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山 名
池の段(1279m) 広島県西城町
登山日 2003年9月7日(日) 晴れ 池の段(02/10/12立烏帽子より)
立烏帽子より(02/10/12写す)
参加者 夫婦 下の娘 Hさん
コース 登り:公園センター(9時35分)〜展望園地別れ(9:45)〜(10:05)展望園地合流(10:10)〜ベンチのあるピーク(10:50)〜(11:10)立烏帽子駐車場(11:25)〜(巻き道)〜(12:10)池の段 所要時間2時間35分
散策:池の段〜湿原〜大岩〜池の段 所要時間1時間
下り:池の段(14:00)〜(14:20)おっぱら峠(14:25)〜作業道路終点(14:50)〜(15:20)管理センター 所要時間1時間20分
お弁当 池の段山頂(芝生の広場になっています。)
駐車場 県民の森駐車場(無限ではありませんが何台でも停められます。)
トイレ 県民の森公園センター(水洗です。とてもキレイです。)
立烏帽子駐車場(ポットンです。手洗い水出ます。)
まとめ 季節の変わり目には「広島近郊の里山探訪」の本に目を通している。どこかいい山はないかなあと探しているうちに「秋風の中、高原のお花畑を歩こう」に目が留まった。池の段に咲くイワショウブが自分が行くのを待っている。

 県民の森公園センターの南側から第一キャンプ場に向う舗装路に入る。300mくらい歩くと左手に未舗装の管理道が延びているので、この道を登っていく。すぐに右手に展望園地に登っていく道が現われるが、パスして管理道を登っていくこと20分で展望園地からの道が右手から合流してくる。ここ立烏帽子駐車場まで1800mの地点で最初の休憩を入れる。


ブナ林(ささの尾根の先) 小さな流れを渡った先にアケボノシュスランが咲いていた。薄暗い林道なので思うように撮れない。ストロボの光に被写体が照らされすぎてしまうのだ。

立烏帽子駐車場まで1200mの地点を通過し、右に大きくUターンすると尾根に出る。このあたりからブナ林が広がってきて森林浴を楽しみながらの尾根歩きとなります。ところどころに咲いているツルニンジンツルリンドウが、さらに山歩きを味わい深くしてくれます。左にブナ林、右に檜の植林帯を見ながら、朽ちたベンチ、ベンチのあるピークを通過し、登山道脇にアキチョウジアキノタムラソウが目立つようになると立烏帽子駐車場に着く。

 立烏帽子駐車場は麓から乗用車で上ってきた家族連れなどで賑わっている。さすがに県下一のお花畑を擁する山だけのことはあるものだと感心してしまいます。駐車場の周囲は一面のゲンノショウコのピンクの花で埋め尽くされており、足を踏み降ろすにも注意を払わなければならない。駐車場から立烏帽子と池の段のコルに出るまでの樹林には、オオカニコウモリキクバヤマボクチキツリフネキバナアキギリノブキミヤマタニソバミヤマトウバナが所狭しと咲き乱れている。アサギマダラがこれらの花の回りを飛び交っているのを見ていると楽園にいるような気分にさせられます。


池の段山頂(後方は吾妻山) コルから目の前の斜面を少し登ると池の段に着きました。視界は普通より少し悪いくらいで、牛曳山の右後方に船通山がかすんで見える。西方面は猿政山までは見えるが、今日の視界では大万木山はさすがに捉えることができない。

なお、山頂には山名入りの方位盤が設置されているので簡単に周囲の山の名前を知ることができます。
池の段山頂(後方は南尾根)

竜王山 池の段山頂付近には、育ちの悪いアキノキリンソウ、イヨフウロ、盛りを過ぎたイワショウブ、花真っ盛りのウメバチソウカワラナデシコキュウシュウコゴメグサキンミズヒキサラシナショウマネジバナホツツジ、大きい花びらのマツムシソウリンドウワレモコウが咲き誇っている。

その一方で、すでにオトギリソウは赤い実を付けており、ツリガネニンジンもほとんどが花後で終わりを迎えようとしている。また、ゲンノショウコとイヨフウロが並んで咲いているのを見ると花びらの大きい方がイヨフウロだと簡単に識別できる。
御陵
池の段から見る竜王山 池の段から見る御陵

 昼食後、池の段湿原の方に降りてみる。ケルンを過ぎ下りにかかると、湿原の取り付きを示してくれているかのように、イブキトラノオの名残り花が一輪だけ咲いている。この花の手前(秋本番を迎えるとイブキトラノオは終わってしまうので、このガイドでは役に立ちません。でも案内標識がないものですから。)を左の方に100mくらい下っていれば急に足下がジュクジュクして不安定になり、湿原に降り立ったことがわかる。


シラヒゲソウの群生(池の段湿原) 見れば目の前に、可愛いイワアカバナ、本日の目玉のイワショウブ、群生しいてるシラヒゲソウタンナトリカブト、可憐なアケボノソウが湿原のお花畑を彩っている。スバラシい!もう帰りたくない気分です。

一旦尾根まで戻り、大岩まで下ってみる。この辺りには、コウリンカの名残り花が一輪、ママコナの群落、マルバハギを新たに見ることができました。大岩からは福田頭が近くに見え、竜王山の稜線もここからだと一段ときれいです。
福田頭(尾根南端より)
シラヒゲソウ(池の段湿原) 尾根の南端よりの福田頭

 おっぱら峠に向けて下山する。山頂から5分ばかり下るとやっと樹林の中に入ることができ、残暑の日差しから解放される。千引岩経由立烏帽子駐車場への道を右に見ると、その先50mのところがおっぱら峠で、公園センターまであと2500mだ。道標に従って谷筋の道を下っていくと管理道終点に出ます。道端のミゾソバが「よく帰ってきたネ」と優しく迎えてくれる。公園センターまで残り1700mを前方に横たわる伊良谷山の美しい稜線を見ながら下っていき、ツリフネソウの群生するキャンプ場を過ぎると間もなく出発地点に戻る。


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