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山 名
螺山(475m)
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広島市安佐北区
登山日 2005年3月13日(日) 晴れ 可部一丁目の太田川左岸から望む
太田川橋の上流付近から望む
参加者 夫婦
コース 登り:虹山県住バス停(9時10分)〜虹山団地登山口(9:35)〜霊泉分岐(9:45)〜尾根に出る(10:10)〜(10:30)螺山山頂 所要時間1時間20分
下り:螺山山頂(10:35)〜竜の水場(11:05)〜団地登山口(11:15)〜瑞眺苑バス停(11:20)〜(11:25)虹山県住バス停 所要時間50分
ガイド 広島市の山を歩く(上巻)
お弁当 今回は午前中登山です。(螺山山頂には一組のテーブルとベンチが設置されています。)
駐車場 虹山団地内の未分譲地付近に停めました。(団地内に駐車する場合はくれぐれも迷惑とならない場所に!)
トイレ 虹山中公園(水洗です。) 瑞兆苑バス停(簡易トイレです。手洗い水ありません。)
まとめ 金曜日の朝のニュースで高橋アナウンサーが「このところ週末になると日本列島に寒波が入ってくる。」と言っていた。今週は真冬並みの寒さになるということなので山行きを殆ど諦めていたのだが、今朝起きてみると気温こそ低いものの青空が覘いているではないか!あまり無茶をしたくないので近場の山に登ってみることにしました。

 昨晩降った雪で付近は薄っすらと雪化粧をしている。でも螺山は自宅から10kmばかりのところにある里山だから雪は大丈夫だろうと思って北に向かう。ところが太田川橋から見る螺山は雪化粧をしている。奥の方の堂床山や備前坊の山頂部は雲に覆われているので、きっと雪が降っているんだろう。少し心配になってしまう。


虹山団地西端の登山口 さて虹山県住バス停付近の迷惑にならない場所に駐車してスタートする。車道に積もった雪は殆ど消えているが、日の当たらない場所では車の上などに5cmくらいの雪が積もっている。バス路線に沿って団地の中の道を下っていき、メイン道路のひとつ手前の道を左折します。

中の道は静かで町全体が眠っているような感じだ。福王寺山を右に見ながら、スタート地点から1.5kmくらい歩くと虹山団地の西のはずれに行き当たります。ここから法面の上に付けられた林道を上がっていきます。住居表示は亀山南5−53です。指導標は見当たりませんでした。
虹山団地西端の登山口

林道を上っていくと左前方に雪化粧をした螺山が見えてきます。登山口から5分でセルラーの無線中継塔への横木の階段道を右に分け、すぐに中電の巡視路を左に分けます。車でこのあたりまで入ることができ、駐車スペースも路肩に4台分くらいありますが、林道は途中から未舗装のダート道となるのでご用心を。

ここから道は急に細くなりますが明瞭な道がずっと上の方まで続いている。雪はまだ大したことはない。樹木が雪を遮ってくれていて、登山道上にはそれほど積もっていないようだ。登山口から8分で堰堤の右側を通過し、その後大きく左に振れて杉・桧林の中に入って行きます。
南には螺山がきれいに見える
南には晴天に映える螺山が見える

霊泉分岐プレート 登山口から10分で霊泉への分岐があるので直角に右に登る道をとります。なお直進は霊泉方面で中国電力の#57鉄塔への案内標識もあります。

このあたりから雪が多くなり登山道の土肌が全く見えなくなってきました。新雪を踏みしめながらゆっくりと確実に登っていき、登山口から20分で熊の版画が架かっているところを左に大きくUターンします。直進の道はどこに続いているのか判りません。
大きく左へUターンする
霊泉分岐に架かるプレート 大きく左へUターンする

中間点にある手作り案内書 登山口から25分で「あと半分」の案内がありました。この類の案内は随所に設けられていました。ほのぼのとした暖かさを感じますよネ。

桧の植林帯を左手に谷を見ながらトラバース気味に登っていきます。そこには「ここから道が狭くなるので注意して下さい。亀山南小五年生」なる注意書きのプレートがありました。これまたありがたいことですネ。やがて前方が明るくなり、登山口から35分で尾根に出ました。
尾根に出る
中間点にある手作り案内書 尾根に出る(右は勝木台方面)

尾根に出ると案内標識に従って左折して山頂を目指します。普段なら気にならない登りもこの日は雪のため足下が不安定なので滑る!滑る!立木につかまりながら急斜面をヨイショと登っていきます。次は岩場らしきところです。全くルートがわからないので見当をつけて岩の間を登っていきます。小動物の足跡が点々と続いていました。動物も雪が積もって戯れているのだろうか?

