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山 名
女亀山(830m) 島根県飯南町(旧赤木町)
登山日 2005年8月28日(日) 曇のち晴 稜線上にあるブナの大木
参加者 夫婦 Hさん
コース 登り:最終民家手前P地(9時45分)〜林道登山口(10:00)〜尾根出合い(10:30)〜(10:45)女亀山山頂 所要時間1時間
下り:女亀山(10:55)〜尾根出合い(11:05)〜(11:30)林道登山口(11:40)〜(11:55)最終民家手前P地 所要時間1時間
お弁当 下山してから道の駅「赤木高原」で食べました。女亀山山頂や山頂東側の切り開きのところが、お昼には適しています。
駐車場 最終民家の手前の路肩(道幅が広くなっているところに数台) 林道登山口(入口付近や、大きな案内板の手前に5台程度)
トイレ ドライブイン赤名峠(水洗です。何か買物をしてくださいネ・・・)
まとめ うかうかしていると今年の夏が終わってしまう。どこかの湿原を訪ねて湿地に咲く夏の華やかな花やひっそりと佇む花に巡り会いたいものです。今回は島根県の赤名湿原を訪問先とし、その少し手前にある女亀山にも登ることにしました。

 国道54号線をひた走り赤名トンネルを抜け島根県に入ります。峠を下っていくとすぐ右手に見える「ドライブイン赤名」でトイレ休憩をし、ついでに産直市で野菜を仕入れました。Uターンして右手の下る道に入り、甲亀山集落まで車を走らせる。だが今日の目指す山は見えそうで見えてこない。


最終民家を右に過ごす 庭にバスケットボールのシュートリングのある家が最終民家のようだ。付近で駐車場所を探すもののなかなか適した場所がないので、少しバックして最終民家の手前200mくらいの所の道幅の少し広くなったところに駐車しました。

田んぼのあぜ道に咲くゲンノショウコツルボの花に囲まれてを登山支度し出発する。付近の畑には見たこともない園芸品種らしき花が何種類も育成されており足が止まってしまう。最終民家を右に過ごすと、そのスグ先のトタン小屋のところに「女亀山島根県自然環境保全地域」の案内標識が立っている。この標識がなければ戸惑うところだ。トタン小屋の先からは未舗装の道となる。
最終民家のスグ先のトタン小屋

植生が豊かな山のようで林道わきには、アカソアキチョウジアキノタムラソウイヌトウバナキツネノボタンキンミズヒキクサアジサイゲンノショウコシシウドダイコンソウ、ツユクサ、ツリフネソウヌスビトハギノササゲノブキハナタデヒヨドリバナフジカンゾウフシグロセンノウ、フジマメ、ミズヒキ、ミゾソバヤマアジサイヤマジノホトトギスヤマゼリ、などの比較的日陰を好む花が咲き乱れているので、なかなか足が前に進まない。ヌスビトハギは早くも豆果をつけている。

町有林資材庫の小屋を右に過ごすと、5分で林道が大きく右にカーブする。そこから真っ直ぐに道が続いているところが登山口です。登山口入口の路肩には「水源かん養保安林」の黄色の菱形の立て札が立っています。未舗装林道は比較的しっかりしているので車でここまで上ってくることもできます。でも車高の低い車は難しいでしょう。
保安林の立て札の立つ登山口
保安林の立て札の立つ登山口

ツリフネソウの大群落 登山口からは沢沿いの道を登っていきます。道ばたにはツリフネソウヤマゼリが大群落を作っており目を楽しませてくれます。

次は杉の植林帯の中をすり抜けるように登っていきます。横木の階段が続く味気ない道ですが、それでも結構花が咲いていて花を観察しながら登っていくので苦になりません。最後に天まで続くかのような横木の階段を登りきると尾根にでました。
天まで続く横木の階段
ツリフネソウの大群落 尾根まで延々と続く横木の階段

女亀山山頂にて 尾根に出て進路を南から南東に変え杉林の中を登っていくこと2分で植生が一変する。それまでは針葉樹の二次林だったのだが、あたりはブナやミズナラの林立する明るい広葉樹林(冒頭の写真)へと変わってきました。展望こそないがブナ林の中を歩いていると心が癒されてくるのが不思議だ。標高は800mくらいと低いが周囲が2m以上もありそうなブナの大木が立ち並んでいる。

オオカニコウモリ、チゴユリの実、ツルリンドウ、トチバニンジンの咲く尾根を快適に登っていくと、大岩の先100mのところで右手から登山道が合流してくる。恐らく作木からのルートだろう。さらに進むと前方に「玉依姫」の祀られている女神山神社があり、その30m先が一等三角点のある女亀山山頂だ。
ブナの林立する女亀山山頂

広い女亀山山頂は展望がないが、東側に50m下ったところに切り開きがあり、そこから北北東に琴引山がうっすらと見える。午前中小雨がパラついた湿った天気のため遠くまで見通せないのが残念だ。大万木までは見えない。 女亀山山頂付近からの眺め

尾根出合いで同行人と別れる 帰路は尾根出合いまで下り、登ってきた道をピストンする同行人と別れて単独で県境尾根コースを辿って下山することにした。登山ガイドブック「中国地方の山100選」にある女亀山県境尾根コースを確認するためだ。まずはピンクのテープのところから桧林に突入する。林床は下刈りがされていて歩き易い。だがテープ類は一切ないので地図とコンパスの向きを確認しながら、キヌタソウホツツジの咲く尾根道を慎重に下っていく。最後のところで植林用のピンクのテープに惑わされて目標とは違ったところに出てしまったのがくやしい。探索の結果として県境尾根コースは歩かれていないと判断しました。無闇に踏み込まない方が賢明でしょう。

林道に出て待ち合わせ場所の登山口まで下ると、相方は既に着いていて休憩中だった。登山口で、今から登るという元気のいいお爺さん一家と暫し話しをして女亀山を後にする。
尾根出合いから桧林に突入する

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