国宝 「三徳山投入堂」  工程図を見る 戻る

2020年3月21日(土)  鳥取市に赴任中の娘婿に広島への異動内示があった。彼が「鳥取を去るにあたり最後に三徳山と久松山に登っておきたい」と言ってきたので、スケジュール調整をして一泊2日の予定で鳥取に遠征した。三徳山駐車場付近で午後1時に待ち合わせることにして、午前8時に広島市内の自宅を出る。国道54号線を走り、三次東ICから無料の松江道を利用して、国道9号線宍道湖畔を走り、玉造温泉ICから再び自動車専用道路に乗る。そして北栄町でお昼を食べてから倉吉に入り三朝温泉を抜けて三徳山に着いたのが午後1時5分だった。暫く待つと昼頃に鳥取市内を発った娘夫婦が到着した。

一番下の参道入口からスタートする。石段の両側にはシャクナゲの木があるが花の時期ではないので少し淋しいね。石段を登り切ったところの参詣受付案内所で最初の関所があり参拝料400円を徴収される。娘と孫は三沸寺本堂付近で待機し、夫婦+娘婿の3人で入山することにして登山事務所で入山料400円を払って入山する。なお婿殿は靴チェックにひっかかったので、わらじを履いての山歩きとなった。わらじ代700円の追加出費は痛いね!
三徳山参道入口付近 参詣受付案内所 三沸寺 三沸寺本堂

難所とまではいかないながらも険しい山道が続く。多くの登山者が入り渋滞を避けるために上りルートと下りルートに分かれているところが何ヵ所もあった。クサリ坂を登ったところが中間点の文殊堂で、廊下を一周してみたが高度感があり少し怖いね!倉吉市街方面が見えた。三徳山はツバキの多い常緑樹の森だが、意外にもブナが見られた。寒冷地が故に標高が低いところにも育つんだろう。文殊堂からは傾斜が緩んで文化財級の建造物が次々と現れたこともあって、あっという間に目的地の投入堂に着いたように感じた。
注連掛杉 カズラ坂 クサリ坂 文殊堂(振り返って写す)
下りではクサリ坂に渋滞が発生していた。3点確保の下りに慣れていない人たちが多いのでやむを得ないことだ。下山後に遥拝所から投入堂を見上げる。よくぞあんなところに造ったものだ!

この日は三朝温泉に入浴してから鳥取市に向かい、市内の娘宅にお世話になる。 
ダンコウバイ(奥に観音堂) 投入堂 車道から望む投入堂