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山 名 |
大狩山(591m) | 広島県安芸高田市 |
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登山日 | 2004年10月30日(土) 曇り後時々晴れ |
仲仙道から見る大狩山
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参加者 | 夫婦 | |
コース | 登り:砂防公園(10時10分)〜登山口(10:20)〜尾根に出る(10:40)〜(10:55)大狩山 所要時間45分 下り:大狩山(11:10)〜財産区林展望地(11:40)〜下山口(11:55)〜(12:05)砂防公園 所要時間55分 |
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お弁当 | 下山してから可部のラーメン店でお昼にしました。 | |
駐車場 | 砂防公園休憩所駐車場(30台くらい停められます。満杯の場合は付近の路肩にスペースあり。) | |
トイレ | 砂防公園休憩所(水洗です。とてもきれいです。) | |
まとめ | 今日の広島県の降水確率午前午後とも70%なので当然のことながら雨を予想していました。ところが朝起きてみると可部の方は青空が覗いているではないか。山に行くなら前線が南にあるので北の方がいいだろう。山毛欅の森塾の西村さんのHPに「大狩山の登山ルートが地元の人達によって新しく開かれた」との紹介があったので、雨を覚悟で登ってみることにしました。 |
中国自動車道高田ICの西側から高北広域農道に入り4km先の十字交差点を「仲仙道・茂谷」の案内標識に従って左折する。約300mで再び「仲仙道・茂谷」と「大狩山砂防公園」の案内標識に従って左折する。秋田農場を左手に見て約2km走ると前方左手に砂防公園と堰堤が見えてくる。公園内には休憩所とトイレが設置されており、そして水辺にはウォータースライダーがあり夏場の賑わいを予想させます。
休憩所に隣接している駐車場に車を停め、南にある堰堤の左側から堰堤を乗り越します。砂利の敷き詰められた遊歩道を歩いて川の左岸に渡ると、堰堤の右側から登ってくる道と合流する。 今年は10月に入っても次々と台風が上陸して紅葉はイマイチと言われていますが、それでも山の木々の葉は次第に色づいてきて黄色や紅色に染まり、深まりゆく秋を感じます。もうじき11月ともなると秋の花も次第に姿を消してしまうので、この時期は紅葉が目当ての山行となってしまいます。 |
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堰堤の後方に大狩山 | 黄色と紅色に色づく秋 |
砂利道を歩いていくと左手に下山口がある。さらにその先50mで砂利道が切れ、コンクリート橋を渡ったところが登山口です。登山道は周回ルートになっていて、どちらから登ってもよさそうなもので好みの問題なのだが、登山ルートを開いた地元のボランティアの人たちは時計回りがお好きなようだ。 登山口には水場があるが残念ながら断水している。水場は尾根に出るまでに登山口を含めて合計3ヵ所設置されていて、残りの2ヵ所の水場は勢いよく水が出ていました。おいしいよ〜軟水だそうです。(^o^) |
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登山口と下山口 | 登山口と名水の出る水場 |
登山口から10分で「大鍛冶屋跡」の案内標識があるので立ち寄ってみる。ヒノキ林の中に古代たたら製鉄遺跡「鍛冶屋跡」などを示す案内がありました。登山道に戻るとすぐに二番目の水場があるので水分を補給します。 登山道はヒノキの植林帯(スギも少しだけありました)の中に付けられている。先の台風23号での影響は殆どないようだが小枝が吹き飛ばされたのであろう無数に登山道に落ちている。ヒノキの小枝がクッションになり歩きやすい。当然のことながら展望はない。やがて三番目の水場を見送ると尾根に出る。 尾根を右にとると20mで左手東方向から登山道が合流してくる。反対側の美土里町から登ってくる道だろう。明るい尾根道を緩やかに登っていくと大狩山山頂に着きました。 |
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尾根に出たところにある案内標識 |
山頂は南方面の樹木が伐採されていて見通しが良い。休憩所に設置してある案内板には「山頂からは、南に鷹ノ巣山、西に白木山、その間には野呂山や小田山が望める。北に廻れば犬伏山が眼前にあり、三瓶山や中国山地の山々が展望できる。」とありましたが、今日のような天候では全く期待が裏切られてしまいます。 登る前は「雨さえもってくれれば・・・」と思っていたので、天候が回復傾向にある分だけ良しとしなければならない。 |
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大狩山山頂にて | 美土里町横田地区とかすむ山々 |
山頂から西に延びる道を下っていく。小さなピークを越えると、旧尼子藩が石見から吉田に向かうのに使用したという尼子道が1kmに亘って続いている。続いて平安時代の歌人の和泉式部が石見に詣でる際に立ち寄って「はるばると聞に北野の子規(ほととぎす)ただ一声を国の土産に」と詠んだ地がありました。 さらに5分で展望のよい「財産区林展望地」がある。眼前に犬伏山が見えるが、三瓶はとてもじゃないけど影も形も見えない。三次市方面も見えますが、どこがどこなのかさっぱり判りません。展望地からは所々にロープの張られた急斜面を下っていくと「炭焼釜跡」のある下山口に出ました。 |
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展望地から望む犬伏山 | 堰堤より休憩所を見下ろす |
【大狩山登山道について】
周回ルートは時計回りに歩くようになっています。なぜなら100mおきに、登りの道では「山頂まであと○○m」、下りの道では「登山口まであと○○m」の案内があります。逆に廻るとこの案内は、これまで自分がどれだけ歩いてきたかという意味になるからです。分岐や分岐らしきところには必ず案内標識があるので初心者でも安心して登ることができます。標高差も200m強ですから初心者にとっても楽でしょう。木の幹には名前を記したカードが取り付けられているので、とても勉強になります。以前は一山一花を目標に花の名前を覚えたものですが、木や実も覚えると花の少ない時期の山行の楽しみが増えることだろう。今回の山行に関しましては、登山道を開設して下さった地元のボランティアの方々に感謝します。ありがとうございました。
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