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山 名
猫山(1195m) 広島県西城町
登山日 2003年8月2日(土) 晴れ 国道沿いより望む猫山
国道183号線沿いより望む猫山
スキー場の滑降コースが見える
参加者 夫婦 Hさん
コース 登り:登山口(9時55分)〜リスト終点(10:25)〜(10:30)水場(10:40)〜山上さん(10:45)〜尾根に出る(11:00)〜山頂(11:45) 所要時間1時間50分
下り:山頂(13時20分)〜登山口(14:55)
お弁当 山頂から南へ100mのところにある草原(とても眺めがよい。ただし夏場は直射日光を遮るものがありません。日焼けにご用心を!)
駐車場 猫山スキー場の無料駐車場(駐車場の片隅にレンタルスキー店があります。50台くらいは軽く停められそう。)
トイレ スキー場のログハウスコテージ(三角屋根の建物)が開いていれば使用できます。水洗です。なお、当日は学校の研修が開催されていたので利用することができました。
まとめ 以前、天狗石山で会った方が「猫山にはアケボノソウがたくさん咲いている。」と言っておられた。きっと猫山は花の多い山なんだろう。梅雨も明け8月に入ると俄然太平洋高気圧がのさばってきたようだ。暑い夏は高原の山に風に酔いに行こう。アケボノソウには少し早いけど猫山に山野草を見に行こう。登山口の案内標識の片隅に「風があるときは風に酔え」と標語が書かれている!

 猫山スキー場の駐車場に駐車する。車のそばにはシモツケソウがもぐれついたように咲き乱れている。猫山ではいろんな花が見られることを予感させてくれる。こりゃあ幸先がいいぞ。駐車場の右奥に登山道入口があるので早速登山靴に履き替えて出発する。


リスト終点より道後方面を望む 登山道はスキー場のゲレンデから少し外れたところに付いており、夏でも樹木が日差しを遮ってくれるので楽に登れる。リフトの終点までは比較的緩やかな登りが続き、ノギランが所狭しと咲いているのが目立つ。注意して観察するとアクシバも小さな花を付けている。

リフト終点から少し登ると道は大きく右にカーブする。ここには地元の三坂小学校の子供たちが作った手製の案内標識が木の枝に下げてある。微笑ましい(^o^)。直登の道もあるのだろうか?

水場を渡り、猫山の北斜面を西にトラバースしながら少しづつ高度を稼いでいく。うっそうとした杉林の中に猫山大権現「山上さん」が佇んでいる。トンボソウやホツツジを見ながら山上さんから15分歩くと、小さくUターン(進行方向は西から東に変わる)し尾根に出る。
岩樋山(中央)と右奥に道後山

日当たりのいい雑木林が続き、足下にはずっとママコナの可愛いピンクが目立っている。左手に樹間越しに道後山を遥か遠くに船通山を見ながら歩いていくと、徐々にブナやミズナラが混じってくる。この辺りから勾配がきつくなり少々喘いでしまうが、足下にアキチョウジ、オクモミジハグマ、ヤマジノホトトギスなどの花が顔を見せ苦しさを忘れさせてくれる。遠く西方向に比婆連山を垣間見るようになると頂上はもうすぐだ。

やっとたどり着いた猫山山頂三角点は樹林に囲まれていて展望はない。三坂小学校の登山記念プレートがある。この日に「案内標識を設置してくれたんだなあ」と感慨に浸る。 
猫山山頂三角点と花のお嬢さん

白滝山。間にチョコンと飯山 山頂を後にして南側100m先にある草原に向う。何と「すごぉ〜い。きれい〜ぃ。」が思わず口に出てしまう。すごいとは、目の前に小奴可の集落が広がり、彼方に東条町の多飯が辻山が見える。西に目を移せば比婆連山が肉眼で何とか確認できる。惜しむらくはこの日は視界がイマイチなことでした。

きれいとは、アキカラマツイブキジャコウソウイヨフウロオオバギボウシオカトラノオオトギリソウオミナエシカワラナデシコキバナカワラマツバシモツケシモツケソウシュロソウママコナ、開花準備中のミシマサイコ、ユウスゲワレモコウなどの何種類もの花が一堂に会していることだ。食事をするのもままならず、パチパチと写真を撮るのに忙しい思いをした。
草原から南に見える白滝山

多飯が辻山 立烏帽子山
猫山山頂からかすむ東城の多飯が辻山を望む 猫山山頂から比婆山系の立烏帽子を遠望する

食事を済ませて、そろそろ引き上げようかというときに男女7人グループがやってこられ「あらきれい!こんな所があるなんて知らなかった」と言われていた。聞けばリーダーらしき人は奥さんと同郷の山口県光市島田の人だ。山登りのガイドブック「ひろしま百山」には南側にササ原があると書いてあるのだが…。他府県の人は猫山のササ原のことを案外知らないのかも…?皆さん、猫山に登ったらササ原まで足を運んでネ。

ここ2回続けて雨の中の登山だったが、今日は視界の方は置いといて天気が良く、山頂では涼しい風に恵まれ、たくさんの花達にも出迎えられ充実した山登りをすることができた。また猫山の登山道は人手が入っていないので、自然のままの道を快適に歩くことができた。
カワラナデシコとお嬢さん
草原でカワラナデシコに囲まれて

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