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山 名 |
熊城山(998m) 丸掛山(1002m) | 広島県大朝町 |
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登山日 | 2004年5月5日(祝) 晴れ |
麓の田原から遠望する熊城山
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参加者 | 夫婦 Hさん | |
コース | 天狗シデ駐車場(9時40分)〜林道に出る(10:20)〜林道終点(10:45)〜広葉樹の森に入る(11:05)〜(11:30)熊城山(11:35)〜鞍部(11:50)〜(12:10)丸掛山(12:35)〜鞍部(12:50)〜(13:10)林道終点 | |
お弁当 | 丸掛山山頂で食べました(眺望は全くありません) | |
駐車場 | 天狗シデ駐車場(50台くらい) 林道終点付近(路肩に10台くらい) | |
トイレ | 天狗シデ駐車場(水洗です) 林道終点の少し手前(手洗い水は出ます) | |
まとめ | 前日の5月4日は春の嵐となり大雨が降ったので、足下が悪くても大丈夫な山ということで熊城山にしました。でも余りにも整備されすぎではないだろうか?横木の階段や植樹は致し方ないにしても、遊歩道に敷き詰めてある砂利には辟易しました。 |
林道終点からスタートするのでは余りにも短時間で登ってしまうので、天狗シデの駐車場から歩くことにした。キンポウゲの咲き乱れる舗装路を200m緩やかに登っていくと天狗の森に着く。ここには国の天然記念物に指定されている「天狗シデ」が群落を作っている。よくぞまあこんな形になったのかと思うほど奇妙な枝ぶりをしている。一見の価値ありです!
「大朝の天狗シデ群落」 天狗シデはイヌシデ(カバノキ科)の一変種で、幹や枝がくねくねと曲がり、枝先がしだれるなど、その独特な姿に特徴があります。この特徴は突然変異によって誕生したと考えられていますが、普通は突然変異によって生まれた生物は一代限りで終わることが殆どです。それが代々受け継がれて群落を形成することは世界的にも非常にめずらしく貴重なものであることが遺伝学的な調査でわかり2000年9月に国の天然記念物に指定されました。 一部、大朝町教育委員会設置の案内板より抜粋しました。 |
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天狗の森の天狗シデ |
天狗シデ群落の左手の遊歩道に入り、カキドオシ、キランソウ、ギンリョウソウ、スミレ各種、ヤブウツギ、チゴユリ、ナナカマド、ニガナ、ヒメハギなどの色とりどりの花の咲く砂利道を登っていきます。自分たちと前後して登っていくグループも比較的スローペースだ。聞けばワラビを採っているとのこと。負けじと我が女性軍もワラビを採りだした。だから一向にペースが上がらない。なお、熊城山に着くまでずっとワラビを採り続けたので、このペースは最後まで改善されませんでした。
舗装された林道に出ると見晴らしがよくなり、熊城山が見えてきました。林道終点手前のトイレのあるあたりまで登ると北東の方向に寒曳山が見える。その少し左奥に石見冠山も何とか見える。だが三瓶山までは見えない。朝起きたときには今日はきっと三瓶が見えると予感したのだが…残念!少し霞んできたかな。 左の切り立った斜面には今年初お目見えのイワカガミが紅白の花穂を垂れている。また、見頃を過ぎたドライフラワーのようなショウジョウバカマがたくさん見受けられるが、未だにしぶとく咲いているのも数本ありました。 |
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林道から熊城山の山頂部が見える |
林道終点(ここまで車で登れます)からは再び未舗装の遊歩道となります。1分で「ブナの広場・針葉樹の森」を左に分ける。この辺りにはウワミズザクラ、キランソウ、タチツボスミレ、ニシキゴロモ、ネコノメソウ、ボタンネコノメソウ、ミヤマカタバミ、ムラサキケマン、ユキヤナギ、レンギョウなどの多くの花が見られる。モクレンの道に入ってくると名の通りモクレンの木が立ち並んでいるがモクレンは殆ど終わっている様だ。
次の分岐を左にとりモクレンの道に別れを告げ、カエデの道(広葉樹の森・熊城山山頂方面)に入ります。ここからやっと本格的な登りになります。斜面にはヤマシャクヤクが大きな花を咲かせているのが遠目にもよく判る。 やがて大きな岩が現われる頃から、眺望もだんだんよくなり南に丸掛山と豊平町の龍頭山が見えてくる。 |
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山頂手前にある大岩 | 丸掛山と左後方に龍頭山 |
稜線に出て、左へ50m行けば熊城山の山頂がある。三角点と登頂記念プレートがなければ、ここが山頂だとは誰も思わないような、全く山頂らしくない山頂だ!眺望も食事ができるような適当な場所もないので、先に進むことにしました。 オオカメノキの花咲く稜線を南に向かって下っていくと、遊歩道脇に幹周りが4mくらいありそうな大きなブナの木がありました。この辺りがブナの森のようです。急な横木の階段を丸掛山との鞍部まで下るが、ここも食事には不適当なので結局、杉林の中を丸掛山まで登って展望の無い山頂で食事をする羽目になりました。せめてもの救いは山頂部にミヤマハコベが咲いており花を見ながら食事ができたことでしょうか。帰路は鞍部まで戻り、直接桜の森に下りました。 |
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熊城山山頂の花のお嬢さん |
[編集後記] 5月5日は日本で3年ぶりに皆既月食を見ることのできる日でした。当日は4時半に起きましたが、すでに天体ショーが始まっていて月の半分以上が欠けていました。午前5時前に皆既月食となり、そのままの状態で宗箇山の向こうに沈んでいってしまいました。なお西日本の一部(福岡や広島)しか晴れておらず東日本は全滅だったようです。
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