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山 名 |
柏木山(519m) 岩国弥山(436m) | 山口県岩国市 |
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登山日 | 2006年1月8日(日) 晴れ |
商人休みの先から望む岩国弥山
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参加者 | 夫婦 Hさん | |
コース | 杭名登山口(9時10分)〜堰堤(9:15)〜木橋(9:30)〜(9:40)十二丁水場(9:45)〜(10:10)商人休み(10:15)〜坂土道・弥山道分岐(10:20)〜主稜線変形四差路(10:35)〜折り返し(10:45)〜尾根分岐(10:55)〜(11:00)柏木山(11:05)〜尾根分岐(11:10)〜主稜線変形四差路(11:25)〜弥山道合流(11:40)〜(11:50)弥山山頂(12:25)〜(12:30)展望地(13:15)〜尾根道分岐(13:20)〜坂土道・弥山道合流(13:45)〜商人休み(13:50)〜十二丁水場(14:10)〜(14:35)杭名登山口 所要時間5時間25分 | |
お弁当 | 弥山山頂から5分下ったところの展望地で食べました。 | |
駐車場 | 錦川に架かる国道2号線錦橋南詰のパーキングエリア(20台くらいは停められます。) | |
トイレ | 弥生山頂(当日は手洗い水が氷っていました。) 登山口付近にはありません。 | |
まとめ | 年始登山はどこにすべきか・・・毎年のごとく迷いますが、今年は年賀を兼ねて弥山社のある岩国弥山に登ることにしました。日本列島には再び寒気が入り込み、庄原市高野町や芸北町八幡では過去最高の積雪を記録したとのこと。広島市内でも今朝は武田山が薄っすらと雪化粧をしている。一抹の不安を抱きながらの山登りでしたが・・・予想を上回る積雪でした。 |
山陽自動車道を岩国ICで降りて国道2号線を玖珂方面に向けて走り、錦橋東詰の交差点で国道187号線に乗り200mほど進むと右手道路脇に「弥山社」の大鳥居が建っている。ここが杭名登山口です。登山口から先は道が細く車を駐車するスペースも見当たらないので錦橋まで戻り錦川を右岸に渡ったところのパーキングエリアに駐車する。広い駐車スペースには大型トラックが1台停まっているがおそらく仮眠中なんだろう。
駐車地から錦川を渡り直すと5分で登山口に着きました。付近の民家の庭先の柿の木にはもがれないまま熟してしまった柿がたくさん残っているが、小鳥が啄ばむのにちょうど良しといったところか。鳥居をくぐり集落の中の細い道をすり抜けて進んでいくと、鳥居から5分弱で堰堤の上を通過する。堰堤のそばには地元の人たちの手作りの木の杖が10本ばかり置かれおり、さりげない心配りを感ずる。 ここからコンクリートで固められた道や平たい石の敷き詰められた道が暫く続くものの、やがてヒノキの植林帯の中に入っていくころから自然の山道に変わり、また傾斜も緩やかになり歩き易い道が続く。この道は今までに多くの参詣者を受け入れてきたのであろう、しっかりと踏まれている。それにもまして登山道は地形に沿って作られているので急なところなどがなく、じわじわと高度を上げていくといった感じの道なので、子どもや年配の方にもやさしい登山道ではないでしようか。 |
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弥山社の鳥居のある弥山登山口 |
谷に架かる木橋を渡り、十二丁の石柱のある水場で衣類調整のため小休止し、ヒノキ林の中の平坦に近い道を登っていきます。やがてヒノキ林が松の混じる雑木林に変わると間もなく荒瀬谷からの登山道が左手から合流する。ここは商人休みと呼ばれているところらしく、「左:杭名方面、右:荒瀬谷方面」と刻まれた石柱が合流点の片隅に建っていました。 商人休みからは尾根歩きとなり左右の展望が開けてきて、右手前方に樹の間越しに弥山山頂部が見え、その右側82度の方向に尖峰が見えるがどこの山かは分からない。そうこうするうちに商人休みから5分で分かれ道に着く。股のところには「左:坂土道、右:弥山道」と刻まれた道標の石柱が建っており、目の高さにも案内プレートが掲げられているので戸惑うことはありません。ここで左をとり柏木山を目指します。 |
