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山 名
倉橋島火山(408m) 広島県倉橋町
登山日 2003年3月9日(日) 晴れ 下山路より見上げる火山
南尾根より見上げる火山
参加者 夫婦 下の娘 Y君 Eさん
コース 登り:宇和木峠〜火山〜林道終点駐車場〜東屋〜後火山 所要時間1時間30分
下り:後火山〜南尾根分岐〜東屋〜南尾根分岐〜遊歩道をぐるり〜火山〜宇和木峠 
お弁当 林道終点駐車場の先の東屋(眺望優先なら火山山頂部がよい)
駐車場 宇和木峠(工夫して停めれば周辺もあわせて10台くらい)
トイレ 火山と後火山の間の鞍部の林道終点駐車場(注意!凍結防止のため冬の間は閉鎖されています。ちなみに本日はCLOSEでした。)
まとめ 下の娘が「山に行ってもいいよ」と言い出した。「行ってもいいよ!とは何事だ。連れて行って下さいと言え」と心の中で思いながらも「ヨッシャまかせとき」と返す。上の娘とは昨年の春に三原の山に登って以来で1年振りの山歩きとなる。なにせ浪人生活を送っていて、この春やっと志望校に受かったのだから。

 娘の友人のY君とEさんを広島駅で拾って倉橋島を目指す。今日は朝からとても冷え込んで気温が上がらない。倉橋島に着くころにはとうとう小雨がパラついてきた。判断を誤ったかな?と思いながら車を走らす。実は山口県の屋代島(周防大島)に行く予定だったのを予定を変更し、初心者でも大丈夫な倉橋島火山に変更したのだ。宇和木トンネルを抜けると、最初のT字路を右にUターンするように折り返し、くねくね道を走るとすぐに宇和木峠に着く。

 登山靴に履き替え出発する。山手側(東側)の登山道に取り付いて緩い斜面をのんびりと登っていく。そのうち道は階段に変わり傾斜はだんだんキツくなる。ところが、子供たちはどんどん先に行ってしまう。少し離されるのだが慌てることはない。ペースダウンを余儀なくされるに違いない。案の定だんだん歩みが遅くなってきてハアハア言っている。君たち、山は最初はゆっくりと登らんといけんよ。


51番石仏の展望所より大柿方面を望む 五十一番の石仏の先に展望所がある。昨今米軍の飛行場問題で話題になっている「大黒神島」が眼前に見える。あんな断崖絶壁の島のどこに飛行場を作ろうと言うんだろうか?よしんば飛行場を作ったところでどうなるというんだろうか?確かに補助金が入るなど予算的には潤うかもしれないが一時的なものなのだ。一度作ったものは簡単に壊せる訳はなく、一生飛行場と付き合っていかなければならないのだ。とあれこれ考えているうちに、目の前に立派なハシゴが立てかけてあるのが見えてきた。ヨイショと昇るとそこは火山の山頂だった。
51番石仏の先の展望所より

 山頂の岩の上にはさえぎるものは何もない。まさに360度の大展望だ。北側に大柿町の陀峰山と宇根山が見え、右方向には早瀬の瀬戸と、その向こうに江田島の古鷹山、さらには広島市安芸区の山々〜呉の天応烏帽子岩山、灰ヶ峰とつづく。反対方向には鹿島大橋、はるかに周防大島と大島大橋、柳井の琴石山までがはっきりと望めるが、由宇町〜岩国の山は火山の山陵に隠れてしまって見ることができない。南東方向に四国の赤石山系・石鎚山が見える筈であるが、四国の山はさっぱりわからないうえに、山頂付近は雲を被っているので、同定するまでには至らない。文句なしに時間が経つのを忘れさせてくれる眺望だ!


東能美島方面 早瀬の瀬戸方面 鹿島大橋方面 倉橋漁港
東能美島方面 早瀬の瀬戸方面 鹿島大橋方面 眼下に倉橋漁港

 次の目標地点の後火山までは、火山林道の終点駐車場まで一旦下り、ここから登り返す。途中に東屋があり道が二手に分かれているがどちらを行っても300m先で合流する。さらに登っていくと大きな岩のある場所に着く。三角点はこの先5分のところにあるが、ただ三角点というだけのところでした。後火山は、途中に野呂山が見える箇所があるが、全体に展望がなく淋しい限りだ。先ほどの東屋まで下り、ここで、寒風の吹き荒ぶ中、お昼ごはんにする。


寒いので早々にお昼を切り上げる。下ってきた道をまた登り返し、後火山から南に伸びる尾根道(指導標はない)に入る。大岩の手前で右にUターンして谷まで下り、さらに登り返すと、火山林道終点駐車場から桂浜に下る道に出てくる。ここを左にとりベンチを過ぎるとすぐに左側に平たい岩があるので、反対の右側の薄い踏み跡のある道(指導標はない。火山の南尾根登山道で今はあまり利用されていない模様)に取り付く。約20分で再び火山の頂上に立つ。登ってきた道を宇和木峠まで下り本日の山行きを終える。 後火山
南尾根から見上げる後火山

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