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山 名
観音山(428m) 三石山(449m) 広島県呉市・広島県熊野町
登山日 2004年2月15日(日) 快晴 観音山の稜線を望む
三石山から観音山方面を望む
左後方の大きな山塊は灰ヶ峰
参加者 夫婦
コース 1回目:くぬき観音登山口(8時55分)〜(9:15)観音山(9:30)〜(9:50)三石山(10:10)〜(10:35)熊野高校グランド付近
2回目:姫白観音堂登山口(11時25分)〜(11:55)三石山(12:05)〜観音山(12:20)〜(12:35)くぬき観音登山口
お弁当 下山後にとりました。(観音山山頂には展望の良い岩がたくさんあります。)
駐車場 くぬき観音登山口から400m熊野町寄りの道路脇(路肩に10台くらいでしょうか)
トイレ ありません。(熊野高校のトイレを借用しました。)
まとめ 呉市内でヤボ用があったので、呉に比較的近い観音山に登ることにしました。標高の低い里山ですが岩あり観音様ありのバラエティに富んだ山で、しかも眺めもいい山です。だからという訳ではないのですが何故か1日に2回も登ってしまいました。

 熊野町から県道174号線を南下し呉市に入って1kmくらい走ると右手にマツダ関連のタキグチの工場が見えてきます。その手前の「くぬき観音」の白い案内板が設置してあるところが登山口です。県道からはくぬき観音に向けて細い道が伸びており、くぬき観音まで上っていけば駐車するスペースがありますが、何せ道幅が狭いので県道沿いに駐車した方が賢明ではないでしょうか。


くぬき観音登山口 県道から300mのところにある「くぬき観音(鎌倉時代に源家がこの地を開拓し収めたことを奉祠したもの)」は関係者の方が定期的に掃除されるのであろうか、手入れがとても行届いており気持ちがいい。

ここからコシダとウラジロシダが密生する山道を登っていくと徐々に視界が開けてきて、振り返ると野呂山がもったりと横たわっているのが見えてくる。朝は体力があり余っている?のであっという間に観音山に着いてしまった。 
くぬき観音に祈願
くぬき観音登山口 くぬき観音に何の祈願?

大岩の下の観音様 山頂広場には大岩を雨避けにするように、くぬき観音のお地蔵様と祠が奉られています。左手には稜線に沿って押込峠へ下る道が伸びており、山頂からすぐのところに登って下さいと言わんばかりに鎖の取り付けられた大岩がある。

そして右手にはとてつもなく広く眺めのよい大岩テラスがあり、もう一段上にはさらに見晴らしのよい大岩がある。
宇根山
大岩の下の観音様 宇根山(鎖のある大岩より)

観音山山頂。後方は絵下山 大岩の上からは、眼下に焼山団地や本庄水源地が広がり、後ろに天応烏帽子岩山や絵下山が、その後方には江田島の古鷹山のタコ入道がチョコンと見え、さらには能美島の宇根山の稜線が大きな広がりを見せている。

少し右に目をやると熊野町の町並みと金ヶ燈篭山と城山の間に朝日に反射する呉娑々宇の電波塔が見える。北にはこれから向う三石山と右後方に原山の2本の電波塔が大きく見える。
縦走路と三石山
観音山の一番上の大岩にて 縦走路と三石山(観音山より)

三石山の大岩の上 山頂で景色を堪能した後は、大岩テラスの北側から伸びる道に入り三石山に向けて縦走を開始する。多少のアップダウンはあるものの、よく踏まれた道が続き快適なプロムナードだ。

三石山山頂は雑木が茂り展望はないが、すぐ北にある大岩の上からの展望は非常によい。後は下るだけなので大岩の上でのんびりとコーヒーを飲みながら、ぐるりと見える山々の同定を楽しんだ。
小田山
三石山の大岩の上でコーヒータイム 三石山より小田山を望む

