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山 名
砥石郷山(1177m) 恐羅漢山(1346m) 広島県安芸太田町
登山日 2004年10月31日(日) 曇り 砥石郷山(餅ノ木峠より)
餅ノ木峠より見上げる砥石郷山
参加者 夫婦 Hさん
コース 牛小屋高原登山口(9時55分)〜夏焼峠(10:20)〜(10:35)1166m峰(10:45)〜(11:00)砥石郷山(11:05)〜1166m峰(11:25)〜夏焼峠(11:40)〜(11:45)1132m峰(11:50)〜(12:30)恐羅漢山(13:10)〜(13:55)牛小屋高原登山口 所要時間全工程4時間
お弁当 恐羅漢山山頂で食べました。1166m峰もお昼の場所に適しています。
駐車場 恐羅漢スキー場の駐車場(スキーシーズンの週末以外は100%に近い確率で停められます。)
トイレ 駐車場の隣にあります。(水洗です。任意なのですが設備使用協力金をお願いします。)
トイレに鍵が掛っているときは、キャンプ場受付案内所に申し出れば、開けてもらえます。
まとめ 真意の程はわかりませんが、砥石郷山は隠れた紅葉の名所だと言われています。西中国山地の紅葉の見頃は少し過ぎたとは思いますが、天候に恵まれずのびのびになっていた恐羅漢行きを決行しました。

 中国自動車道を戸河内ICで降りて国道191号線を北上し戸河内の町に入る。台風の影響なのであろうか恐羅漢公園線は通行止めとなっているので、ぐるっと大回りをして、新しく出来た大規模林道を走り餅の木経由で、登山口のある牛小屋高原まで上っていきます。紅葉のシーズンなので二軒小屋には観光バスが停まっていた。十方山登山だろうか、それとも細見谷の散策だろうか?


夏焼尾根コース登山口 キャンプ場受付案内所の左手から案内標識に従って夏焼峠を目指して登っていく。すぐに左手にカヤバタゲレンデを見送ると紅葉した広葉樹林が広がってくる。ウリカエデ、ウリハダカエデ、ナナカマド、ハウチワカエデ、モミジなとが色とりどりに紅葉して「燃ゆる山」の表現がピッタリのようだ。

道ばたには針のような細い葉が落ちている。そして見上げるとミズナラの木にヤドリギが寄生している。裸になった広葉樹にはヤドリギの緑の大きな巣がよく目立っています。
色づく秋
夏焼尾根コース登山口 色づく落葉広葉樹

夏焼峠 紅葉を見ながらゆっくりと登り、登山口から25分で夏焼峠に着く。ここは案内標識の「中の甲、砥石郷山」方面に進みます。峠から約4分で小川に架かる木橋を渡り左に大きくカーブしたところが、中の甲林道と砥石郷山の分岐点です。カラマツの幹に「砥石郷山」の古い手製のプレートが架けられているのですぐわかります。

直進すると中の甲に降りていくので、ここは右に登っていく道をとり、ササを切り開いた、標高差にして100m余りの道を一気に駆け上がると展望のよい1166mピークに着きます。
砥石郷山は右にとる
夏焼峠と案内標識 中の甲林道と砥石郷山の分岐点

砥石郷山(1166mピークより) 1166mピークからの眺めは素晴らしい。北西方面は雑木で遮られているが、ほぼ360度のパノラマが得られます。北〜北東にかけては、これから登る砥石郷山が大きく、その左後方には臥龍山が、さらには県境の鷹巣山〜大佐山の稜線がきれいに流れる。

東から南にかけては、内黒山と内黒峠〜十方山に至る大縦走路が眼前に迫ってくる。丸子の頭は奥三ッ倉に隠れて少し判りにくいのが残念だ。そして恐羅漢を挟んで反対側の西方面には島根県の山が連なっています。半四郎山は見えないが、広見山〜中川山〜天杉山〜野田原の頭にかけての稜線が間近に見える。
1166m峰から見る砥石郷山


