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山 名
恐羅漢山(1346m) 広島県安芸太田町戸河内
登山日 2005年6月5日(日) 小雨+ガス ガスに覆われた恐羅漢(内黒峠より)
内黒峠より望む恐羅漢
参加者 単独
コース 牛小屋高原(9時30分)〜夏焼峠(9:50)〜砥石郷分れ(9:53)〜中の甲林道出合(10:20)〜中の甲林道終点(11:10)〜(11:20)台所原三叉路(11:30)〜主稜線出合(12:18)〜(12:20)恐羅漢山(12:25)〜立山コース分岐(12:30)〜管理道取付き(12:50)〜夏焼峠(13:00)〜(13:20)牛小屋高原 所要時間3時間50分
お弁当 下山してから牛小屋公園で食べました。
駐車場 牛小屋公園駐車場(何台でも停められます。但しスキーシーズンは混み合います。)
トイレ 牛小屋公園(水洗です。閉まっているときはキャンプ受付案内所で鍵を借ります。)
まとめ この時期の山は緑一色で、いろんな色の緑を楽しむことができる。県下有数のブナ林のある台所原に行けば、きっと満足する結果が得られる筈!今日もきっといい天気に間違いなし、と思って西中国山地の懐深く入り込みましたがとんでもありませんでした。

 中国自動車道を戸河内ICで下りて、交差点のところにあるセブンイレブンで弁当を調達する。精算を済ませるとアルバイトの人がくじを引いて下さいと言う。どうやら700円以上の買物をするとくじが引けるらしい。何の気なしに引くとお茶が当たった。邪心がないと案外当たるものだ。こりゃ幸先がいいぞと思いながら車を走らせる。牛小屋公園に着くと何故か小雨が降っていて、リスト降り場より上はガスって見えない。こりゃ幸先が悪いじゃんか!登山支度を整えて空を見上げていると、広島市内から来たという単独行の男性から「晴れますかねぇ?今日の降水確率は10%でしたから勇んで出かけたんですが…」と声がかかる。自分もそうなんじゃと心の中で思いながら「きっと晴れますよ!」と返し、出発することにした。


登山口 キャンプ場受付案内所の左手から砂利道に入り、左手にカヤバタゲレンデを見送り登っていくと程なく夏焼峠に着きました。ここを直進し3分で木橋を渡るとスグに砥石郷分れ。ここも直進し、杉林の中を下っていきます。

右下に沢の音が聞こえてくる頃から正面に天杉山〜野田原頭の稜線が木の間越しに見えてきますが、位置関係がはっきりしません。やがてジグザグ道となり効率よく下っていくと中の甲林道に出てきました。出口には杉が2本並んで立っているのが目印でしょうか。なお指導標はありませんでした。取れてしまったんだろう。
中の甲林道に出る
キャンプ場受付所左手の登山口 中の甲林道に出る

中の甲林道に出て2分で田代川に架かる中の甲橋を渡り、中の甲橋から6分で右手にテープがある場所を通過しました。天杉山への直登コースでしょうか?そのうち林道は田代川の左岸に沿って南西方向に緩やかに上っていきます。ゴギを釣りに来たという2名の釣り人と会うが釣りのことはあまり判らないので5分くらい話をしただけで失礼することにした。

林道わきには、ガマズミカマツカタンナサワフタギヤブデマリヤマボウシなどの花で白一色に染まっている。ヤグルマソウも開花準備中だ。足下を見るとクルマムグラコケイランツボスミレが咲き乱れている。花を見ながら林道を歩くこと50分で中の甲国有林の案内板の立つ中の甲林道終点に着きました。
やっと林道終点に着いた
やっと林道終点に着いた

キャンプ場広場 国有林案内板の手前を左に曲がればスグに広場があります。夏場にはキャンプで賑わいますが、この時期はひっそりしています。広場の最奥からは管理用道路が付いていますが写真でははっきり見えません。

林道終点からは台所原へと登山道が延びています。恐羅漢、亀井谷、天杉山向かうにはこの登山道を使用します。聖湖畔から中の甲林道を走りここまで車で登ってくれば楽チン登山ができます。ただし中の甲林道は荒れているので車高の高い四輪駆動車でないと難しいでしょう。
案内板と台所原に続く登山道
林道終点にあるキャンプ場広場 中の甲国有林案内板と登山道

林道終点から、樹齢百年を越すブナの林立する台所原の広葉樹林へと入っていきます。今まで変哲のない林道を歩いていたので突如として現れたブナ林に心躍ります。ワクワク。ブナの倒木を何本か乗り越していくと三叉路に出ました。ここが台所原の交通の要衝で、詳細は下記のとおりです。なおミズナラの木のスグ先で南西に向かうササ漕ぎ道は33曲りを経て亀井谷に向かう道です。

 020度…中の甲林道終点。左右にあるホウノキの間を通り抜けます。写真では右側へ。
 110度…恐羅漢山頂手前に出る登っていく道です。写真では手前の方向になります。
 310度…天杉山・亀井谷方面への道。ミズナラの大木の右側を抜ける。写真では奥側。
台所原の交通の要衝
台所原の交通の要衝

マイナスイオン漂うブナ林 今回は天杉山方面に足を延ばす予定だったが生憎の雨で足下が悪くなってきているので、本日の予定にはなかった恐羅漢山に登ることにし、台所原の三叉路で進路を東にとり素晴らしいブナの原生林の中をマイナスイオンを吸いながらゆっくりと登っていきます。途中で50名くらいの食事中のグループとすれ違う。小雨のそぼ降る中で立っての食事も大変だ。奥匹見まで行くとのこと、ここからだと5時間は見ておかなければならないだろう。ロングコースご苦労様です。

登山道にはトチノキの赤っぽい花がいっぱい落ちている。見上げても花が見当たらないので、もう終わってしまったのだろう。標高が上がってくると行けども行けども道ばたにはユキザサが咲いている。やがて前方が明るくなってきたと思ったら主稜線に出ました。
台所原のブナの原生林

主稜線を右にとると2分で恐羅漢山に着きました。晴れていれば北に臥龍山や深入山、南に十方が望めるところだが、今日の山頂からはものの見事に360度のガスパノラマが広がっている。ここまで登ってきた甲斐があったというものだ。トホホ!山頂では5人のグループが食事中だが、この雨では自分としては食事をとる気にもならないので諦めて下山することにしました。

立山コースは足下が悪くなっていると思ったので、主稜線を夏焼峠まで降りて牛小屋高原に戻ることにしました。それにしても不思議と多くの登山者に出会いました。小雨の降りしきるなか皆さん気合が入っていますネ。きっと諦めきれなかったんでしょう。実は自分が一番そうなんですが・・・。
ガスで真っ白けの恐羅漢山頂
ガスに覆われた恐羅漢山頂

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