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山 名
秋穂八ヶ岳・火ノ山連峰 … 亀山(300m) 火ノ山(304m) 陶ヶ岳(230m台)
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山口県山口市秋穂
登山日 2006年1月29日(日) 晴のち曇 JR四辻駅付近から望む秋穂八ヶ岳
JR四辻駅付近から望む秋穂八ヶ岳
参加者 夫婦 Hさん
コース セミナーパーク(9時20分)〜亀山登山口(9:30)〜最終民家(9:45)〜(9:50)峠(9:55)〜石鎚大権現(10:23)〜(10:30)亀山(10:40)〜南第2ピーク(10:55)〜南第1ピーク(11:05)〜(11:20)火ノ山(11:30)〜252m峰(11:55)〜小コブ〜(12:10)陶ヶ岳(13:00)〜石の鳥居(13:10)〜北第3ピーク(13:15)〜岩屋山(13:25)〜くじら岩(13:40)〜(14:00)下山口(14:15)〜潟上中学校(14:20)〜(14:45)松永邸(14:50)〜(15:05)セミナーパーク 所要時間5時間45分
お弁当 陶ヶ岳山頂で食べました。(他には亀山山頂、火ノ山山頂がお薦めです。)
駐車場 セミナーパーク第五駐車場(第5駐車場だけで200台くらい停められるので台数を気にする必要はないでしょう。)
トイレ セミナーパーク第五駐車場に隣接(水洗です。とても清潔そうです。)
まとめ 秋穂の周防大橋が開通して久しいが、この橋を渡るたびに北東方向に見える秋穂八ヶ岳のダイナミックな姿に惹かれ、いつかは登ってみたいと思っていました。大寒を過ぎたばかりだが小春日和の絶好の天気となりそうなので秋穂まで遠出をすることにしました。国土地理院の1/25,000図では252m峰を陶ヶ岳と示されていますが、ガイドブックや各HPサイトでは「山上三社大権現」の石柱のある230m台ピークを陶ヶ岳と呼んでおり、こちらの方が一般的のようだ。

 山陽自動車道を徳山東ICで降りて国道2号線を西進する。そして防府西高校の先の防府大道交差点のところにあるセブンイレブンに立ち寄ってお昼ごはんを仕入れます。奥さんがスタンプシールを貯めているので買物はセブンでなければいけないらしい。やがて左手に秋穂八ヶ岳が見えてくる。最初は右半分しか見えなかったが進んでいくにつれ全容が明らかになってきました。こぶが何個も連なっていて否が応でも登山意欲を沸き立たせる。JR四辻駅の先で「セミナーパーク」の案内標識に従って左折して、県道山口秋穂線を南下しセミナーパークの第5駐車場に車を滑り込ませました。駐車場にはすでに何台もの車が停まっていて、ここが人気の山であることをうかがわせる。だがよく観察すると、ジョギングを楽しみにきた人が多いようです。


坂を上り外周道路に出る 正面に三角錐の亀山を見ながら、駐車場の先にあるグランドの左手を上っていき外周道路に入ります。道は芝生が敷き詰められており、成る程ジョギングには最適の環境だ。これなら何キロ走っても足に負担がないだろう。

外周道路を南下していくとセミナーパーク研修棟の真裏に「亀山登山口」がある。柵の切れたところに登山口の案内があるので見落とすことはないでしょう。ここを入っていくと道が二分しますが、今日は左の広い管理道に入ります。なお右側の道は亀山に直登する道です。
亀山登山口
坂道を上り外周道路に出る 小さな案内のある亀山登山口

最終民家のところから西へ 土道の管理道はあまり整備されているとはいえないがタイヤの跡が見受けられる。比較的平坦な道を南下していくと、舗装路に変わり下っていくと左手に最終民家が見えてきた。山から里の方に下っていったので、実は最初に見つかった民家が最終民家なんです。この民家のところで右折して山の方に向かう。ここには指導標がないので初めての人には判り難いかもしれないが、中国電力の電柱番号「ニシコウジ16左10」を探せばよい。

