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山 名
大峰山(610m) 竜王山(665m) 広島県三原市
登山日 2005年11月19日(土) 晴れ 大峰山(高坂より)
三原市高坂より望む大峰山
参加者 夫婦 Hさん
コース 仏通寺バス停(9:00)〜第3駐車場奥の登山口(9:10)〜林道広場(10:20)〜大峰山分れ(10:37)〜大峰山(10:43)〜(10:50)大峰山分れ(10:55)〜476mピーク(11:10)〜462mピーク(11:25)〜ベンチのある小コブ(11:45)〜(11:50)八坂峠(12:00)〜(12:25)展望のよい尾根(12:30)〜駒ヶ原斎場分れ(12:33)〜630m台ピーク(12:45)〜(13:00)展望東屋(14:00)〜(14:02)竜王山山頂(14:10)〜(14:20)奥の院分岐(14:30)〜八幡峠(14:40)〜コンクリート橋を渡る(15:10)〜(15:20)御調八幡宮駐車場 所要時間6時間20分
お弁当 竜王山山頂直下の展望東屋で食べました(瀬戸の多島美が満喫できます。)
駐車場 御調八幡宮駐車場(2ヵ所ある駐車場合計で40台くらい停められます。)
八坂峠から登るときは、竜王山登山口に5台分くらいの駐車スペースがあります。
トイレ 御調八幡宮(駐車場に水洗トイレがあります。キャンプ場にもありますが水洗ではありません。)
仏通寺(三原市営バスのバス停付近、他にあります。水洗できれいです。)
まとめ 今秋の紅葉狩り第2弾は、モミジの名所として知られている三原市の仏通寺にしました。先週の宮島紅葉谷も紅葉真っ盛りでよかったのですが、今回は「仏通寺御調八幡宮県立自然公園内の中国自然歩道を歩く」をテーマに行動したので、起点の仏通寺と終点の御調八幡宮の両方の紅葉が見れ、しかも天候にも恵まれて充実した一日となりました。

 山陽自動車道を三原久井ICで降り、すぐの交差点を直進して国道486号線を3kmくらい走ると信号機があり右手に八幡小学校が見える。そのスグ先に「やはた川自然公園」と「御調八幡宮」の案内があるので、標識に従って右折すると1kmも走らないうちに御調八幡宮に着きました。あたり一帯は「やはた川自然公園」として整備されており紅葉が美しい。登山支度が終わり暫くすると予約していた三原交通のタクシー(電話0848-62-1855)がやって来たので、出発点の仏通寺まで運んでもらう。


第3駐車場から登っていく 仏通寺は紅葉が丁度見頃だが、朝早いので観光客もまばらで駐車場の整理員の方も暇を持て余している。恐らくこれからどんと混みあってくることだろう。未だ日が差し込まない境内は薄暗く今ひとつ紅葉が映えない。登山口のある第3駐車場もガラガラだ。

登山口の左右には中国自然歩道の案内板が設置されている。説明によると、西コースの仏通寺〜大峰山〜八坂峠は6.1kmで1300段の階段、東コースの八坂峠〜竜王山〜御調八幡宮は4.7kmで3000段の階段があるとのこと。合計距離10.8kmよりも合わせて4300段の階段はきつそうだ。そのぶん登山道が整備されているのだから安全で快適に歩けるだろうとプラスに考え、登山口から横木の階段を登っていく。
登山口のある仏通寺第3駐車場

登山口から大峰山中腹の林道広場までは、概して緩やかな谷沿いの道を登っていき、途中で何度も沢を渡ったり馬瀬林道(仏通寺〜三原市沼田町の間の未舗装林道)を横断したりします。要所には案内標識が設置してあるので迷うようなことは全くありません。

 @登山口から5分でキャンプ場奥の林道を横断し、その10分後に沢を左岸に渡る。
 A登山口から20分で2回目の林道横断。林道の手前側に朽ちたベンチがある。
 B登山口から30分で3回目の林道横断。林道に出て、林道を200m歩き、左手の谷に入る。
 C岩の多い沢沿いの道を登っていく。沢を何度も徒渉する。季節外れのミズタビラコが咲く。
 D登山口から60分で4回目の林道横断。倒壊小屋がある。マツタケ入山禁止の札がある。
 E登山口から70分で5回目の林道横断。ここが林道広場で大峰山の案内板とベンチがある。
林道広場
ベンチと案内板のある林道広場

大峰山山頂にて 山頂広場からはジグザグの横木の階段が続きます。少し登ると南側491mピークの左手に木の間越しに三原市街が見えてきました。標高で500m辺りでしょうか。このように少しでも展望が開けてくると苦しい登りもあまり気にならないのが不思議です。山頂広場から喘ぐこと20分弱でベンチと吸殻入れのある大峰山分れに着きました。

ここから大峰山までは僅か300mであっけなく山頂に着く。山頂部は雑木が茂り、残念ながら展望は全くありません。ここで男性2人連れとすれ違う。この方たちとは竜王山でも一緒になるのだが、八坂峠に車を置いて大峰山をピストンし、続いて竜王山をピストンするとのことだった。中国自然歩道と銘打っているだけに、もっと沢山の人に出会うかなと思っていたが1組だけとは意外でした。
展望のない大峰山山頂

