスケールの大きさを感じさせます。 標高で1250m付近より上がガスに覆われているので鶴見岳の山頂は見えないが、標高1000m台の飯盛ヶ城山と日向岳は山頂まできれいに見えています。 |
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飯盛ヶ城(1067m) | 日向岳(1085m)と鶴見岳(1375m) |
牧歌的雰囲気の漂う登山道を登っていくこと、登山口から15分で放牧柵のある自然休養林入口に着きました。柵のところには「登山者のみなさんへ。牧場の牛が遊園地内に入りますので、この入口は必ず閉めて下さい。」との注意書きがある。いまの季節は牛さんは牧舎の中なので1頭も見当たらない。 放牧柵のところから中に入っていくと直ぐに登山道が二分する。直進が由布岳で左が日向岳だ。さらに2分で再び道が二分する。左が由布岳で右が日向岳だ。何れも案内標識があるので混乱することはない。すっかり葉を落としたミズナラ林の中を登っていくと、やがて合野越(ごうやごえ)に着きました。ここには湯布院の岳本から西登山道が上がってきている。 |
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放牧柵のある自然休養林入口 |
合野越から暫くは松の混じる雑木林が続く。登山道わきには距離で500mおきに標高入りの案内標識が建っているので自分がどのくらいまで登ってきたかが一目瞭然だ。 登山口から1500m、標高1041m 11時06分 登山口から2000m、標高1123m 11時18分 登山口から2500m、標高1218m 11時31分 登山口から3000m、標高1309m 11時44分 それまでの雑木林が、標高1200m付近からカヤトの原へと変わり、展望が一気に開けてきた。飯盛ヶ城山はづっと下の方に見えている。その右手後方には雨乞牧場の放牧地と倉木山が見えている。霞んでいるが湯布院の町と福万山も見える。さらに登っていくとガスの中に突入し植生はミヤマキリシマへと変化していく。 |
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500mおきに建つ案内標識 |
標高1300m付近から岩が多くなり、それにつれ登山道も険しくなってきました。下山するハイカーも多く時折り待ち時間も発生する。すれ違う登山者が決まって口にする言葉は「山頂部はものすごい風が吹いていますヨ。」であって、マタエまで登って引き返した人も随分いらしゃったようだ。そして「東峰は何とか登れると思うけど、鎖場のある西峰は止めた方が良いでしょう。」と数人の方から貴重なアドバイスと情報を頂いた。 マタエの見えるところまで登っていくと急に風を強く感じるようになってきた。猛烈な風が南斜面から吹き上げてきて背をかがめて歩かないと吹き飛ばされそうだ。登山口から3664m(標高1494m)の案内標識の建つマタエは風の抜け道なのか!双耳峰の鞍部マタエから登山道は左右に分かれる。今日は三角点のある西峰は諦めて東峰だけ登ることにしました。 |
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猛烈な風の吹くマタエ |
やっと辿り着いた由布岳山頂は風とガスの世界で何も見えない。間近に見える筈の由布岳西峰すら。自分たちの前を歩いていた単独行の男性は由布岳には何回も登頂されているようで「こんなに風が強いのは初めてだ!」とおっしゃっていた。そして傍らの岩陰に座り込んでリュックから生ビールを取り出して「山頂ではこれがなけりゃ」と一言。その気持ちは大いに理解できます。 山頂には風を避けるスペースがないので山頂から少し下ったところの岩陰でお昼にしました。背中に大きな岩を背負っているので風が当たることはないが気温が低くてじっとしていると手がかじかんでくる。大急ぎでラーメンを食べて下山する。 |
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風とガスの世界!由布岳東峰 |
登りでは晴れ間の覗いていた空もガスの中から出てみると曇り空に変わっている、そして雲行きが怪しくなり、とうとう合野越の手前から小雨が降り出してきた。合野越小休止をとっていると、山頂で一緒だった男性が下りてきたので立ち話をする。その方は九州地方の山に詳しく「是非とも霧島に行って見てください。春にはノカイドウの白色の花が咲き、まるで別世界に来たみたいですヨ。」と言い残して西登山道の方に下りていかれた。自分たちも当初は西登山道から岳本登山口に下りる予定でしたが生憎の雨なので正面登山口に下りました。駐車場で帰り支度をしていると、三度その男性と顔を合わせる。一体どこから下りてきたんだろうか?不思議でなりません。
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