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山 名
石見冠山(859m) 島根県邑南町
登山日 2005年11月5日(土) 快晴 寒曳山から望む冠山(02/11/23写す)
寒曳山から遠望する石見冠山
参加者 夫婦 Hさん
コース 登り:野原谷登山口(10時5分)〜メタセコイアの木(10:30)〜(10:45)峠のタタラ跡地(10:55)〜(11:25)展望岩(11:35)〜主稜線鞍部(11:50)〜(12:00)石見冠山 所要時間1時間55分
下り:石見冠山(13:05)〜展望岩(13:30)〜(14:00)峠のタタラ跡地(14:10)〜メタセコイアの木(14:30)〜(14:55)野原谷登山口
お弁当 石見冠山山頂で食べました。南の863mピーク、石見冠山と863mピークの間にある岩場(2ヵ所あります)も展望がよいので候補として挙げられます。
駐車場 野原谷登山口の路肩に5〜10台くらい停められます。
トイレ 石見町井原の信号機付き交差点の50m先右手にある石見交通バスセンター内待合室付近にある公衆トイレ(一応水洗です)
広島方面からの場合は、道の駅「瑞穂」で休憩がてらトイレを済ませておくのが無難でしょう。
まとめ 先週、寒曳山に登り山頂から北の方向に見える石見冠山の三角錐を見て、同行人たちと「ありゃあきつそうじゃねえ」と話したことが今回の冠山行きのきっかけとなった。石見冠山は主稜線が南北に走っているので、寒曳山からだと尖峰が天に突き出ているように見えるんです。

 今日は贅沢をして広島北ICから浜田自動車道大朝ICまで高速を利用する。千代田町が近づいてくるとキリ注意報の案内が出ている。この時期の千代田町は霧の海に沈むのだ。千代田に限らず山あいの盆地のような地形のところでは、明け方の冷え込みが少しきつくなってくる頃から毎日のようにキリが発生し、午前中は太陽が拝めない日が続くのだ。休憩のために立ち寄った瑞穂町の道の駅あたりも周辺にはキリが立ち込めて幻想的な世界を醸し出している。


国道からの進入口 石見町に入って最初の信号機が井原交差点です。この交差点から1kmくらい走ると、左手に小さなバス待合小屋のある「宮の原」バス停があり、その50m先で右手前方に上っていく道に入ります。ここには「↑冠山」の小さな案内標識がありますが、うっかり見落としてしまいそうになります。

登山口のある野原谷までには何ヵ所か分岐がありますが、どちらに進もうか判断しかねるようなところには、必ずといっていいほど「冠山」の案内標識が設置されているので心配はありません。地元の関係者の方が設置されたのでしょう。有難いことです。某ガイドには「登山口の手前に廃バスがある」との記述があったが、廃バスは見当たらなかったので片付けられたのだろう。
国道261号線からの進入口

野原谷登山口に着くと、島根ナンバーの車が1台停まっており、年配のご夫婦が登山支度中だ。この方たちとは山頂で出会うことになるが、自分たちが山頂に着いたときには既に食事を済まされていたというのだから驚きだ。

登山口には断魚会の方の手作りの登山ポストがあり、その中には登山届けと雑記帳2冊のノートが備え付けられている。そして何と立派な杖も何本か用意されている。関係者の方の気配りが感じら、それとともに石見冠山がきつい山だということを連想してしまう。
峠の野原谷登山口
野原谷登山口と駐車スペース

メタセコイアとリョウメンシダ 登山道は尾根や谷を回りこむように付いており、ヤブムラサキの咲くヒノキ林の中を左手に送電線を見ながらトラバース気味に緩やかに登っていきます。やがて沢を右岸に渡り、その後は沢沿いに着けられた道を何度も徒渉しながら谷を詰めていくことになります。11月ともなると花後のキバナアキギリノブキくらいしか見当たらず淋しい限りか。

ヒノキ林がリョウメンシダに覆われたスギ林に変わり、登山道の傾斜もきつくなってきます。正面から日の光が差し込む道を登っていくと、メタセコイア(アケボノスギ)の大木が登山道脇に立っている。幹には説明札が取り付けられてあり「私は何歳でしょう?」との質問が・・・回答が裏に書いてあるのかなと思い札をひっくり返すも何もなし。これでは消化不良となってしまうので、せめて答えを添えていて欲しい。おそらく各自で調べなさいということなんだろう。
メタセコイアの大木とリョウメンシダ