竜王山が見えてくる 大峰山分れまで戻り、案内標識に従って左折し八坂峠まで下っていきます。476mピークの手前では正面にこれから登る竜王山が迫ってきました。476mピークを過ぎると右手に木の間越しに生口島などの瀬戸の島々が見えてきて、大峰山2km・八坂峠1.2kmの案内のある462mピークから振り返れば大峰山がきれいに見えている。

峠バス停1.2kmの案内標識と4組のベンチのあるコブから横木の階段の急坂を下り、竹やぶの中を抜けると八坂峠に降り立ちました。
中国自然歩道仏通寺入口
前方に竜王山を見ながら下る 八坂峠の中国自然歩道仏通寺入口

中国自然歩道御調八幡宮入口 左折して車道を100mほど下れば、右手に駐車場と竜王山登山口があります。案内標識には竜王山2.2kmとある。小休止してからシダの密生したヒノキ林の中をジグザグに登っていく。振り返れば大峰山が随分遠くに見えるようになってきた。

ふと自然歩道に立つ道標を見ると、八坂峠1.1km・竜王山1.1kmの案内がある。まだ八坂峠から1/5も来ていないのに、釈然としない!どこでどう間違えたのだろうか。余ったから立てたのか?
大峰山が遠くなってきた
八坂峠の中国自然歩道御調八幡宮入口 大峰山が遠くなってきた

 横木の階段の続く急登が終わると斎場分れから西に伸びる尾根の突端に出る。ここからの展望は素晴らしく、南に筆影山が見え、その向こうに穏やかな瀬戸の海と大きく横たわっている生口島が見えている。少し登ると2組のベンチのある駒ヶ原斎場分れに着き、向きを東から北に変えると暫くは快適な尾根歩きとなる。右手に巻き道を見送り、テーブルとベンチのある休憩所を過ぎると630台ピーク。なぜ巻き道が・・・素晴らしい中国自然歩道を歩こうという気はないのだろうか?

 630mピークから少し下り、最後の急登をこなすと竜王山手前にある展望東屋に着きました。ここは広島空港への着陸コースに当たっており、お昼を食べている間にも、ジェット機が2機ほど大きな轟音とともに真上を通過していった。このような光景には子どもたちだと大はしゃぎをするだろうが自分の歳では・・・。東屋からは眼下に、因島大橋〜因島〜生口橋〜生口島を始めとする瀬戸の多島美が素晴らしく、つい長居をしてしまいそうになる。

展望東屋から瀬戸の多島美が広がる
竜王山山頂手前の東屋からの眺め。角度の関係で三原市街はあまり見えませんが、南側には瀬戸の多島美が眺められます。

竜王山山頂 展望東屋から一等三角点補点の竜王山までは僅かの距離で2分とかからない。山頂に登山ポストがあったのでノートを取り出して今日の山行記を書き始めたが、きりがないのでいい加減のところでペンを置き下山することに。山頂から10分下ると奥の院(貴船神社・祈雨の神として信仰されている)分岐があるので寄り道をする。奥の院から先も道は続いているようだが麓まで下れるのだろうか?今日は同行人がいるので冒険は止めて分岐まで戻る。

この辺りから横木の階段が現われ、左側雑木林と右側ヒノキ林の間に通された幅の広い自然歩道を延々と下っていくとやがて八幡峠に達する。峠は十字路(直進は御調坂、右は大谷)になっているが、横木の階段は自然と左カーブしているので進む方向を誤ることはないだろう。
竜王山山頂の花のお嬢さん

八坂峠からも横木の階段が延々と続く。右手に沢を見ながら落ち葉の多い歩道を滑らないように注意して下っていく。どんな落ち葉があるのかなと思って拾い集めてみると結構な種類になるものだ。カエデ類が殆どを占めているが中には名の判らない葉もありました。

階段が切れると石ころの多い道に変わる。コンクリート橋を渡りキャンプ場を抜け八幡川に架かる桜観橋を渡るとゴール地点の御調八幡宮駐車場に戻ってきました。御調八幡宮には大勢の観光客が紅葉狩りに訪れていて、午後の暖かい日差しの中で、のんびりと紅葉を楽しんでいるようだ。駐車場に目を向けると大型観光バスが2台も入っており、ここが紅葉の名所であることを窺わせる。イロハモミジの紅葉を思いっきり堪能して帰路につきました。
御調八幡宮
御調八幡宮に帰ってくる

御調八幡宮側から登るときは、桜観橋を渡って真っ直ぐキャンプ場の方に登っていけば、八幡峠までほぼ一直線の道が続いています。なお桜観橋を渡ったところの右手に「やはた川自然公園案内図」のある大きな案内板があるのでコース確認の参考にしたらいいでしょう。今回歩いたコースには4300段もの階段があるので健脚者でさえもキツイ思いをするでしょうが、ちゃんと歩道の真ん中を歩いて欲しいものです。階段を外れて歩くと道幅がだんだんと広がり、せっかくの自然歩道が台無しになってしまい、挙句の果ては歩道の崩壊にも繋がりかねません。いつまでも快適に歩ける中国自然歩道であります様に!


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