HOME 戻る
山 名
可部冠山(736m) 広島市安佐北区
登山日 2003年10月26日(日) 晴れ 太田川橋より可部冠山を遠望する
太田川橋より遠望する
参加者 ハイキング同好会
コース 登り:中電研修センター(9時15分)〜龍頭ヶ原園地(10:00)〜滝分岐(10:40)〜明神ダム分岐(11:05)〜西冠山(11:35)〜(11:50)可部冠山 所要時間2時間35分
下り:可部冠山(12時55分)〜可部峠(13:05)〜しるべ石(13:25)〜第2キャンプ場(13:40)〜龍頭ヶ原園地(14:20)〜(15:05)中電研修センター 所要時間2時間10分
お弁当 可部冠山山頂(西側の大岩テラスの上。可部町内がよく見えます。)
駐車場 バスを利用しました。
トイレ 龍頭ヶ原園地北側の登山口(手洗い水出ません。) 第2キャンプ場(手洗い水出ません。すぐそばが川です。)
まとめ あれほど可部冠山に登りたがっていたHさんが捻挫で不参加となったのは残念でしたが、とてもよい天気で、可部冠山頂からの眺めもすばらしく充実した山行きとなりました。滝コースで登る予定でしたが私のミスで尾根コースを採ったことを参加者の皆さんにお詫びします。

 マンションの前の西原バス停から中電研修センター行きのバスに乗り南原峡入口で下車する。ここから登山口のある龍頭ヶ原まで、2km余りの道のりを道端の花を見ながら歩きます。10月も下旬となると花の数はめっきり少なくなりますが、それでもアキチョウジアキノキリンソウアメリカイヌホオズキ、イタドリの雌花、イモカタバミ、季節を忘れたヒメオドリコソウ、ヒメジョオン、ヒヨドリヤクシソウヤマシロギクヤマハッカ、洋種ヤマゴボウ、ヨメナなどの色とりどりの花が迎えてくれる。

 龍頭ヶ原園地北側の登山口から北に伸びる遊歩道に入るとすぐに石碑があり、右手に尾根ルートの取り付きを示す「冠山100分」の手製のプレートが架けられています。最初は緩やかな道なんですが徐々に傾斜がきつくなり、ジグザグに登り高度を稼ぐこと20分で尾根に出る。尾根道を北に向って進んでいくと左手から加賀津の滝・石采の滝からのコース(あまり使われていないと思います)が合流してきます。この辺りから左手前方に明神ダムのロックフィル堰堤が見えてきます。山にあってはならない物が目の前にあるのは何となく釈然としない気がします。


堂床山と明神ダム さらに尾根道に沿って北上を続けると、左手に堂床山と明神ダムがきれいに見えるポイントがあり、すぐに左手から明神ダムからの道(最もポピュラーな加賀津の滝ルート)が合流してきます。そして今度は、右手の樹間越しに西冠山と可部冠山が見え隠れするようになります。残念ながら可部冠山がストレートに見えるポイントは素通りしたしまったようです。

西冠山の最後の急な登りを頑張ると展望のない西冠山山頂に着く。ここからは堂床山への縦走路が西に伸びています。西冠山からは一旦下って登り返すと360度のパノラマの可部冠山に着きます。
合流地点にある案内標識
堂床山と明神ダム 右手から登ってきて奥の方へ進む

可部冠山山頂にて 今回の参加者は、世話人のHさん、長老のNGさん、痛風OKのNSさん、若者のT君、我が家夫婦の6名でした。

北には大掛山がきれいに見え、東遥かに福富町のカンノ木山と鷹の巣山、手前に目をやると備前坊と白木山、南には可部町の町並みと呉娑々宇、二ヶ城山、阿武山などの広島中心地の山を見ることができる。そして西方面に目を移すとどっしりとした堂床山〜西冠山と真後ろに牛頭山が見え、さらには海見山までが視界に入ってきます。
展望大岩の上でお昼
可部冠山山頂 展望大岩の上でお昼ごはん

大掛山 備前坊山 堂床山 西冠山
北方面に大掛山 備前坊と白木山 大きな山塊の堂床山 西冠山と牛頭山

白木山(研修センターより) 下山は可部峠方面に下る。檜の植林帯が見えてくると可部峠に出ます。峠は四差路になっており、直進は大掛山でササの繁る道が付いている。左は長助茶屋跡を通って千代田町の伊勢坊谷に下りる道、右がこれから下りていく第2キャンプ場への道である。峠からはずっと谷沿いの道となっており、大雨の後はさぞかし歩きにくかったことを思わせるように、縦横無尽に抜け道や回り道が付いている。

ずいぶんと荒れ果てたこの道が旧石州街道であったことを誰が想像するでしょうか?千代田町から安佐北区鈴張への道(現在の国道261号線)が出来るまでは、千代田から可部に出るには、可部峠を通って南原へ抜ける道が唯一のルートだったとのことです。この繁栄の21世紀を享受している昨今、昔の不便さに目を向け、当時の人々の生活を偲んでみるのはいかがなものでしょうか・・・。
中電研修センターから望む白木山

SEO [PR] 爆速!無料ブログ 無料ホームページ開設 無料ライブ放送