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山 名 |
小田山(719m) | 広島県黒瀬町 |
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登山日 | 2004年9月20日(敬老の日) 曇り |
登り2番目の鉄塔より
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参加者 | 夫婦 | |
コース | 登り:イラスケ登山口(9時15分)〜最初の鉄塔(9:40)〜(9:50)2番目の鉄塔(10:00)〜尾根にでる(10:10)〜(10:45)小田山 所要時間1時間30分 下り:小田山(11:10)〜(11:35)尾根の最初の鉄塔(12:10)〜尾根の2番目の鉄塔(12:35)〜笹ヶ峠(12:40)〜小川を渡る(12:55)〜舗装路に出る(13:10)〜(13:25)イラスケ登山口 |
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お弁当 | 下山途中に、尾根の最初の鉄塔のところで食べました。山頂から東へ5分の展望岩がイチ押しですが、狭いので定員は2組4名くらいではないでしょうか。 | |
駐車場 | イラスケ登山口の路肩に5台くらい。その先も広くなっているので縦列駐車可能。 | |
トイレ | ありません。 | |
まとめ | 先々週の9月7日に広島県下に多大な被害をもたらした台風18号。その爪痕は里山にも残されています。登山道は倒木だらけで、跨いだり潜ったりして進めるのは良しとしても、迂回を余儀なくされるのはかなわんです。 |
安芸区矢野から県道34号線に乗り熊野町を抜けて黒瀬町に入って下っていくと、正面に大きなクレーンの建っている叶V開(Singai)の工場が見えてくる。工場のスグ先の道を左に入り100m走ったところがイラスケ登山口です。早い時間なのに、すでに先客が一組あるようだ。早速登山靴に履き替えて出発する。
登山口から東に伸びる未舗装林道に入る。林道わきに咲くイタドリ、キツネノマゴ、ピンクと白花のゲンノショウコ、ミゾソバ、ヤブマメ、ヤマハギなどの花を観察しながらのんびりと林道を歩いていく。林道終点では地元の老夫婦が畑で収穫作業中だ。何が獲れるのだろう? 林道を10分弱歩き、登山道に入っていく。入り口には中国電力の火の用心のビニール標識が架けられていて、余白に「小田山へ⇒」とマジックで付け足してある。 |
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起点のイラスケ登山口 | 林道終点(左右は畑です) |
登山道は倒木だらけでとても歩きにくい。先々週の台風18号でなぎ倒されたものだ。倒木を跨いだり、下を潜ったりで遅々として前に進まない。おまけに折れた小枝が登山道に堆積していて、靴にまとわりつくものだから振り払うのにも骨が折れる。登山道に入ると5分で左に中電管理道の分岐があるが、ここは直進する。すぐに今度は右に中電管理道の分岐があるが、ここも直進する。やがて登山道はまさ土の滑りやすい道となり、1つ目の鉄塔が見えてくる。
1つ目(南西条連絡線bP1)の鉄塔〜2つ目(同bP2)の鉄塔の間は低木帯で、右手に小田山が大きく迫ってくる。振り返ると灰ヶ峰が聳え、野呂山も何とか見える。コウヤボウキの花が咲いているが見頃はもう少し先のようだ。2つ目の鉄塔を過ぎると再び樹林の中を歩くようになり、倒木に悪戦苦闘する登りが続きます。
尾根に出ると、左手から笹ヶ峠からの道が合流してくる。山頂は右へ。一帯はヒノキの植林帯となっていて昼間でも薄暗い感じがする。ヒノキの大木でも瞬間風速60mを記録した台風には勝てないのであろうか、倒れないまでも、根っこの部分が浮き上がって隣のヒノキに寄りかかっている木がかなり見受けられる。 登山道にはヒノキの葉っぱが無数に落ちていて、適当なクッションや滑り止めの役目を果たしてくれているので、台風サマサマの場合もあるものだ。急登を30分余り喘ぐと前方が明るくなってきて、一等三角点のある小田山山頂に着く。 |
小田山山頂は展望がまったくありません。でも山頂から尾根を東にたどると5分で展望岩があります。岩の上に登るのは少し難儀をするかもしれませんが、岩の上や岩の反対側に降り立つと、眼下に黒瀬平野が広がります。視界がよければ野呂山や灰ヶ峰もきれいに見えるのではないでしょうか。当日はダメでしたが・・・。 当初は展望岩でお昼と考えていたのですが、お昼には時間が早いし、それに先客がありスペースの問題が生じるため、下りてから絵下山で食べようかということにして引き返しました。 |
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展望のない小田山山頂 | 展望岩から見下ろす黒瀬の町 |
下山は笹ヶ峠を目指します。あれほどしんどい思いをして登ってきた道を快適に下っていき、山頂から25分で左にイラスケ登山口への分岐を見送り、尾根道をさらに下っていくと、イラスケ分岐から2分で尾根上の最初の鉄塔(南西条連絡線bP3)に着きました。南側の灰ヶ峰方面の展望が開けているので、ここでお昼を取ることにしました。 さて最初の鉄塔から小さなピークを2つ越え、2つ目のピークからの下りで北側が開けているところがあります。展望があまりないだけに、少しでも山が見えるとうれしくなります。鉾取山系や水ヶ丸山系が間近に見えました。さらに下っていくと尾根上の2つ目の鉄塔があり、ここから二段構えの下りを下りきったところが笹ヶ峠です。 |
笹ヶ峠を左にとり、倒木の多い道を何回も迂回しながら下っていき、朽ちた木橋が架けられている小川(怖いので木橋を利用するのはヤメました)を渡り、鉄塔の右手を下っていくと舗装路に出ました。最後に舗装路をテクテク下っていくと出発地点に戻ります。 麓まで下りてくると、イヌトウバナ、キンミズヒキ、コメナモミ、ツユクサ、ツルリンドウ、ヒメジソなどの小さな花たちが迎えてくれました。 |
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笹ヶ峠(写真では広く見えます) | 下山口(立派な道が出来ています) |
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