ミカン園の間の細い舗装路を西に向かって進んでいくと、最終民家から5分で舗装路が切れ行き止まりとなる。ここが峠で、そばには廃車(バタンコ)が捨ててある。そして、かろうじて判読が可能な古びた案内標識が設置されており、陶ヶ岳2時間とある。
最終民家のところから西に向かう

きららドームと周防大橋 峠からは背丈の低い松林の中のシダ道を登っていく。どんどん登っていくと岩が多くなってきて進むのに時間がかかってしまう。振り向けば南にお椀を伏せたような形の白いきららドームと周防大橋が見えている。ずいぶん登ってきたようだ。偽ピークに騙されること数回、やっと石鎚大権現の石柱の建つピークまで辿り着く。

ここから心持ち下ると右手からセミナーパーク亀山登山口からの亀山東斜面直登コースが合流してきて、登り返すと大展望の亀山山頂に着きました。
石鎚大権現の石柱
きらら博ドームと周防大橋 石鎚大権現の石柱と青い空

亀山山頂からは北側は雑木が茂り展望がないが、東には眼下に箱庭のようなセミナーパークが、遠くには防府市の楞厳寺山、西目山、右田ヶ岳が並んで見えているが大平山までは見えない。南には大海島〜瀬戸内海、西には圃場整備された名田島の田園の中を椹野川が流れ瀬戸内海に注いでいる。

亀山から目と鼻の先にセミナーパークへ下る道がありました。トラロープの張られた急斜面のシダ道を下って登り返すと南第2ピーク、もう一度トラロープの張られた急斜面のシダ道を下って登り返すと南第1ピークに着く。もう一度下り大きな岩塊が集積する火ノ山の南斜面を登るとケルンのある火ノ山分れだ。火ノ山は縦走路から少しだけ西側に外れたところにあるが、縦走路から1分くらいで着くので大した距離ではない。
南第2ピークから火ノ山を望む
南第2ピークから火ノ山を望む

 三宝荒神石祠のある火ノ山山頂からは270度の展望が得られる。東側こそ樹木が茂り展望はないが、南には今まで歩いてきたルートや周防大橋、西には名田島の田園地帯と新幹線の新山口駅、北には陶ヶ岳といつまでも見飽きない眺めだ!火ノ山に着いたときは夫婦連れの先客だけだったが、その後10名くらいのグループが登ってこられ山頂は大賑わいとなった。当初はここでお昼の予定だったが、時間も早いのでもう少し進むことにしました。夫婦連れの御主人の方の話では「陶ヶ岳山頂は展望が良く、お昼を囲むスペースも充分にある。」とのことなので陶ヶ岳まで、もう一頑張りする。


セミナーパークが見える 縦走路まで戻り、縦走路を北に進んでいく。このあたりは見晴らしが良く気持ちのよい尾根歩きが続く。眼下にはセミナーパークも見えている。セミナーパークに下る道を右に分けると、間もなく下りが始まり、正面にはこれから登る252m峰への登山道が、鞍部から山頂に向かって一直線に延びているのが遠目にも判る。

展望の全くない252mピークを通過し下りに差しかかったとき、前方から登ってくる夫婦連れとすれ違う。そのときの挨拶がなんと「暑いですネ!」でした。大寒を過ぎた今頃が一年中で一番寒い時期なのだが、今日は暑い!今までが寒かったものだから余計に暑く感じます。小コブを乗り越えると、ロッククライミングのメッカである陶ヶ岳に着きました。
縦走路からセミナーパークを見下ろす

陶ヶ岳山頂にて 山上三社大権現の石柱の建つ陶ヶ岳山頂には幾つかの岩のテラスがあり、お昼にはもってこいの場所だろう。展望も良く、北には岩屋山の真後ろに西鳳翩山が霞んで見えるが東鳳翩山は少し苦しい。東には左右に羽根を広げた楞厳寺山が見えるが大平山までは判らない。気温が昇って暖かいのはよいが視界が…少し霞んでいるのが残念です。南には火ノ山までのピークが見えている。西側だけは眺めが良くない。

