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山 名 |
大箒山(1013m) | 広島県安芸太田町加計 |
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登山日 | 2005年7月30日(土) 曇り |
五輪山より望む(06/03/21写す)
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参加者 | 単独 | |
コース | 登り:堰堤登山口(9時55分)〜枯れ沢(10:15)〜林道出合・ガードレール(10:25)〜新コース登山口(10:40)〜新旧コース合流点(11:00)〜急登口(11:05)〜(11:20)大箒山 所要時間1時間25分 下り:大箒山(11:25)〜鞍部(11:40)〜急登口(11:50)〜(11:55)新旧コース合流点(12:00)〜稜線に出る(12:10)〜下り開始(12:20)〜(12:35)林道出合・黄色の看板(12:40)〜枯れ沢(13:00)〜(13:20)堰堤登山口 所要時間1時間55分 |
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ガイド | 山毛欅の森塾主催の西村さんの大箒山山行記を参考にしました。 | |
お弁当 | 下山してから加計町内で食べました。北斜面に眺望のよいところはありますが、残念ながら食事するスペース・・・がありません。 | |
駐車場 | 堰堤登山口付近の路肩に2台、堰堤のところには10台程度停められます。新コース登山口は20台くらいOKです。 | |
トイレ | 温井ダム公園(水洗です。毎日清掃されておりきれいです。) | |
まとめ | 大箒山は情報が乏しいので今まで手出しができませんでしたが、山毛欅の森塾主催の西村さんの山行記を読んでいるうちに行きたくなってしまいました。本日の降水確率は午前・午後とも60%で雨降り覚悟で出かけましたが、天気予報が外れてラッキーな山行きとなりました。大箒林道は道幅が広く離合に関しては全く問題はありませんが、先般7月上旬に降った大雨の影響で、林道上には、雨水が流れて道路内がえぐれて溝状になっているヵ所がありますので通行には注意が必要です。うっかりタイヤを落としてしまうと脱出が大変だと思います。 |
加計から国道186号線を走り、温井スプリングスの800m先の左手にある「大箒山登山道入口」の案内標識のところから、林道に入っていきます。林道に入って約1kmで携帯電話の中継塔を右に過ごし、スグの分岐で再び現れた「大箒山登山道入口」の標識に従って左折し、林道大箒線へと入っていきます。やがて舗装が切れ未舗装のダート道となります。雨で深くえぐれた溝を避けて上っていくこと、林道大箒線入口から1.3kmで堰堤登山口に着きました。
砂防堰堤の150mくらい手前に堰堤登山口がある。林道左肩の白いガードレールに赤色のペンキで「大箒登山口」と書かれており、林道反対側の山の方に登っている道に入っていきます。登山道に沿って水道管が埋設されており、「空気弁」、「ドレン」といった案内板が随所に立てられている。今でも現役で活躍しているのだろうか? 登山道わきには、アキチョウジ、アキノタムラソウ、オトギリソウ、ヌスビトハギ、ヒヨドリバナが咲き、花に至っては早くも秋の気配を感じさせます。倒木の多いヒノキ林の中を登っていくが、少し明るい場所に出ると夏草の勢い強く足下が見え難くなっている。これは大箒山に限ったことではないのですが・・・。 |
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起点の堰堤登山口 |
谷道を西に進み、北に振れてトラバース気味に登っていく。やがて目の前に枯れ沢が現れた。ここは枯れ沢を渡り次の支尾根に取り付くのが正解だったんだが、ついうっかりと枯れ沢に沿って登ってしまった。なぜなら沢沿いに先人たちの付けた踏み跡が明瞭に残っているからだ。見上げると遥か上の方に大箒林道が走っている。標高差で50mくらいだろう。 林道が近くなってくると踏み跡も薄くなってきた。本来ならば間違いに気付き引き返すんだが、え〜ぃいってまえで突っ込むと、白いガードレールのところに出ました。 |
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枯れ沢(ここから谷詰め) | 谷を詰めると林道に出てくる |
大箒林道を700mほど緩やかに登っていき、次いで300mほど心持ち下っていくと、真新しい案内標識の立つ新コース登山口に着きました。今歩いた林道出合〜新コース登山口の間はきれいに整備されていて一般の車でも楽に走れます。登山口の反対側には広い駐車スペースが設けられている。有難いことです。林道はまだ奥へと延びているがどこまで続いているんだろう。 案内標識に従って左手の広葉樹の森に入っていきます。ブナとミズナラの素晴らしい森だ。一瞬雨が来たかなと思ったが、それは右手に流れる沢の水音だった。比較的平坦なコースを徐々に高度を上げながら南西の方向に進んでいくと左手に小さな湿地が現われました。何の花が咲いているのか楽しみにしていましたが、チダケサシが数本だけでした。残念! |