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坂土道と弥山道の分岐と道標の石柱 |
尾根の西側を巻いて登っていくと左手前方に柏木山が見えてきた。そして登山道には雪が現われてくる。妙見山〜柏木山〜弥山〜る松尾峠を東西に結ぶ主稜線まで上がると極端に積雪量が増えてきたようだ。 主稜線を西にとり柏木山の北斜面を進んでいく。雪がだんだん多くなり登山道上で10cm、吹き溜まりでは20cmくらいあるようだがスパッツを着けるまでには至らない。雪に加えて崩落している所が何ヵ所かあるので慎重に進んでいく。 |
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主稜線の変形四差路 |
平坦な主稜線を10分歩くと折り返しヵ所があります。木の幹に「←柏木山」の手製の案内プレートが架けられており、地面には国土調査用の赤い杭が2本埋められています。道は妙見山の方向まで続いているのだろうか?もし折り返し点を見逃してしまうとどこまで行くことやら、注意して下さい。 折り返し点で左へUターンし岩だらけの尾根道を登っていきます。途中には1ヵ所ロープ場があり同行人は登るのに苦労していました。ロープ場を過ぎると展望が大きく開け北には雪を抱いた真っ白けの西中国山地が見え、北東には美和町〜大竹市の県境沿いの山並みが美しい。 |
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主稜線上の折り返しヵ所 |
柏木山の北尾根からの登りで振り返ってみる大竹市の山並み。茅ノ原牧場近くの電波塔のある山を見つければ、後は芋づる式(とまではいきませんが)に同定ができます。 |
尾根を登っていき、枝ぶりのいい松の木のある柏木山北東の小ピークで南西への道をとるとピークから5分で大展望の柏木山に着きました。北側は雑木に遮られており展望はないが、南側はそれは素晴らしい景色が広がっている。岩国市街と瀬戸内海が逆光にキラメいている。その右手には電波塔の林立する高照寺山〜玖珂町の山〜周東町の山と、ぐる〜り180度見渡せる。 展望を楽しんだ後は、先の小ピークまで引き返し、そこから南東に延びる尾根に乗り、どんどん下っていくと1時間前に通った主稜線変形四差路のところに戻ってきました。 |
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柏木山山頂の花のお嬢さん |
柏木山山頂からは南側が大きく開け、目の前には雄大なパノラマが展開する。岩国市街とコンビナート方面は逆光のため撮影できず。 |
主稜線変形四差路から東への縦走路に入り最初のピークから鞍部まで下る。このあたりはアベマキの木が目立ちます。そして次のピークの南斜面を巻きながら下っていくこと変形四差路から15分で弥山道と合流しました。ここからは快適な道が続き、少し下って登り返すと日宛神社の石段のところに出ました。 弥山三角点は赤滝神社の先の弥山堂の鐘楼のところにありましたが、三角点の上に無造作に木材が置いてありピークハンターにとっては痛ましい限りか!日宛神社の石段を上がると左手にコンクリート造りの展望台があり、その上に立つと岩国市街〜玖珂町〜周東町と、柏木山山頂と同じような展望が得られる。そして東には雪を被った羅漢山や三倉岳の三本槍が見える。 |
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日宛神社(弥山本社)への石段 |
弥山山頂は一般の参拝者が多くて、お昼に適した場所が見つからなかったので、弥山山頂から5分下ったところの展望地で昼食を摂ることにして引き返すことにしました。目的の展望地は正面に山並みが広がり、しかも風もなく穏やかで1月上旬にしては絶好のコンデイションだった。昼食後は弥山道を下り、坂土道と合流したところからは、登ってきた道を逆に辿り杭名登山口に戻る。
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