工事中の堰堤 さて下山することにする。大岩から10mのところで道が二分するが、姫白観音堂側に下山するためには、実はここを直進するのが正解だったのだが、どうせスグ先で合流するだろうと早合点してしまい踏み跡の明瞭な左に折れる道に入ってしまった。鉄塔の手前の変形四差路(A地点)を直進し、鉄塔の下を通り抜ける。進路を北にとっているが、そろそろ東に振れていくだろうと思いながら急斜面を降りていくと治山工事中の堰堤の左岸に出た。堰堤工事で登山道が寸断されたのであろうか、忽然と道が消えて無くなっている。

仕方がないので堰堤を渡り整地されたところを選んで降りていくと熊野高校のグランド横に飛び出した。これはエラいところに出たものだ。引き返すべきか、それとも、ぐるっと大回りをして駐車位置まで戻るかを考えたが、結局舗装路を3kmほど歩いて戻ることに決めました。
こんな所に下りてしまった

情けないことに、事前に作成しておいた地図には熊野高校のあたりが切れて載っていないので、熊野高校の先生に姫白観音堂までのルートと距離を教えてもらいました。反省…何が起こるかわからないので広範囲の地図を用意しておくこと!

タイミングのいいことに、熊野高校では校内マラソン大会が開催されていて、丁度男子の10kmの部が始まるところでした。県道174号線にでるまでは多くの生徒たちが自分を追い抜いていきます。先頭を走っている2人は早かったなあ!自分の倍はありそうな大きなストライドであっという間に見えなくなってしまいました。県道174号線に出て右手に皇帝ハイツを見ながら歩いていると、早くも折り返し地点から戻ってきた先頭ランナーとすれ違います。ガンバレェ!その後も続々と返ってくるランナーとすれ違う都度に声援を送っているうちに姫白観音堂に着いていました。


↑↑ここまで1回目(くぬき観音〜観音山〜三石山〜熊野高校)   ↓↓ここから2回目(姫白観音堂〜三石山〜観音山〜くぬき観音)

姫白観音登山口 熊野町と呉市の境の150m熊野町寄りのところに長徳寺才ノ神墓苑があります。その向こうの道路右手に登山口があります。登山口からは姫白観音堂まで一直線のコンクリートの階段が伸びているのですぐ判ります。

懸命に走っている熊野高校たちに最後の声援を送りつつ姫白観音堂まで石段を登っていき、観音堂の右手から山道に入る。すぐに左手に古い堰堤を見送り、中国電力の火の用心の黄色のビニール札に導かれながらジグザグに登っていきます。
姫白観音への石段
姫白観音堂登山口付近 姫白観音に続く石段

約20分で尾根に出るので左にとり鉄塔の下を通り抜けると間もなく道が二分する。ここで左の道をとり(右の道は谷をトラバースしてひとつ西側の尾根のA地点に出ます)少し荒れ気味の斜面を登っていくと5分で三石山山頂に着く。

三石山から観音山に向って2分くらいのところに展望岩があります。10時前に見たのと同じ景色なんですが雲がすっかり切れて視界もよくなっており大峯山〜阿弥陀山〜東郷山がくっきりと見え、東郷山の左奥に雪をかぶった十方山が寒そうだ。広島南アルプスもきれいに見え春日野団地造成地の奥には深入山のドームが美しい。
三石山から望む絵下山
三石山から望む絵下山

野呂山(下山道より) ここからは観音山をノンストップで通過して、野呂山を垣間見ながら、くぬき観音まで一気に下山する。同じ山に立て続けに2回登ったわけだが、2回目の登りで間違えた地点が判ったのでモヤモヤとしていたものがとれて、足が重いわりには大変気持ちがよい1日となりました。(^o^)

【ガンバレ熊野高校】もうひとつ気持ちが良かったことがあります。行き交う熊野高校の生徒たちが見知らぬ闖入者に対して「こんにちわ」と明るく挨拶をしてくれることです。これは先生方の生活指導が行届いているとも受け取れるでしょうが、やはり生徒たちの素晴らしい人柄の表れではないでしょうか。熊野高校ガンバレ!ところで当日の校内マラソン大会には全国都道府県男子駅伝で広島入賞の立役者となった平本くんは3年生だから出場していないとのことでした。残念!
下山道から正面に見える野呂山

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