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山 名
三ツヶ峰(970m) 山口県徳地町
登山日 2005年7月18日(祝) 晴れ 柚木から望む三ツヶ峰
徳地町柚木より望む三ツヶ峰
参加者 単独
コース 登り:本谷登山口(10時40分)〜木橋を渡る(10:55)〜枝沢(11:10)〜本流(11:15)〜(11:40)源流の碑(11:45)〜縦走路に出る(11:47)〜(11:50)三ツヶ峰 所要時間1時間10分
下り:三ツヶ峰(12:25)〜958m峰(12:45)〜(13:00)展望のよい肩(13:10)〜(13:30)仏峠〜(13:50)本谷登山口 所要時間1時間25分
ガイド 防長山野へのいざない第3集
お弁当 三ツヶ峰山頂で食べました。(他には適した場所はありません。)
駐車場 本谷登山口から仏峠の方に100mのところの路肩に4台程度。仏峠付近は10台くらい停められます。
トイレ 登山口付近にはありません。(柚子の里に屋外トイレがあります。水洗です。)
まとめ 西中国山地の西の端にあたる三ツヶ峰付近は未踏の地だ。今後の足がかりを築くためにも先ずは無理をしない程度でどこかの山に登りたいと思っていた。高岳山と野道山の間に位置する三ツヶ峰なら格好だろう。近年、徳地町の協力で本谷登山道が整備されたとのことなので利用してみることにしました。予想どおり素晴らしい登山道に満足!下りに使った仏峠への道はササ漕ぎ楽しでした。

 山陽自動車道を岩国ICで下り、欽明路道路、国道2号、376号、315号と走ります。中国道鹿野ICを過ぎ河内峠を越えると徳地町に入る。そしてぐる〜っとループのでんでんむしの先に道が左へ急カーブしているところがあり、そこから右手に延びる県道柿木山口線に入る。正面遠くにこれから登る三ツヶ峰が見えてきました。集落が切れる付近にある野道山登山口を左に過ごし、800m走ると本谷登山口に着きました。


本谷登山口 案内標識の右手から入っていき、すぐに沢を渡り、岩の多いヒノキ林の中を抜けると、登山口から15分で木橋を渡ります。橋の上には滑らないようにと緑色のネットが巻きつけてあり、整備された方の気配りを感じます。感謝!

そして杉林の中の急登が終わると、長いトラバースが始まります。適当に間伐され手入れの行き届いた素晴らしい杉林の中を進む。登山道もよく踏まれておりとても歩きやすい。
手入れの行き届いた杉林
本谷登山口と案内板 手入れの行き届いた杉林

佐波川源流の碑 枝沢と本流を相次いで渡ると、本流の右岸の少し高いところを歩くようになる。今の時期は花の端境期だからアカショウマヒヨドリバナヤマジノホトトギスの花くらいしか見当たらない。やがて沢沿いの道となり流れの少ない沢を左へ右へと何回も徒渉し、最後に左手の杉林に入っていくと「佐波川源流の碑」と書かれた白い標識が立っている。

ここからほんの僅か杉林を登っていくと縦走路に出ました。縦走路出合で右にとり少し登リ、山頂手前からササを漕ぎ、右手から仏峠コースが合流してくると展望のよい三ツヶ峰山頂に着きました。
縦走路出合
佐波川源流の碑 縦走路出合い(左は野道山)

三ツヶ峰山頂からのパノラマ
三ツヶ峰山頂からの北西〜北東方面のパノラマ。徳佐盆地の向こうに独立峰の十種ヶ峰が秀麗な姿を見せています。

 三ツヶ峰山頂の真ん中に大きな三角点があり、その周囲は草が少しだけ生えているが10畳くらいの広さの裸地です。徳佐盆地が見える場所に陣取ってお昼にしました。目の前ではオトギリソウが準備中だ。ガイドブックには360度の展望とあるが、東側と南西方面が少し見難くなっていました。北西には十種ヶ峰、北東には青野山〜高岳、南に弟見山、西に野道山への縦走路が見えました。そして「山陰の小京都」津和野の町も見えます。その遥か北側には肉眼で日本海もが確認できました。だが、飯ヶ岳は樹木に遮られて見ることができず、鈴ノ大谷山や、野道山への縦走路は木の間越しに僅かに見える程度でした。


高岳山(三ツヶ峰山頂より) 弟見山(三ツヶ峰山頂より)
三ツヶ峰山頂から北東には高岳山が近くに見える 三ツヶ峰山頂から南には弟見山が大きい。莇ヶ岳は見えません。

山頂手前の三叉路 下山は仏峠に向けて下っていきます。山頂から10mのところのY字三叉路で南南西に向かう道をとり、猛烈な勢いの胸まであるササを200mばかり漕ぐとヒノキ林へと入っていきます。ヒノキ林を抜けると再びササ漕ぎが始まるが今度はササの勢いは大したことはない。このササ道は958mピークまで断続的に出現する。

展望のない958mピークからは、正面に弟見山を見ながらササの中を急降下していきます。そして小さなコブをひとつ越えると展望のよい肩の部分に着きました。東には鈴ノ大谷山、南には弟見山が見えます。少し下ると野道山の少し北側の稜線と飯ヶ岳が見えてきました。ここで少し時間を使ってスケッチをする。今回20万図を持ってくるのを忘れたので現地での山座同定ができなかったのが悔やまれる。
山頂手前にあるY字三叉路

鈴ノ大谷山 飯ヶ岳
展望のよい肩のところからは東に鈴ノ大谷山が見える 展望のよい肩のところから少し下ると南西に飯ヶ岳が顔を出す

958mピークを下ってからは、ササはなくなり明瞭な道が続きます。登山道上に立つ大きな赤松を通過すると仏峠は近い。やがて沢の音が聞こえてくると2分くらいで仏峠に降り立ちました。下山口は県境から30mほど島根県側に入ったところにあります。右の写真では黄色の保安林の標識の向こうです。

ここから県道を本谷登山口付近の駐車場所まで下ります。距離にして1.3kmですから大したことはありません。三ツヶ峰周辺は人気のスポットと聞いていたのだが、この日は誰にも会わず静かな山行きとなりました。暑くなったので皆さん山歩きを控えているのだろうか?帰りには柚木にある「柚子の里」に立ち寄り、飯ヶ岳の写真を撮りました。山口百名山にある「秋・燃ゆる山・飯ヶ岳」と同じ場所です。
仏峠下山口
仏峠の下山口は島根県

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