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山 名 |
大万木山(1218m) | 島根県頓原町 |
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登山日 | 2004年4月29日(祝) 快晴 |
麓の武智から望む大万木山
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参加者 | 夫婦 Hさん | |
コース | 登り(滝見コース):門坂駐車場(9時40分)〜(10:20)避難小屋(10:25)〜林道(10:35)〜(10:50)地蔵尊展望台(10:55)〜水場(11:20)〜(11:40)大万木山山頂 所要時間2時間 下り(渓谷コース):大万木山山頂(12:25)〜(12:45)展望台(12:55)〜沢に出る(13:15)〜竜門滝往復(13:45)〜避難小屋(14:10)〜横手コース(14:15)〜(14:50)門坂駐車場 所要時間2時間15分 |
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お弁当 | 大万木山頂で食べました。(眺望は全くありません。渓谷ルートの展望台がお薦めです。) | |
駐車場 | 滝見ルート門坂駐車場(周辺を含めて20台くらいです。) | |
トイレ | 門坂駐車場(きれいに使われています。紙も備え付けてあります。手洗い水でます。) 上記コースの避難小屋2ヶ所。(トイレが避難小屋と併設されています。) 山頂避難小屋(山頂から滝見ルートの方へ100m行ったところにあります。) |
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まとめ | 今年はゴールデンウィーク後半の天気が芳しくないようなので、今のうちにサンカヨウの山に出かけることにました。 |
赤名峠を越え「ドライブイン赤名峠」でおやつの調達をして頓原町を目指す。頓原町に入り大万木山の案内に従って右折し県道273号線に入ります。左手に沖の郷山を、正面に大万木山を見ながら東に向けて車を走らせます。山奥深く入っていくにつれ道は細くなります。「県民の森大万木山案内図」のところの分岐を左に大きくカーブして400m進むと門坂駐車場に着きました。
山登りの仕度をしていると、自分たちのすぐ後から到着した島根ナンバーのグループが何かを見つけたようだ。聞けばイチリンソウが群生しているとのこと。なるほどイチリンソウに限らず、駐車場の周辺にはいろんな花が咲き乱れていました。 登り始めると右手の斜面にも色とりどりの花が見られるので写真を撮るのに忙しい。登山口から50m先に横手コース分岐があるのだが、そこまで行くのに10分もかかってしまった。左手に沢を見ながら登っていくと前方に権現滝であろう大きな滝が現われる。滝に降りる案内標識があったが今日はパスすることにしました。 |
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コース案内図の入ったポスト | 滝見コース登山口 |
[登山口から避難小屋までの間に目に付いた花]
イカリソウ、イチリンソウ、エンレイソウ、キランソウ、コチャルメルソウ、タネツケバナ、タチカメバソウ、チゴユリ、ツクバネソウ、ツルカノコソウ、ナツトウダイ、ニシキゴロモ、ヒトリシズカ、フウロケマン、フデリンドウ、ホウチャクソウ、ボタンネコノメソウ、ミツマタ、ミヤマカタバミ、ムラサキケマン、モミジイチゴ、ヤマエンゴサク、ヤマシャクヤク、ラショウモンカズラ
避難小屋の前のベンチで小休止を入れる。大万木山一帯は県民の森として指定され、登山道はきちんと整備されており、避難小屋にはWCとテーブルベンチがあり諸施設も充実しているので安心して山登りをすることができます。 避難小屋から10分で新しい林道に出てきます。舗装された林道を左に100m歩き、再び沢沿いの登山道に入ります。いくら県民の森といっても山腹を縫うように走る林道を造ることもあるまいに…。確か最近林道工事が中止になったと聞きました。でも造ったものの維持管理はどうするのだろう? |
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トイレのある避難小屋 | 舗装された林道に飛び出す |
暫く登っていくと左手から等検境コースが合流し、すぐに毛無コースが左へ分岐します。木々にはいつの間にかブナが交じるようになり、右手に大万木山の大きな山塊を見ながらジグザグに登っていきます。 やがて尾根にでると樹間越しではあるが左右の景色が開けてきます。左手から毛無コースが合流してくると、間もなく地蔵尊展望台に着きます。展望台からは三瓶山がきれいに見えますが、スキー場のゲレンデの部分だけは見るに耐えられないですね。 |
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等検鏡コースとの合流点 | 三瓶山の見える地蔵尊展望台 |
ブナ林の中を登っていき、小さなピークを越えると暫くは平坦な道が続きます。そして緩やかな登りとなり右手に水場を見送ると、雪が解けて間もない斜面にサンカヨウの葉が首をのぞかせている。 |
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眺望のない大万木山山頂 | だだっ広い山頂広場 |
さて渓谷コースから下山する。すぐに右手に反射板を見て下っていくと、東〜南が開けてきて庄原方面がよく見えるようになってきた。そして東には遠く比婆の立烏帽子山の特徴のあるとんがり帽子が見えました。 小ピークを越えオオカメノキの咲く尾根を少し下ると、渓谷コースの案内標識がありますが、これを無視して直進すると案内標識から50mで展望台に着きます。 |
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立烏帽子山を遠望する | 渓谷コース分かれ |
展望台からは眼下に頓原の町が箱庭のように見え、その向こうに三瓶山、さらには大江高山火山群まで見通すことができました。展望の殆どない大万木山でしたが、やっとここにきて素晴らしい眺望を得ることができて大満足です。 南西には琴引山に至る9kmにも及ぶ稜線が見え、体力と時間さえあれば縦走してみたい衝動に駆られてしまいます。 |
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展望台から琴引山を見る | 展望台より三瓶を遠望する |
展望台で眺望を楽しんだ後は、先ほどの渓谷コース案内標識まで引き返して左にとります。右手上方に大万木山の山塊を左手遠方に三瓶山を見ながら自然の登山道(横木の階段ではないということです)をジグザグに下っていきます。やがて沢の音が聞こえてきて分岐から20分で沢を渡ります。沢沿いの道を下っていくとサンカヨウが咲いていました。山頂では見ることができなかったので半ば諦めかけていたのですが偶然にも見つけることが出来てとてもラッキーでした。
下っていくにつれ、それまで登山道脇に重たい蕾を垂れていたユキザサは影を潜め、その替わりにオオタチツボスミレやチゴユリの可憐な姿が見られるようになりました。 途中に竜門の滝の案内があったので少し寄り道をしてみる。古いガイドブックには竜門滝を経由するコースの案内がありますが、現在では土砂崩れ?で竜門滝コースは使用できません。無理をすれば何とか通れるようですが危険ですので止めた引き返すのが無難でしょう。 |
ブナ林の中にある避難小屋で最後の休憩をとり、再び整備された登山道を下っていきます。そして位出谷駐車場の手前で横手コースに入ります。このコースは山腹を廻りこむように付けられているので直線距離ではスグの門坂駐車場まで結構な時間がかかります。 多くの花と対面できた余韻に浸りながら、シュンランの咲く快適な道を30分余り歩くとスタート地点の門坂駐車場に戻ってきました。皆さんご苦労様でした。 |
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避難小屋(振り返って見る) | 横手道に入っていく |
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