砥石郷山山頂の花のお嬢さん 1166mピークから少し下り、下った分だけ登り返すと台形の形をした山頂部だ。台形の南の端から北の端までの殆ど水平な道を、緩やかなアップダウンを4回繰り返し、魔の池と呼ばれる枯れた池の右手を回り込み、50m進むと三角点の鎮座する砥石郷山に着きます。山頂は雑木が茂っていて展望がありませんが北に30mのところに、深入山〜十方山が望める展望地があります。

花の少なくなった時期だけに道ばたに咲く、アキチョウジ、アキノキリンソウ、コナスビ、ツボスミレ、ツリガネニンジン、ツルリンドウの花と実、ニシキゴロモ、ヒヨドリバナ、リンドウの花が貴重に思えてきます。狂い咲きの花もあるようだが・・・。
深入山(砥石郷山展望地より)
展望のない砥石郷山山頂 砥石郷山から望む深入山

1132mピークの先のプロムナード 山頂からは来た道を夏焼峠まで取って返し、峠の三叉路を恐羅漢に向けて登っていく。程なく1132mピークに着き小休止の後、紅葉した快適な登山道をルンルン気分で登っていく。1132mピークから10分で右手から登山道が合流してくる。恐らく中の甲林道からの尾根道だと思う。

振り返れば先ほど登った砥石郷山が、右手には樹林を通して春日山が見え隠れして単調な登りにアクセントを付けてくれる。山頂も近くなってくるとブナが目立ってくるが、この時期のブナはすっかり落葉して丸裸になってしまっている。半年後の芽吹きを待つとしよう。
葉を落としたブナ
紅葉したプロムナード すっかり葉を落としたブナ

立山ゲレンデコースとの合流地点 道が少し平坦になり左手から立山ゲレンデコースが合流してくる。ここから山頂まで岩の多い道を緩やかに登っていき、山頂手前で台所原へ降りる道を右に分けるとすぐに山頂に着く。

丁度アルコールのたっぷりと入った団体さんが降りていったところだから山頂は結構空いている。深入山の見える場所にシートを広げてお待ちかねのお昼にしました。今日の広島県の最高気温は22度との予報でしたが、山頂は風こそないものの気温が低く、防寒着をつけてのビールとなってしまいました。
恐羅漢山山頂にて
立山ゲレンデコースとの合流点 恐羅漢山山頂にて

県下最高峰の大岩の上でご満悦 お嬢さんがたは大岩の上に登って「広島県で一番高いところじゃあ〜」と言って盛んに喜んでいる。精神年齢はずいぶん低いようだ。

恐羅漢山頂からは、聖湖周辺の山々と、内黒山〜十方山までが望める。ただし十方山は雑木が邪魔をしてきれいに見えないのが残念だ。ずいぶん暗くなってきて、それに伴い視界も悪くなってきたようだ。今日の旧羅漢行きは諦めて、天気がくだる前に早めに下山することにしました。
恐羅漢山から芸北の山を望む
県下最高峰のさらに上でご満悦 恐羅漢山から芸北の山を望む

ガスに隠れる砥石郷山 来た道を引き返し、牛小屋高原への分岐を右にとり立山ゲレンデへと降りていく。昔からある石組みの道はところどころ崩れているものの、しっかりとした道になっていて有難い。ゲレンデに降り立つ頃からガスが出てきて、ものすごい勢いで山を下ってくる。恐羅漢の山頂部はガスにすつかり覆われ、左手に見える砥石郷山も見難くなってきた。

ゲレンデの北の端っこに付いている横木の階段を下りていき、リフト降り場のところからゲレンデ内を歩き、立山ゲレンデとかやばたゲレンデの間にある丘の中の道を抜けると、レストハウスの裏から駐車場に戻ってくる。
立山ゲレンデと駐車場
ガスに隠れる砥石郷山 立山ゲレンデと駐車場

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