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山 名 |
大潰山(998m) | 広島県北広島町 |
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登山日 | 2005年6月12日(日) 晴れ |
大佐スキー場より傍示山を望む
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参加者 | 夫婦 | |
コース | 登り:大佐スキー場(10:00)〜登山口(10:35)〜(10:55)中間地点(11:00)〜広葉樹林を抜ける(11:07)〜(11:15)大潰山 所要時間1時間15分 下り:大潰山(12:00)〜傍示山(12:20)〜尾根先端(12:25)〜(12:45)鉄塔(12:50)〜第4駐車場下山口(13:00)〜(13:05)大佐スキー場 所要時間1時間5分 |
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お弁当 | 大潰山山頂で食べました。(他には適した場所はありません。) | |
駐車場 | 大佐スキー場(何台でも停められます。) | |
トイレ | 大佐スキー場内の緑の屋根のセンターハウス「プラッツ」にあります。利用時間は8〜17時です。当日は臨時休業中でした。 男鹿原の「ホリスティックセンター」に公衆トイレがあります。男鹿原スキー場を過ぎたところの国道沿い右手にあります。 |
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まとめ | 昨日は一部の地域で梅雨入りし、広島地方も久し振りの大雨が降ったが、明けて今日は安芸の宮島がくっきり見えるほど澄んだ空が広がっている。昨日までは広島市内の山に登ろうと考えていたが、予定を急遽変更し大潰山に登って大パノラマを満喫することにしました。 |
シーズンオフのスキー場は閑散としていると言いたいところだが、大佐スキー場や文化ランドスキー場に限ってはスキー場の駐車場がサーキット場として使われているから賑やかなものだ。付近に住民がいないからいいようなものだが・・・。サーキットを楽しむ若者にとってはタイヤの軋む音は心地よく響くんだろうが、登山目的で入り込んだハイカーにとっては大いに迷惑な騒音だ!自分がそう思うのだから。
駐車場所のスキー場センターハウスから国道186号線を芸北町役場の方に300m戻り、左カーブの出口で左に伸びる未舗装の作業用道路に入ります。本来ならば400m先の民宿「うめだや」のある大佐口バス停のところから左に伸びる水越亀山林道に入っていくのだが今回はショートカットをしました。 イノシシ除けの電気網の張られているが、農家にとってはイノシシ、シカ、サルなどの動物から農作物を守るための必死の防衛策なんでしょう。田圃はちょうど田植えの終わったところだが、沼地化している休耕田もあります。作り手が居なくなったんでしょうか?前方に送電線を見ながら田圃の中の道を進んでいくと、10分で水越亀山林道に出合いました。 |
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国道から作業用道路に入る |
林道に出合ったところの民家では年配の夫婦が仕事中で、奥さんは犬の世話で忙しそうだ。出合から1分で右手に「大潰山登山口1.1km」の案内標識を見る。 今の時期は、ウツギ、エゴノキ、カンボク、コアジサイ、ササユリの蕾、タンナサワフタギ、準備中のハンカイソウ、ヤブデマリ、ヤマタツナミソウ、ヤマボウシと低木に咲く花が目立ちます。馬の原雨量観測局の建物を右に過ごすと2分でやっと登山口に着きました。 |
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水越亀山林道からの登山口 | 登山口に建つ案内標識 |
案内標識のところからヒノキ林に入っていきます。登山道は沢の左岸に沿って付いており、湿った場所を好むチャルメルソウやミズタビラコが咲いていました。やがて沢から離れミズナラ林の中を登っていくようになると、コアジサイ、タンナサワフタギ、ナルコユリが目立つようになってきました。 広葉樹林を抜けると低木帯に変わり上空が明るくなりました。残念ながらこの時期では既にミツバツツジやレンゲツツジは終わっており、アラゲナツハゼ、ニガナ、ヤマツツジが頑張っているにすぎませんでした。低木帯を10分も歩かないうちに展望の良い大潰山山頂に着きました。山頂周辺にはアラゲナツハゼの花とカシワの木がたくさんあったのが印象的です。 |
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大潰山山頂にて |
ガイドブック広島百山の大潰山の頁には「西中国山地の山々が目に飛び込んでくる。東に高杉山、西に大佐山・深入山・臥龍山・恐羅漢山、北に日本海。素晴らしい展望だ。」とある。早朝の広島市内には澄んだ空が広がっていたので、大いに期待して登ったがどうもいけません。お情け程度に掛頭山〜臥龍山〜大佐山が見える程度で、他の方向はぼんやりとしていて展望どころではありません。島根県の名前を知らない山も見えましたが、とても日本海までは・・・望めません。 |
下山は傍示山に向けて県境尾根の低木帯を南西240度の方向に下っていきます。草尾根とまではいかないが花のシーズンは見事だろうと思う。見晴らしは良く正面には大佐山が見えるが、その右後方に見える筈の弥畝山はかすんでいて同定するまでには至らない。 コルから見通しのない樹林の中を登っていき何の標識もない傍示山のピークを通過し、南東に5分で尾根の先端に出る。ここで直角に右に曲がりササが被り気味の急斜面を滑るように下りていくと送電線鉄塔にぶつかりました。 |
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大佐山を見ながら下っていく | 傍示山より大潰山を振り返る |
鉄塔のところから送電線の真下を南東に下っていくと、僅か2分で大佐スキー場に下りる道が右に分岐する。ここで巡視路に別れを告げ、案内標識に従って南西240度の方向に向けて下っていき湿地帯を通り過ぎると間もなく大佐スキー場の第4駐車場下山口に降り立ちました。 夏場はサーキット場となっている第4駐車場は昼休み中につき静かなものです。ですから堂々と広場を横断して駐車地のセンターハウスまで戻りました。 |
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第4駐車場にある下山口 | 下山口取り付き部の拡大 |
【大佐スキー場側から登るとき】 国道186合線を挟んでレストハウスの反対側に第4駐車場に上がっていく道があります。車止めの鎖をまたいで、だだっ広い第4駐車場に入り駐車場の周囲を反時計廻りに奥の方に進んでいくと、山から用水路が引いてあるところがあり、白い杭が立っています。ここが取り付きになります。なお指導標の類はありません。ウロウロしてサーキット練習中の車に撥ねられないように注意して下さいネ。なお左のコース図は大佐スキー場HPより拝借しました。 |
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