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山 名 |
臥龍山(1123m) | 広島県芸北町 |
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登山日 | 2004年7月11日(日) 曇り時々晴 |
かりお茶屋の裏手より望む
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参加者 | 夫婦 Hさん | |
コース | 登り:キャンプ場登山口(10時05分)〜菅原林道出合(10:30)〜変形五差路(10:55)〜(11:25)展望大岩(11:35)〜(11:55)臥龍山 所要時間1時間50分 下り:臥龍山(12:50)〜雪霊水(13:05)〜縦走路に出る(13:15)〜(13:50)猿木峠(13:55)〜(14:30)八幡原公園 |
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お弁当 | 臥龍山山頂(超満員でした。) | |
駐車場 | 千町原の東八幡湿原散策者用駐車場。(裸地です。今回はここに停めました。) 聖湖キャンプ場入口の道路反対側の駐車スペース。(裸地です。20台くらい停められます。) |
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トイレ | かりお茶屋(水洗です。キャンプ場にもあると思いますが確認していません。) | |
まとめ | 梅雨明けはまだだが、7月に入り蒸し暑い日が続いている。こんなときは緑滴るブナの中を歩いて爽やかな気分に浸りたいものだ。たまたま土曜日に顔を合わせたKさんから「水割りの水が切れたヨ。今週は水を汲みに行かんの?」との催促があったので、臥龍山と雪霊水のセットで芸北は八幡高原に足を伸ばすことにしました。 |
この時期に舗装路を歩くのは辛いものがある。だから同行人を国道191号線わきの聖湖キャンプ場入口で降ろしてから、千町原に車を停めて登山口のある長者原のキャンプ場登山口までの約2.7kmを折りたたみ自転車を使って戻ることにしました。カキツバタ畑に地元の人がたくさん入っていましたが何をしているのだろう?軽快に走りたいのだが、道ばたにはオオマツヨイグサ、オカトラノオ、クサレダマ、コバギボウシ、ノカンゾウ、ビッチュウフウロ、ユウスゲなどの色とりどりの花が咲いているので、ついスピードが落ちてしまう。それでも10分でキャンプ場入口まで戻ることができました。
聖湖キャンプ場入口の反対側に広い駐車スペースがあり、そこから道戦峠の方に200m戻ったところがキャンプ場登山口です。道路端の見やすい位置に「臥龍山登山口」の標識が設置されているので、すぐわかると思います。 登山道は昨日降った雨で少しばかりぬかるんでいるが登るのに支障はなさそうだ。ユズリハの木が多い道を緩やかに登っていきます。歩きやすいササ床の登山道脇にはミヤマトウバナやハエドクソウがひっそりと咲いている。また刈り取られて間もない青々としたササなどの下草が登山道に散らばっている。登山道を整備していただいてありがたいことです。 |
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キャンプ場登山口 |
やがて前方が明るくなってきたので、もうじき菅原林道に出るなと思ったとき、前方を乗用車が左から右へと走り抜けていった。恐らく雪霊水を汲みに来たのだろう。心の中では判っているものの苦労して登っている目の前を車が走っているなんて、何とも複雑なやりきれない思いがしてきます。 菅原林道に出て舗装路を右にとり緩やかに登っていき、左へUターンするように大きくカーブした先の右手に登山道への取り付きがあります。そこには「臥龍山頂」の案内標識が立っています。 |
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菅原林道に飛び出す | 再び登山道に入る |
間もなく1053mピークまで登りつめようとする頃から草刈り機のエンジン音が聞こえてくる。行き交ったときに一人の方と少し話しをしましたが、「自分たちは地元の八幡地区の青年団の者で、今日は4人で登山道の草刈りをしている。今週と来週の2週間で臥龍山周辺の草を刈る予定にしている。さ来週、芸北オークガーデンで神楽を開催するので都合がつけば是非見に来て下さい。」とのことでした。 この蒸し暑い最中に草刈りに精を出す姿には頭が下がります。また自分たちと立ち話をしている間も明るく笑って、とても気さくな感じを受けました。青年団の皆さん、登山道を整備していただいて有難うございます。おかげさまで我々ハイカーは安全な登山をすることができるのです。 |
