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山 名 |
吾妻山(1239m) 烏帽子山(1225m) | 広島県比和町 |
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登山日 | 2003年10月5日(日) 曇り勝ち 視界良好 |
国民休暇村から望む吾妻山
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参加者 | 夫婦 Hさん Sさん | |
コース | 登り:吾妻山国民休暇村(9時25分)〜(10:20)吾妻山(10:35)〜(11:15)横田別れ(11:25)〜(11:55)烏帽子山 所用時間2時間30分 下り:烏帽子山(12時50分)〜横田別れ(13:20)〜南の原(14:25)〜吾妻山国民休暇村(14:45) 所要時間1時間55分 |
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お弁当 | 烏帽子山山頂(360度のパノラマです。) | |
駐車場 | 吾妻山国民休暇村駐車場(30台くらい) 駐車場所は他にもキャンプ場その他沢山あります。 | |
トイレ | 吾妻山国民休暇村(水洗トイレです。) 大膳原キャンプ場(手洗い水ありません。現在、新しい施設を建設中です。) | |
まとめ | 10月を迎えると、これまでの主役であった秋の草花は急速に姿を消し始め、その替わりに山の木々が少づつ色づいてきて秋が深まっていく。時期的にも10月中旬くらいが花の見納めではないだろうか。来週は稲刈りの予定なので、欲張って吾妻山に足を運ぶことにした。 |
国民休暇村の北側から池の原に出ると、そこには広大な草原が広がっている。原池の左手から小坊主を目指して緩やかな草原をウォーミングアップを兼ねて登っていく。草原には、アキチョウジ、アキノキリンソウ、数本のイブキトラノオ、ウメバチソウ、季節外れのカキツバタ、カワラナデシコ、キセルアザミ、ゲンノショウコ、センブリ、ツリガネニンジン、盛りを過ぎたマツムシソウ、ミゾソバ、もう終わりのヤマハッカ、ヤマラッキョウ、リンドウ、ワレモコウなどの日当たりよい山地に生える山野草が出迎えてくれる。
草原を登りきると、山頂まで続く横木の階段の歓迎?を受けることになる。登っていくにつれ遠く大江高山火山群など周囲の山並みが視界に入ってくる。草原の池の原や麓の国民休暇村の赤い屋根も小さく見える。 岩場の多い登山道脇には、終わりも近いイヨフウロ、キバナカワラマツバ、キュウシュウコゴメグサ、コウゾリナ、ハエドクソウ、ママコナ、リュウノウギクなどの花を見ることができた。 |
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吾妻山中腹からの池の原 | 吾妻山山頂の3人娘 |
山頂には遮るものは何もない。まさに360度のパノラマだ。 東には船通山と比婆連山が、南には雄大なスケールの福田頭、南西方向には尖った山容の石見冠山が、そして西には遥かに大江高山火山群が望め、その右手には琴引山〜大万木山の稜線が見える。 さらに右に目を移すと急峻な北斜面の猿政山を見ることができる。三瓶山は大万木の後ろに隠れて見ることはできない。 |
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吾妻山から御陵を望む | 吾妻山から立烏帽子を望む |
山頂からは南に延びる尾根を下り、標識に従って向きを東にとり大膳原に向けて下降する。ホソバノヤマハハコの咲く岩場を過ぎると樹林の中を歩くようになり、キバナアキギリ、クロバナヒキオコシ、ミズヒキ、ミヤマタニソバ、ミヤマトウバナなどの湿り気を好む草花が登場してくる。 南の原の分岐を右に見送り大膳原に降り立つと、そこは池の原と同様に秋の花の植物園だ。イヌタデが大群落を作っており、ヤマキツネノボタンもあちこちに咲いている。 |
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大膳原を歩く3人娘 | 大膳原から福田頭を望む |
ベンチと案内板のある横田別れで、これからの登りに備えてエネルギイを補給する。ところで案内板には横田別れから南に延びる道があるが、踏み跡が薄くなっており注意して見ないとそこに道が付いていることさえ判らないので、そのうち藪化する運命にあるのだろう。
横田別れから30mで道は二分する。左は直登の道で右は距離のあるジグザグ道でどちらを行っても先で合流する。合流地点から100mで、またまた道は二分する。同様に左は直登の道で右は距離のあるジグザグ道でどちらを行ってもこれまた先のX字路で合流する。ジグザグ道の道ばたにはキクバヤマボクチが豪快に咲いており、ユキザサが実を付けていました。X字路を左上に登る道をとると5分で烏帽子山に付く。ちなみに右上に登っていく道は御陵方面への道です。
烏帽子山山頂からも吾妻山と同様に360度のパノラマだ。北東方面に船通山が、そして毛無山の真後ろに雲を被った伯耆大山を遠望することができる。(上のパノラマ写真をご覧下さい) 東には道後山〜猫山。南正面には御陵が大きく見え、その右後ろに池の段が、さらには福田の頭がそびえている。西には吾妻山と猿政山が、そして猿政山の右後ろに男三瓶山(と思うのですが…他に思いつかないので)が顔を覗かせる。 |
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烏帽子山頂の3人娘 | 伯耆大山を遠望する |
烏帽子山から東城町方面の山を望む | 烏帽子山から高野町や島根県境の山を望む |
帰路は大膳原まで降りて、南の原に出る。吾妻山山頂への別れから南の原まではうっそうとした樹林の中を歩く。オオカニコウモリ、季節外れのミズタビラコ、モミジガサが「よく帰ってきたね」と待ってくれていた。樹林を抜け日当たりのよい場所に出ると、Sさんがタンナトリカブトが1株だけ咲いているのを見つけた。吾妻山のどこかでお目にかかれると思ってはいたが最後の最後でお目にかかることができて満足です。
御陵〜立烏帽子〜池の段〜福田頭に別れを告げ、ツリフネソウ、ホタルブクロ、ミヤマイラクサの咲く登山道からナギナタコウジュの咲き乱れる南の原キャンプ場に出て、大池のほとりをぐるっと廻って国民休暇村に戻る。Sさんへ…若さとガンバリに感服しました。
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