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山 名
右田ヶ岳(426m) 山口県防府市
登山日 2004年2月8日(日) 晴れ 麓の塚原から見上げる右田ヶ岳
麓の塚原から見上げる右田ヶ岳
参加者 夫婦 Hさん
コース 登り:天徳寺(10時30分)〜(10:55)石船山(11:00)〜主稜線鞍部(11:45)〜(11:50)右田ヶ岳 所要時間1時間20分
下り:右田ヶ岳(12:35)〜東峰(12:45)〜塚原登山口(13:35)〜(13:50)天徳寺
お弁当 右田ヶ岳山頂の岩のテラス(360度の展望です。)
駐車場 天徳寺の参道(下山後に気がついたのですが、実は天徳寺の参道は駐車禁止になっています。後述の駐車場の案内を参照して下さい。天徳寺の方へ…申し訳ありませんでした。)
トイレ ありません。
まとめ 年明けから2月にかけての花のない冬場の山行きでは別の楽しみ方を模索してしまいます。近場の里山散策、温暖な瀬戸内の島、等等。今日は久々の遠出をして、山口県内では人気の岩山で素人ロッククライミングもどきに挑戦です。

 山陽道を岩国ICで降りて、JR新岩国駅前の道から国道2号線に出て1時間半をかけ防府市内に入る。大平山トンネルを抜けると右手に矢筈ヶ岳が見え、続いて天神山トンネルを吹けると正面に西目山の岩峰が飛び込んでくる。塚原の交差点で右折してJR新幹線の高架下をくぐり「月の桂の庭」の案内のところを左に入って行けば、前方に右田小学校が見えてくる。小学校のグランドの周りを時計方向にぐるりと回っていけば登山口のある天徳寺に着く。


天徳寺(フェンスの右は右田小学校) 曹洞宗天徳寺は西暦1192年に源頼朝により建立されたという伝えがあります。境内にはその当時に植樹されたという樹齢800年の大きな公孫樹の木がどっしりと佇んでいる。そして寺の裏手に聳える石船山(せきせんさん。前岳)の岩峰には圧倒される思いがする。

境内の左手にある登山口から登り始める。墓場を抜けると岩が多くなってきます。時間はまだ10時を廻ったばかりなんだが不思議と何人もの人が下山してくる。14年のも長い年月をかけて3000回登山を達成したという明治生まれの元気な翁ともすれ違った。殆んどの人がウエストポーチだけの身軽な格好なのでおそらく地元の方が散歩のつもりで気軽に登られているんだろう。でも?散歩気分で登れるのだろうか?
天徳寺と正面に見える石船山

石船山より望む矢筈ヶ岳

石船山からは東には穏やかに流れる佐波川の向こうに矢筈ヶ岳と電波塔の林立する大平山、南には防府市街と向島と遥かに国東半島、西には国道262号線が南北に細長く走っており西目山の岩峰や山頂部が尖がった楞厳寺(りょうごんじ)山が見渡せる。

そして北にはこれから登っていく右田ヶ岳の急峻な岩峰が待ち構えている。

石船山より望む西目山
石船山より望む矢筈ヶ岳 石船山より望む西目山

石船山にて(後方が右田ヶ岳) 石船山からは一旦鞍部まで下り、そこから再び岩峰登りが始まる。人気のある山だけにルートは明確であり、どこから取り付こうかと迷うことなしに、痩せた山肌にアクセントを付けるカナメモチソヨゴの赤い実を見ながら体力勝負でぐんぐんと高度を稼いでいくと西峰と右田ヶ岳の鞍部に出る。案内標識に従って右に折れると5分で右田ヶ岳山頂に着きます。 右田ヶ岳山頂にて
石船山にて(後方は右田ヶ岳) 右田ヶ岳山頂の花のお嬢さん

大平山(右田ヶ岳より) 右田ヶ岳山頂からは360度に近い展望が得られます。石船山と同じような景色が望めるのですが標高が高い分だけ眺めも格別です。北の方には遠くに雪を被った山並みが見えるのですが山口県の山は勉強不足でさっぱりわかりません。

コンクリートで固められたケルンの上に立てられている国旗が何故か不自然な気がしてやまないのは自分だけでしょうか?何か理由があるのでしょうかネェ!
防府市街と向島
電波塔の林立する大平山 右田ヶ岳から見下ろす防府市街

右田ヶ岳より南の瀬戸内海〜秋穂町方面の山並みを俯瞰する。

残雪の北斜面 下りは北斜面を下る。昨日まで降った雪が登山者によって踏み固められているのだが、これがツルツルと滑って危なかしくってやりきれない。雪が殆ど消えた南斜面と北斜面とではこれだけの差があるものかと太陽の偉大さを見せつけられた想いです。

足下に気をつけながら鞍部まで下り少しだけ登り返すと、右田ヶ岳9合目の標識のある東峰に着く。ガイドブックによると東峰からは鳳翩山が見えるとあるが「おそらくあのあたりの山だろう」くらいしか見当が付かないのが残念だ!
残雪の右田ヶ岳北斜面

右田東峰より山口市街とその後方に聳える東西鳳翩山を望む。阿東町や徳地町の奥の山は肉眼では同定できない。

東峰からは塚原登山口に向けて下っていくと、すぐにこなつさんのプレートが架けられた地点に着く。ここが三条山への縦走路別れなんだろうか?雪が積もっているのでよくわからない。正面に矢筈ヶ岳を見ながら道なりに明瞭な道を下っていくと東峰から50分で塚原登山口に出ます。

幅の狭い舗装道路を南へ10分で見覚えのある道に突き当たります。去防ビルのところです。ここを西に向かい左手に石船山と右田ヶ岳の岩峰を見て余韻に浸っているとスタート地点の天徳寺に戻ってきます。

帰りに防府天満宮に梅を見に行ったのですが流石に少し早いようでした。つぼみ固しです。
塚原登山口(石段を上がっていきます)
塚原登山口

【右田ヶ岳登山者用の駐車場所】
天徳寺の参道は駐車禁止となっています。参道を入ったところの右手に次のような案内がありました。「右田ヶ岳登山者の方へご案内…天徳寺参道に駐車されますと迷惑になります。下記の場所へ駐車して下さい。」下記の場所とは、右田小学校グランド南側に設けられた臨時の駐車場で30台くらいは停められます。距離は天徳寺から200mくらいです。


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