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八幡地区青年団の奉仕活動 |
そうこうするうちに三差路林道に飛び出す。正確に言えば五差路である。来た道を基準に時計廻りに、左に幅広の未舗装林道、左前方にこれから登る登山道、前方に幅広の林道、右手前に幅広の林道が付いている。ここでは左前方への道(数えて左から2つ目、右からだと3つ目の道)を取ります。 やがて道が少し狭くなり、岩がゴロゴロした歩き難い道となります。道ばたには、気の早いアキチョウジ、やや見頃を過ぎたナツツバキ、これからのヒヨドリバナ、ヤマジノホトトギスが迎えてくれました。 |
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注意を要する変形五差路 |
ナツツバキの咲く道を登りつめると右手に展望大岩があります。この大岩の上へは容易に登ることができます。登るところは2ヶ所ありますが、右側の方はツタウルシ(葉っぱが3枚セットになっています)が這っているので葉を触らないようにして登らなければいけません。でないと後でひどい目に遭いますヨ。 今日は眺望はありません。恐羅漢方面は霞んでいてシルエット状態でしたが何とか同定はできました。聖湖と深入山が見えるのがせめてもの救いだろう。立ち枯れのブナとその向こうに見える山々の組み合わせは臥龍山ならではの景色でしょうか、まるで絵ハガキのようです。でも視界が・・・残念です。 岩から降りると、おやおや「猫にマタタビ」のマタタビが花を付けている。一般的には猫が酔うことで知られていますが・・・不思議にも我が家の猫はそっぽを向いてしまいます。 |
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立ち枯れのブナと霞む深入山 |
やっと着いた山頂には大きなノリウツギの木があり枝いっぱいに花を咲かせている。その奥にはヤブツバキの大木があるが花は見当たらない。ヤマアジサイも見頃だ。イワガラミやツルアジサイも岩に絡みつくように咲き誇っており、まさにユキノシタ科の花のオンパレードだ! 狭い山頂は大入り満員でした。狭いが故に他のハイカーと話をしながらの食事となりました。千町原の正面登山口から登ってきた人が「道がぬかるんでいてドロドロになった。」と切り出すと、この山に詳しいベテランらしき人が「そうじゃねえ、向こうから下りた方が無難かも」と言いながら掛頭山方面への縦走路を指差す。自分も含めて千町原に降りようと思っていた数人が「どうしようか?」と思案しはじめました。結局、自分たちは千町原に下りるのを諦めて猿木峠から八幡原へのコースに変更することにしました。 |
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臥龍山山頂の花のお嬢さん |
さて下山は雪霊水のところまで下って、菅原林道終点の大岩の右手から臥龍山の西斜面をトラバースして縦走路に合流するコースを採りました。何故ならベテランさんの「あのトラバース道のブナが一番見事ですヨ!」の言葉に従ったまでです。事実樹齢何百年もありそうなブナの大木が立ち並んでおり、圧倒されてしまいそうになる。 縦走路に合流してから20分くらいで前方に掛頭山が見えてくる。そしてササ床の快適な道を緩やかに下っていくと猿木峠に着く。 |
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縦走路から見る掛頭山 |
猿木峠からは少しササ漕ぎを強いられるが足下が見えているので大したことはありません。そのうち桧の植林帯に入っていきます。ここは植林関係者の人が歩き回っているのでテープを確認しながら進んでいき、登山道から外れないようにしなければなりません。沢を2回渡ると八幡原の一本松のところに出てきます。ここから東八幡湿原の中を歩いて、かりお茶屋の裏手から正面登山口のある千町原に戻りました。
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