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山 名
陀峯山(438m)
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広島県江田島市大柿町
登山日 2005年12月24日(土) 曇のち雪のち晴
音戸町田原から望む陀峯山
参加者 夫婦
コース 登り:河内登山口(11時15分)〜宝持寺(11:20)〜八幡川砂防ダム(11:40)〜無線中継局電波塔の横を通過(11:55)〜隠地林道合流(12:10)〜(12:25)陀峯山 所要時間1時間10分
下り:陀峯山(13:15)〜隠地林道に入る(13:30)〜丈ノ内展望所(13:50)〜天狗岩(13:55)〜隠地林道開通記念碑(14:15)〜案内標識のある下山口(14:30)〜浄円寺(14:40)〜(14:55)河内登山口 所要時間1時間40分
お弁当 陀峯山山頂(360度の展望です。)
駐車場 河内登山口を入ったところの路肩(付近は宅地ですので邪魔にならないように・・・)
トイレ 陀峯山山頂(手洗い水出ません)。登山口付近にはありませんでした。連絡船の大君港にあると思います。
まとめ このところ冬型の天気が続き、付近の里山でも雪が溶ける前に次の雪が積もるというような状況だ。当日も午前中に予定していた自治会の公園清掃が雪のため(?)中止となりました。そんな訳で、今回の山行きは温暖な瀬戸内海に浮かぶ能美島の先端にある陀峯山にしました。天候は回復傾向にあるので、遠く四国の山が見えることを期待して・・・。

 音戸の瀬戸公園でトイレ休憩をして音戸大橋を渡り音戸町に入ります。海岸線沿いの道を反時計回りに北から西に回りこんでいき田原の集落にさしかかると、右手に陀峯山が見えてくる。ここまで南下してくると山に雪は見当たらずホッとする。早瀬の瀬戸に架かるトラスタイプの早瀬大橋を渡り、国道437号線を大君の交差点で左折して1kmくらい走り、「←陀峯山」の案内標識に従って南に延びる細い道(林道入野線)に入っていきます。


河内登山口 登山口の手前左手には陀峯山登山道入口と刻まれた案内石柱が設置されていました。登山口付近の邪魔にならないところに駐車して出発します。なお今日は最初から最後まで舗装路歩きなのでジョギングシューズでの山歩きです。登山口からは八幡川を左に見て細い林道入野線を緩やかに登っていきます。

宝持寺の駐車場入口のスグ先で、案内プレートに従って右手の坂道を登っていく。やがて民家が切れ、辺りは橙畑に変わってくる。橙の木にはおいしそうな色をした橙が何百個と実っているが、収穫・出荷はされるのだろうか?もし放ったらかしにしているなら一つくらい頂いても・・・などといけないことを考えてしまう。二度ほど大きくUターンすると八幡川砂防ダムの堰堤のところに上がってきました。年の瀬も近くなると山野草は姿を消してしまい、林道わきにネズミモチピラカンサヤブムラサキなどの実が見られるくらいで淋しい限りです。
案内石柱のある河内登山口

砂防ダムの先で北斜面に回り込み標高250mくらいまで登っていくと、北側に弥山〜宇根山〜古鷹山が見えてきました。左手に2基の無線中継局電波塔を見てさらに高度を上げていくと左手前方から大君からの隠地林道が合流してくる。

この辺りから白いものが落ちてくる。雪だ!何故こんなところに?最初はチラホラだったのも束の間で雪は徐々に激しさを増してくるので止むを得ず傘を取り出す。山頂手前の分岐を左にとり南側から巻いて登っていくと大展望の陀峯山に着きました。
江田島湾と古鷹山
江田島湾の背後に古鷹山が美しい

陀峯山山頂広場 NHK・RCC中国放送・広島テレビの3局共同の中継放送所アンテナの建つ山頂広場は車も人も見当たらず閑散としている。今日も山頂独占だ!雪の降りしきるなか、中継放送所に隣接する展望東屋で眺望を満喫しながらの昼食をとる。

中継放送所建物の周囲には、方角ごとに山名を記した案内パネルが設置してあります。北西方向のパネルには安芸冠山が描かれているが、生憎今日の天候では西中国山地の山並みは雲の彼方か!
陀峯山の碑
小雪の舞う陀峯山山頂広場 陀峯山の碑の前にて

 山頂からは360度の大パノラマが得られる。南に大きく倉橋島が横たわり、その右側後方遥かに山口県の周防大島〜柳井市・周東町・岩国市の山が続く。そして安芸の宮島〜西能美島〜江田島〜絵下山系〜呉市の山までが見えている。期待していた四国内陸部の山は残念ながら見えていない。大竹市〜廿日市市〜広島市の山も霞んで山座同定までは至らない。


陀峯山山頂から北方向の眺め
陀峯山山頂中継放送所裏側から北方面の眺め。西能美島と江田島の形がよくわかる。穏やかな海の向こうは広島市街。

隠地林道に入る 山頂で眺望を楽しんだ後、大君に向けて下山することにする。正面に灰ヶ峰〜野呂山を見ながら、登ってきた道を暫く下り「早瀬大橋方面→」の案内標識に従って右に大きくUターンして隠地林道に入り舗装路を下っていきます。327mピークの東側を巻いて、左手に早瀬の瀬戸と倉橋島を見ながらどんどん下っていくと追の浦渓谷の見える丈ノ内展望所に着きました。

展望所からは南に穏やかな瀬戸の海が広がり周防大島が寝そべっているように見えている。西に見えるのは陀峯山山頂部だろう。
丈ノ内展望所
隠地林道に入り大君方面に下る 丈ノ内展望所(後方が追の浦渓谷)

天狗岩と長浜海水浴場 丈ノ内展望所から3分ほど下ると天狗岩の案内標識があり、下の谷にそれらしき岩が見え、長浜海水浴場の砂浜もきれいだ。波静かな湾にはカキ筏が浮かび、その後方には特徴のある倉橋島火山が聳える。

隠地林道開通記念碑を左に過ごし、川沿いに下っていき送電線の下を通過すると間もなく人家が見えてきて、大柿町観光協会の案内標識の立つ大君登山口に着きました。
大君登山口
天狗岩と長浜海水浴場 案内標識の立つ大君登山口

 大君登山口のところで名水を汲みに来たという年配の方に出会い、名水の汲み取り場所まで案内してもらう。「ここの水はとてもおいしくて、これで沸かしたコーヒーは最高の味わいだ!」とのことでした。右手に広い工場を見ながら、橙が生っている畑地の間の細い道を歩いてスタート地点の河内登山口まで戻りました。このコースは冬場の陽だまりハイキングには適しているが、夏場は敬遠した方が賢明でしょう。やはり舗装路歩きは足に負担がかかるのでしょうか、数日は股関節あたりが張っていました。


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