やがて登山道が緩やかになってくると左手の視界が開けてきて可部の町並みや、その背後に聳える備前坊〜白木山が見える展望のよいところがありました。ずっと展望のない樹林の中を歩いてきたので・・・展望を得られて何故かホッとした思いです。展望所から山頂まではもう目と鼻の先です。
可部の町並み
可部の町(山頂手前の展望所より)

螺山山頂 前方にテレビ局の共同視聴用無線中継所の建物が見えてくると三等三角点のある螺山山頂だ。ありがたいことに山頂にはテーブルとベンチが一組設置されています。ゆっくり腰をおろしたいところだが、雪に覆われたテーブルではその用を足さないのが残念だ。

南東には湯坂峠から立ち上がる稜線上に長者山などが見え、その後方に東広島市八本松の曽場ヶ城山〜水ヶ丸山に至る山並みを垣間見ることができる。南には阿武山の大きな山塊の右手に権現山と武田山らしき山が、そして遠くには瀬戸の海に浮かぶ江田島が見える。西側は樹木の間に山並みが見えるが同定するまでには至らない。
電波塔の建つ螺山山頂にて

螺山山頂から南東方面の眺め。東広島市の山が見える。 螺山山頂から南の眺め。瀬戸の海に浮かぶ江田島が見える。

下山は山頂から南に伸びる明瞭な道を正面に江田島を見ながら緩やかに下っていきます。こちらは登りに使った北斜面ほどではないにしろ新雪が積もっており、足をとられて何回もころんでしまった。下りだから慎重を期したつもりだったんだが・・・。

展望のない雑木林を抜け尾根道から外れ、東に回り込んで螺山の南斜面をトラバース気味に下っていくと、今まで樹間越しに見えていた阿武山がくっきりとその姿を現してきました。やはりでっか〜いぃ。その麓には山裾を縫うように流れている太田川。さらに下っていくと東に白木山系が見えてきました。白木の稜線は美しくいつ見てもうっとりとしてしまいます。
阿武山
でっかい山塊の阿武山

可部の町の真ん中に高松山がチョコンと座っており真後ろには押手山が見え、その右側には白木山が大きく聳えています。

亀山南2丁目の下山口 その昔、竜が住んでおり水を飲んでいたという言い伝えのある水場を過ぎると、道幅が広くなってきました。そして民家の左手を通って住宅地の最奥部に出ました。住居表示は「亀山南2−37」です。下山口から56度の方向に三角錐の形の山が見えるがおそらく千代田の山だろう。

ここから正面に高松山を見ながら住宅地の間の道を下っていき、瑞眺苑バス停まで出て、今度は虹山団地に向けて舗装路を上っていくとスタート地点の虹山県住バス停のところに戻ってきました。思ってもいなかった新雪に手こずりましたが、その反面思い出深い楽しい半日となったような気がします。
亀山南2丁目の下山口

【2008年5月15日(木)広報ひろしま】  地域の力で登山道を再生(亀山南コミュニティ協議会)
 安佐北区亀山南の虹山団地を見下ろす、標高475メートルの螺山。地元の住民で構成する亀山南コミュニティ協議会は、「ひろしまの森づくり県民税」を財源とした市の助成を利用して、この山の登山道を整備しています。以前の登山道は、台風による倒木などで荒れ果てていました。「5年前、愛着のある螺山を何とか整備したい、と地域住民有志で活動を始めたんです」と同協議会のKさん。これまでに、急な坂には階段を、分かれ道にはメンバー自作の案内版も設置しました。頂上には遠く瀬戸内海が見渡せる広場もつくりました。
 整備が進むにつれて、山の心地よさを求めて登山道に向かう人が増加。地元の亀山南小学校は、総合的な学習の場としても利用しました。「地域住民の力を集めれば、これだけのことができるんです」と同協議会のNさんは胸を張ります。「今後は、間伐材を使った階段や、木や花に名札を設置し、さらに楽しく歩ける道を作っていきたいです」とNさん。螺山を人々の集う場所とするための夢が膨らみます。(人名は頭文字表記としました)
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