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山 名 |
阿武山(586m) | 広島市安佐南区 |
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登山日 | 2004年9月5日(日) 曇り |
二ヶ城山より望む阿武山
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参加者 | 単独 | |
コース | 登り:渡場登山口(13時20分)〜沢を渡る(13:40)〜展望地(14:00)〜(14:25)534mピーク(14:30)〜次のピーク(15:00)〜(15:15)阿武山 所要時間1時間55分 下り:阿武山(15:25)〜梅林小別れ(15:35)〜(16:20)八木3丁目取り付き 所要時間55分 |
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お弁当 | 昼を食べて出かけました。 | |
駐車場 | 往きは登山口まで送ってもらい、帰りはバスを利用しました。 | |
トイレ | ありません。 | |
まとめ | 土曜日を予定していたのだが、秋雨前線の活動が活発になり広島市内は朝から小雨がパラつくので取りやめました。本日、日曜日も降水確率が高く殆ど諦め気味でしたが、昼過ぎても降る気配がないので急遽出かけることにしました。前線がいつ南下してくるか心配でしたが何とかもってくれました。でも蒸し暑かった半日でした。 |
太田川橋の西詰から、県道177号線に入り筒瀬方面に向けて走る。すぐに左手に中国電力太田川発電所があり、約1kmで温泉「一休」の入り口を右に見送る。太田川橋から2.7kmで左手に「阿武山−太田川ハイキングコース」、「阿武山山頂まで2.8km」の案内標識が目に留まります。自分はよくこの道を走っているので、登山口の大体の見当はついているのですが、如何せん明確な目標となるものがないので初めての人は戸惑うかもしれません。手っ取り早いのは中国電力のコンクリート電柱番号を追うことです。ちなみに最寄りの電柱番号は「渡場支34」で、道路交通標識のところが登山口です。
登山口に立つと、豆果をつけたヌスビトハギとミズヒキが歓迎してくれる。登り始めると、すぐに桧の植林帯となりやがて杉も混じってくる。 植林帯の中の登山道ははっきりしている。なぜならずっと石組みの道が続いているからです。石段には相当な年季が入っているので、おそらくは阿武山−太田川ハイキングコースが開設された当初に組まれた石段なのであろう。苔むしていて、当日のような天候では滑りやすいこと甚だしいのだが、以前からの道が今でも元気で活躍していることは反面うれしい限りですネ。 |
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渡場登山口の景色です | 石組みの登山道 |
植林帯の谷道を奥まで詰めていくと、やがて石のゴロゴロした枯れ沢のようなところを歩くようになる。でも石組みの道は明確で迷うことはない。前方に黄色のロープが見えてきて、もしや通行不能?と思ったりもしたが、実はロープのあるところで沢を渡りなさいという意味だったので安心した。ここで流れのない沢を左岸に渡り、さらに3分で右岸に渡り返す。 ここで大きくUターンして山の北斜面を回り込むようにして尾根に出る。付近のヒノキの木には「伏ヶ谷作業地」のプレートが架けられていて、おそらく植林作業地を意味するものであろう。足下は赤土に変わってきたので、滑らないように用心して登っていきました。登山道には松の木が混じるようになってきました。明るい尾根に出たということなんでしょう。 |
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ロープのある所で沢を渡る |
登山口から40分でやっと最初の案内標識がありました。標識には「阿武山まで1.5km」とある。本当だろうか?もう道半ばまで来たのだろうか? 展望も開けてきて、北に可部冠山〜備前坊山〜高松山〜白木山塊の左の部分だけが見える。この後は阿武山山頂までずっと展望のない尾根歩きとなるので、ここが登りでは唯一の展望のある場所と言える。 |
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展望地から備前坊山を望む | 展望地から高松山を望む |
登りはさらに続きます。展望地から5分で右に巻き道らしき道がありましたが、ここは直進します。展望地から15分くらい登ったところから5分くらいの間だけだが、アヘアヘ喘ぎの急斜面があります。少し楽になったかなと思ったら、四等三角点のある534mピークに着きました。展望は全くありません。
ここからは尾根を緩やかに下っていきます。534mピークから約10分で、別所団地からの登山道が左手から合流してきます。案内標識には「バス停別所団地・中八木」とありました。さらに緩やかに下っていき、最低鞍部から次のピークに向けて登り返します。「足元注意 広島県」のプレートがありましたが、なるほど急で滑りやすい道のようだ。少し顎が出ましたが何とか次のピークに立つ。もう一度下り、ツルリンドウの咲く急斜面を登り返すと、やっと阿武山に着きました。
ヤマハギの咲き乱れる山頂からは北〜東方面が開け、白木山〜高鉢山〜呉娑々宇が望めます。呉娑々宇の手前には二ヶ城山がきれいな稜線を見せている。 天気が心配なので休憩は少しだけに止め、足早に梅林小学校に向けて下山する。貴船神社の先で登ってくる親子連れに出会ったが大した装備ではなかったので、権現山に車を置いて鳥越峠から登ってこられたのであろう。この蒸し暑い最中にご苦労様です。 ところで阿武山の遊歩道工事が終わって、もう1年以上たちました。遊歩道に敷き詰められた木屑チップは、当初は明るい橙色だったと思いますが、今では茶色系に色褪せてしまい、周囲の色に溶け込んで一体化しているように感じます。 |
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山頂近くより望む広島南アルプス |
山頂から10分下っていくと、左手のクヌギの木に「梅林小へ下る。標高490m」の案内プレートが架けられている。ここから阿武山の東斜面を下っていきます。 軽やかにと行きたいところなんですが、細い登山道の至るところに蜘蛛が網を張っているので巣を掃いながらの前進となり、ペースダウンを余儀なくされてしまいます。岩場で足元ばかり注意していると、蜘蛛の巣が顔にベチャですから本当にかないません。夏場の里山歩きでは、いつも蜘蛛に泣かされてしまいます。 |
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梅林小学校への下山道別れ |
道はよく踏まれていて、随所にあるテープを確認しながら下っていきます。住宅地が目の前に見えてきたところで道が二分します。ここまで下りたらどちらに行っても良さそうなんですが、勘で右に折れると水量の少ない沢にぶつかったので、沢に沿って下っていくと八木3丁目38番と39番の間に出てきました。中国電力のコンクリート電柱番号は「緑井94左3右2次1」でした。 本来の登山口の道1本北側に出てしまったようだ。道1本といっても団地内の1本分だから距離にして30mくらいだろう。 |
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下山口は道路の突き当たり |
【梅林小学校登山口】
梅林小学校から登山口を目指す場合は、梅林小バス停で下車して、20m先にある可部線の踏み切りを渡り、梅林小の正門の前を進んでいきます。カーブミラーが2つある突き当たりを「梅林台」の方に左折し坂道を登っていくと、2分で梅林台入り口です。右手に団地全体の案内板がコンクリート壁に掛けられています。ここからは正面の急な坂道を登っていくと5分で「阿武山登山口」のプレートの架かっている登山口に着きます。住所は八木3丁目37−1です。
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