お昼を食べている間にも、麓では山陽本線の電車が東へ西へと走っている。名田島の田園や広い平野を走る電車を見ていると、穏やかな気持ちになり、いつまでもこの場所に留まっていたくなるほどだ。
下を見ると足のすくむ陶ヶ岳山頂

 山頂から北に尾根道下っていき突き当たりを右にとれば鳥居の手前に出る。鳥居のところまでは下の広場まで降りて、左に折り返した方が無難だろう。石の鳥居を潜ると道が二分する。直進の下る道は名田島(霊光院)に出る道なので、ここは右に登る道をとると展望のよい北第3ピークに着く。何の変哲もないピークだが360度の展望がある。

 ここから10分で火ノ山連峰の最北端の岩屋山に着きました。さあこれからは下るのみです。岩屋山山頂から20mのところに鯨岩方面への近道がある。この道は季刊「ゆうゆう」19号で紹介され頭にインプットされていたので直ぐにそれと判りました。近道が出来たのは有難いことなんだが、登山道が錯綜して判り難くなる場合もある。シダの刈り跡の新しい急坂を転げ落ちていくと左手から旧来の道が合流してくる。


どんどん下っていくと、新旧ルート合流点から3分で山肌から突き出てる大きな岩がありました。高さは10mくらいで「これが鯨岩かあ〜。子どもの鯨が海面でジャンプしているようだ!それにしては案内板がないよ。」と思いながら、そこから3分で大岩の先を右にとり(直進の踏み跡の薄い道はどこに下りるのか不明)、さらに3分で横に長い大きな岩がある。これこそ本物の鯨岩だ。案内板も設置してある。あまりに大きすぎて写真に収まらないので下山してからズームで撮ったのが右の写真です。

鯨岩の縁を反時計廻りに進んでの手前を右に進んで、シダの茂る道をトラバース気味に東に進み谷を下ると「鯨岩」の案内標識の立つ取り付きに出ました。そのまま真っ直ぐに下っていくと送電線が3分岐している鉄塔のところに下りてきました。ここでうっかり送電線の巡視路に入ったため下山地点まで引き返す。ロス時間は15分。
鯨岩
鯨岩(潟上中学校付近から)

潟上中学校裏の下山口 鉄塔のところから右手に墓所を見て下っていくと正面に潟上中学校の校舎が見えてきて体育館の裏に出てきました。一旦車道に出て、車道の切れたところから送電鉄塔巡視路を利用してショートカットをします。山の方を見ると鯨岩や陶ヶ岳のロッククライミング岩場などが見えているので、今日一日の工程を振り返りながらスタート地点のセミナーパーク第5駐車場に戻りました。

里では早くも春の気配が!梅の木川の畔には梅の花が咲き、甘い匂いを漂わせている。もうじき立春、春が待ち遠しいですネ。
陶ヶ岳
潟上中学校の体育館の裏に出てくる ロッククライミングのメッカ!陶ヶ岳

秋穂八ヶ岳(火ノ山連峰)の連山を北から南へと順に並べてみました。合っているか心配です。
山名 標高 特徴
北第4ピーク(岩屋山) 210m 一番北側のピークで南には火ノ山までが連なって見える。北に下っていくと鯨岩がある。
北第3ピーク 209.3m 単なる通過点だが、360度のパノラマ。陶ヶ岳が近くに見える。
北第2ピーク(陶ヶ岳) 233.8m 岩場の真上に山上三社大権現の石柱が立つ。岩場の下に広場があります。南西に小コブ。
北第1ピーク 252m 1/25,000ではこのピークが陶ヶ岳。残念ながら樹木が茂り展望はない。
火の山 303.6m 火ノ山連峰の最高峰。南〜西〜北の270度のパノラマ。名田島の田園の眺めは飽きない。
南第1ピーク(姫山?) 280m台 山頂東側に少し突き出た裸地があり、そこからの展望がよい。
南第2ピーク(梅ノ木山?) 270m台 山頂の岩場からの火ノ山の眺めが素晴らしい。
南第3ピーク(亀山) 300m 山容は三角錐。東〜南〜西の270度の展望。南に5分で石鎚大権現の石柱のある小コブ

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