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山 名
駒ヶ林(509m) 弥山(530m) 広島県廿日市市宮島町
登山日 2005年11月13日(日) 晴れ 連絡船より望む弥山
連絡船より望む宮島弥山
参加者 夫婦 Hさん
コース 登り:多宝塔コース ⇒ 多宝塔(9時40分)〜(10:25)展望岩(10:35)〜朝日観音堂(10:40)〜摩尼大師・岩屋大師竜穴(10:45)〜(11:10)駒ヶ林(11:30)〜仁王門跡の四差路鞍部(11:40)〜大日堂〜干満岩〜(11:55)弥山 所要時間2時間15分
下り:紅葉谷尾根コース ⇒ 弥山(12:55)〜ソーラーパネル〜夕日観音祠(13:10)〜(14:00)もみぢ荘 所要時間1時間5分
お弁当 弥山山頂で食べました。他には駒ヶ林山頂の岩場が適しています。
駐車場 宮島口連絡船乗り場付近の有料駐車場(1日千円です。駐車場は何ヶ所もあります。)
トイレ 弥山山頂展望台横(水洗です。)
まとめ つい最近までは色づき始めだった紅葉は、ここにきての朝晩の冷え込みにより一気に見頃となった。宮島紅葉谷も今週〜来週が見頃のピークとなるだろう。今日は紅葉よし、天気よし、視界よしと三拍子揃った最高の山行きとなりました。

 宮島口から宮島に渡る連絡船に乗る。朝の早い時間の割には船の中は座る席がないほど込み合っていました。なぜなら修学旅行であろう、どこかの高校の生徒さんが多数乗り込んでいるからだ。生徒諸君には、先生やガイドさんの話をよく聞いて、世界文化遺産に登録された「宮島」の歴史と自然を学んで帰って欲しいものです。


宮島に渡り桟橋前の広場に出ると、厳島神社の方向にこれから登る弥山と駒ヶ林が大きく見えている。広場の出店から天ぷらを揚げている匂いが漂ってくるので、つい匂いにつられてカレー風いわしの天ぷらを買い求め、これをパクつきながら、みやげ物屋や観光旅館が建ち並ぶ海沿いの道を厳島神社の方に歩いていく。

大聖院まで登ると、弥山登山道の大聖院コースの取り付きには通行止めのロープが張られていました。ここから自然散策道に入り多宝塔の裏手に出て、東屋の左手から尾根道に取り付きます。取り付きには案内標識もテープ類も一切ありませんでした。実は今回も多宝塔に着くまで大回りしてしまいました。狭い道が縦横無尽に走っている迷路のような道は何回歩いても覚えられません。
多宝塔コースの取り付き
東屋の左手が多宝塔コースの取り付き

シダの多い道 取り付きから暫くは、左手前方からは朝日が差し込み日当たりのいい明るい尾根道が続きます。尾根道にはアセビが多く、シキミ、サカキ、ヒサカキ、ソヨゴ、ミミズバイなどの背の低い常緑広葉樹も多く見受けられる。振り向けば対岸大野町の経小屋山〜船倉山〜のうが高原〜極楽寺山の稜線がきれいに見えている。こりゃ山頂での眺望が楽しみだ!

やがてシダの多い道となり、それを過ぎると松が目立つようになってきた。景観を楽しみながらのんびりと登ること、取り付きから45分で展望岩に着いたので、平たい岩の上で小休止をする。飽きることのない素晴らしい眺めが広がっている。
シダの茂る道を登っていく

摩尼大師と岩屋大師 展望岩から5分で鉄梯子のある朝日観音堂、さらに5分で摩尼大師・岩屋大師が祀られている庇岩を通過する。左手の谷には大聖院コースが通っているのだが、土石流で無残に崩壊している姿が痛々しい。

ここから岩の多い道を登っていく。道は途中で二手に分かれるがどちらを行っても50mくらい先で合流します。青ペンキのところから岩の上に出ると間もなく駒ヶ林山頂です。このコースを逆に下るときは青ペンキ(青矢印)が目印になります。
目印の青矢印
摩尼大師と岩屋大師 下るときは青ペンキが目印です

駒ヶ林山頂から北西方面の眺め
駒ヶ林山頂の大岩の端っこから北西に大野町の山が、その後方に西中国山地の奥深くの山が見えます。

 駒ヶ林山頂からの眺めは素晴らしい。北方向は駒ヶ林自身の樹林が邪魔をし、東方向の呉市方面は弥山の影に隠れていて、遥か南の山口県周防大島は中心部が目の前の502mピークに遮られているが、他の方向は全て見えている。のんびりと山座同定を楽しんでいる間に、自分たちを除いて1組しか居なかった山頂は、総勢数十名のマツダの山の会の皆さん方をはじめ、続々と登ってくるハイカーで溢れかえってきました。


駒ヶ林山頂から北東方面の眺め
駒ヶ林山頂から北東方向には広島市街が見え、それを取り巻くように広島市内のメジャーな里山が聳えている。

山頂で大展望を満喫した後は、岩場の間に造られたコンクリート製の階段を下り、突き当たりを左折してさらに少し下って行けば仁王門跡の四差路鞍部に着きました。残念なことに左手の大聖院に下る谷道には通行止めのロープが張ってある。駒ヶ林から四差路鞍部まで何人と行き交っただろうか?今日は天気が良いのでハイカーに混じって一般の観光客もかなり見受けられました。

大日堂経由で弥山山頂に上がると、ここもハイカーは観光客でごった返している。何とか空いているところを探しお昼にしました。自分の位置からは吉和冠山が見えているが、午前中に比べると少し霞んできたようだ。
弥山山頂
弥山山頂の花のお嬢さん

弥山山頂からの眺め 弥山山頂からの眺め
弥山山頂から東〜南東方面の眺め 弥山山頂から南〜南西方面の眺め

紅葉谷尾根コース下山口 さて下山はレストハウスの地階にあるトイレのところから山道に入っていきます。すぐに左手にソーラーパネルの架台があります。山頂レストハウスに電気を供給するためのものだろうか?でも日が差さないときはどうするの?

展望のない尾根道を下っていくと、右手に宮島ロープウェイが見えてくる。下り始めて1時間と少しで四の宮神社裏の遊歩道に出ました。景観保護の観点からか、取り付き地点には指導標もテープ類もないので登りに使う場合は判り難いかも。しいて挙げればモミの大木が目印でしょうか・・・。
紅葉谷尾根コース取り付き
トイレの横の道を下っていく 紅葉谷尾根コースの取り付き

紅葉谷の素晴らしい紅葉 遊歩道を横切り斜面20mほど下ると、そこは紅葉の世界の紅葉谷で正面には茶店休憩処「もみぢ荘」が見えます。紅葉谷は紅葉狩りの観光客でごった返していて、もみじ荘もお客さんで一杯だ。紅葉は丁度見頃でドンピシャ。谷は紅葉の赤に染まっています。この時期の山行記に紅葉の写真がないのは如何にも淋しいので、一番写りのいいものをアップします。

帰りには、おいしいと評判の「岩村のもみじ饅頭」を買い求めました。せっかくカロリーを消費したのに・・・。桟橋まで戻るとJRの方は連絡船に乗る人の行列ができている。きっとJRを乗り継いで来る人が多いんだろう。

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