沢沿いの道はじっとりとしている。一年中を通してこのような状態なんだろう。沢を左に右に都合4回徒渉すると沢が切れ、アシウスギの見られる杉林の中をジグザグに10分くらい登ると峠に着きました。峠には「たいのすけ鈩跡地。鉄滓が多い。冠山頂上↑。冠山の名水→」を示す立て札があったので、あたりを注意深く見渡してみると、なるほど1センチくらいの大きさの鉄滓がたくさん散らばっていました。

冠山の名水の矢印の示す方向に20mほど下ると沢があり水を補給することができる。沢の水はどの山で飲んでもおいしいものだが、果たして冠山の沢の水が名水と言えるのかは数々のハイカーの反応を待つしかない。
峠とタタラ跡地説明板
峠にはタタラ跡地がある

 峠で左折して東に向かい支尾根を登っていきます。植生はスギ林から落葉広葉樹に変わり、見頃を迎えた、アベマキ、カエデ類、ガマズミ、クヌギ、クロモジ、コシアブラ、コナラ、シロモジ、ナツツバキ、ミズナラ、ヤマボウシ、ヤマモミジなどの紅葉を楽しみながらゆっくりと登っていきます。


トラロープのある急斜面 峠から15分くらい登ると平坦なところに出て右手前方130度の方向に木の間越しに冠山の山頂が見えてくる。標高が600m位の地点から見上げる山頂はずっと高い位置にあり唖然とする。やがてトラロープの張られた急斜面を喘ぎながら登っていき、2つ目のトラロープが終わると1分で展望岩に着きました。

展望岩の上は少人数のグループで休めるくらいの広さがあるが、多少の傾斜があるので物を落とさないように気を付けなければいけない。展望岩からは山頂部が見えます。
石見冠山頂上(展望岩より)
トラロープのある急斜面を登る 展望岩から望む冠山山頂部

木橋を渡り谷を詰める ここからさらに尾根を5分くらい登り、右にカーブしてトラバース気味に登っていくと谷に行き当たるので、谷に沿って登り、枯れ沢に架かる木橋をそろりそろりと渡り、さらに谷をジグザグに詰めていくと主稜線上の鞍部に出る。

案内標識には「←瑞穂町高原・冠山山頂→」とあるので、案内標識に従って右に折れ、ブナの紅葉が素晴らしい急斜面を少しだけ喘ぐと石見冠山山頂に立ちました。
鞍部の指導標
木橋を渡り谷を詰めていく 主稜線鞍部にある指導標

冠山山頂にて 石見冠山からの展望は、南西220度の方向だけは863mピークが邪魔をしているが、他の方向は全て見通せ、ほぼ360度のパノラマだと言っても過言ではないだろう。863mピークの右手遠方に、芸北の阿佐山〜天狗石山が見え、右手手前に目を移すと電波塔の林立する萩原山の左手に京太郎、さらには大江高山〜三瓶山と続く。東〜南にかけては山が幾重にも連なり同定不能だ!

眼下には陸の松島と言われる石見町が箱庭のようだ。自分は日本三景の松島には行ったことがないので照らし合わせようがないのだが・・・素晴らしい眺めには間違いはない。山頂にも登山ポストがあり、その中には破けてしまったノートの数ページ分が申し訳程度に残っていた。関係者の方には何とか手を入れて欲しいものです。
石見冠山山頂の花のお嬢さん

京太郎山(863mピークより) 大江高山(石見冠山より)
863mピークからは陸の松島の後方に京太郎山が大きく見える 石見冠山から大江高山火山群のラクダのコブを遠望する

陸の松島 石見冠山から、リュウノウギクの咲く尾根道を南に辿ると5分で863mピークに着く。このピークからは大朝の寒曳山が見え、石見町「陸の松島」の眺めもこちらの方が良いのではないだろうか。石見冠山〜863mピーク間の尾根道はよく踏まれており歩きやすく、また尾根上には展望のよい岩場が2ヵ所もあり休憩に適している。

石見冠山まで引き返し、お昼を済ませた後、来た道を引き返しました。主稜線鞍部まで下り、案内標識が示す「瑞穂町高原」方面の道を探検してみるも、次のピークからどんどん下っていくので諦めて引き返しました。どこに下る道なんだろう?
863mピークから陸の松島を見下ろす

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