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新コース登山口 |
間もなく新旧コース合流点に着きました。ここにも真新しい案内標識が立てられている。標識には「山頂→あと200m」と書かれている。と言うことはあと10分くらいで山頂だと思い、大いに気が緩んでしまいました。一度緩んだものはなかなか元に戻らない。この後で大変な思いをした。距離にすると山頂まで700mくらいだから、この200mは標高差のことなんだろうか? 南側には湿地帯が広がっている。遠目だからよく判らないが、こちらの方には花はみられませんでした。ハンカイソウの葉はありましたが花は終わってしまったのか。 |
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新旧コース合流地点 | 新旧合流点の南側に広がる湿地 |
新旧コース合流点を右折すると、戸河内町と加計町の町境界線上の土塁を道を歩きます。ササを切り開いた、よく踏まれた快適な道を登っていくと新旧コース合流点から5分で直登口に着きました。ナツツバキの幹に取り付けられているプレートは朽ちていて、かすかに「大箒山」の文字が読み取れる。 ここを左にとり大箒山の東斜面を直登します。滑りやすい急斜面が続きます。あそこに見えるのが山頂だろうと思ったのは実はニセの山頂で、再び急登が始まる。そして急登口から10分余りでやっと山頂に着きました。 |
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町境界上の土塁の道 | 急登口(直進は横手道) |
大箒山山頂は樹木が生い茂っており展望はあまり期待できません。僅かに北側が切り開かれており少し下ると芸北町方面の展望が開けます。本来なら山頂でゆっくりするところですが、いつ雨が降ってくるか心配なのと、展望がないのとで、一息入れただけで北に下る町境界線上にある道を使って下山することにしました。 下っていくとスグに正面に大佐山〜大潰山が見えてくる。その右後方には才乙周辺の山が見えるのだが霞んでいて同定するには至らない。左の戸河内町側はヒノキ林、右の加計町は雑木林と対照的だ。左右で全く様相が異なるのは、県境コース、町境コースにありがちなことです。さらに下っていくと、深入山〜臥龍山〜大佐山が見えるポイントがありました。 |
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展望のない大箒山山頂 |
山頂から15分で鞍部まで下ると、左右に横手道が走っている。左方向はあまり人が歩いていなのか踏み跡が薄いようだ。付近は広葉樹の森だが、これに加えて少しばかりの大きな松が目立つ。横手道を右にとり等高線に忠実にトラバースしていき、沢を連続して2回渡ります。最初の沢はチョロチョロと水が流れていたので水分補給をする。 立ち木のうるさい横手道を10分で急登口に戻ってきました。ここからは登ってきた道を下っていくと、新旧コース合流点です。新コースはササがきれいに刈り取ってありましたが、直進の旧コースは写真のとおりササが被っています。これからササ漕ぎをして、大箒山の東に位置する、ブナの林立する無名峰に登っていきます。 |
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新旧コース合流点に戻ってきた |
ササの中に突入し湿地帯の東側に回り込むが、すぐにササは消え歩きやすくなる。左手に付いているテープを頼りに斜面に取り付くとあっけなく稜線にでました。ここで進路を東から北に変え、今日のハイライトであるブナ林の稜線歩きです。西には木の間越しに大箒山の山頂を垣間見ながら、ササ床の広葉樹の森を歩く。 小さなピークを2つ越えると道は自然に右にカーブし下っていく。ミズナラの多い広葉樹の森を抜け、ヒノキ林に入り下っていくと下に林道が見えてきた。 |
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古いプレートのある稜線に出る | 稜線に立ち並ぶブナ |
大箒林道に出る。ここは確かに2時間前に登ってきた道なのだが、そのときは法面の取り付きに気が付かなかった。登ってくるときは距離を歩測していたうえに、取り付き自体が見え難い場所にあるのでやむを得ないか!でも情けない。 小休止ののち林道反対側にある山火事防止の黄色の看板の右手から尾根伝いに降りていく。その後テープに従って南に振れ滑りやすいササ床の山腹を100m余りトラバースして、枯れ沢の谷詰め地点に帰ってきました。後は登ってきた道を逆に辿るのみです。 |
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大箒林道に出てくる | 黄色の看板の右手から降りる |
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