宮島縦断尾根道縦走(西部地区) 戻る

2012年9月29日(土) 武田山グループ有志で宮島太郎の会「宮島縦断尾根道縦走・西部地区」の企画に参加した。生憎台風17号が接近中で当日の降水確率はかなり高かったものの、主催者の午後3時くらいまでは大丈夫との判断で、予定どおり開催することと成りました。

【工程】 宮島桟橋(8時)〜岩船岳登山口(9:00)〜先峠(9:15)〜八畳岩(10:10)〜大川越(10:20)〜東峰ピーク(11:05)〜岩船岳(11:20)〜御床山(11:45)〜(12:20)遺構(12:55)〜あての木(13:40)〜長浦(13:55)〜山越え〜下谷浦(14:30)〜御床浦(14:45)〜大江浦(15:10)〜広大植物園入江(15:40)〜多々良潟(16:00)〜(16:10)駐車地
宮島連絡船

乗船 武田山グループからの参加者は、みどり会監事のHさん、「ほんまに先生」のSさん夫婦、Y家具の若旦那、自分の5名でした。Sさんに車を出してもらいました。ありがとう。

宮島桟橋にて岩船岳登山口までの経路等について打ち合わせした後、各々で用意した車に分乗して登山口に向かう。天気が下り坂ということもあり当初予定の人数より若干少なめとなった。
ミーティング
JRフェリーに乗船 宮島桟橋にてミーティング

岩船岳登山口 岩船岳登山口まで車で乗り付けて、運転手が多々良潟近くの駐車地まで車を回送している間に登山支度を済ませて待機する。

午前9時ちょうどに宮島太郎さんの先導で縦断尾根縦走をスタートする。先峠までは滑り易い急登道が続くので、前の人に付いてゆったりと登っていく。このような大人数での登山は久し振りだ。先峠で小休止して息を整える。
先峠
岩船岳登山口 先峠で最初の休憩

羊歯の道 先峠から鞍部までは深い羊歯の険しいトラバース道だ。しかし時折り展望が開け海に浮かぶ阿多田島や岩船岳が見えたりするので趣に富んだ道ですね。

鞍部まで下り、三ツ丸子分岐、青海苔浦分岐、大江浦分岐を過ごし、351mピークを左から巻いて下っていくと八畳岩に着いた。岩の上からは対岸の大野町の山や大竹市の山が望まれる。
八畳岩
深い羊歯の道が続く 八畳岩で2回目の休憩

急登に備えて休憩 大川越えの手前に青海苔浦に下る牛馬道があった。最近整備されたそうです。大川越えからは最終アプローチに入るが、まだ着かないのかといった感じ。

常緑樹林に入りロープ場の急斜面を喘ぐと東側のピークに着いた。ここからは南側の展望がある。次のコブにメタボチェック岩があるが全員難なく通過した。心持ち下り登り返すと岩船岳だ。
メタボチェック岩
最後の急登に備えて小休止 メタボチェック岩

岩船岳 やっと岩船岳に着きました。登りやアップダウンが続いたので結構汗をかきました。南へ50mばっかし歩くと展望のよい岩場があるので、半数の人はそちらの方で展望を楽しんでいた。

山頂では熊本出身の方からおいしいナシをいただきました。ありがとうございました。
Sさん夫婦
やっと着いた岩船岳 仲の良いSさん夫婦

急下る 岩船岳から樹林の中を急下っていき、大岩を右から巻くと御床山に着いた。尾根が分岐するが南に派生する尾根を採ると直に灌木帯に飛び出す。

振り返ると先ほどまで居た岩船岳が見え、正面には間近に山白山、海を隔てて山口県東部もわりと近くに見える。写真では羊歯に埋もれているように見えるが、大丈夫です、羊歯の下には明瞭な踏み跡があります。
羊歯の道
岩船の西斜面を急下る 明るい羊歯の道と武田山グループ

昼食中のHさん 眼下に遺構跡のある平坦地を見ながら羊歯の斜面を下っていく。道が判り難いところだが人の後ろを歩いていくのは何と楽なことなのか。

ルートは遺構を巡るように付いているので初めての人は混乱するかもしれないな。天井が健在な建物の中で当初の予定通りお昼タイムです。いつ雨が降り出すか判らないので早々にお昼を切り上げて出発する。
昼食中のYさん
遺構跡にて昼食中のHさん 遺構跡にて昼食中のYさん

羊歯の道 ほんの少し登ると円形台座の残る230m独標に着く。機関砲の台座か?そこから浜までは一気の下りだ。左右に見える景色を楽しみながら足下に注意して羊歯道を下っていく。

浜が近くなると、大きな桜の樹があった。「あての木桜」と呼ばれている大樹だ。前半の山道縦走が終わりに近づいてきた。先導されて後方を歩くということは何と楽なんだ!
あての木桜
またまた羊歯の道 あての木桜

武田山グループ あての木に出た。正面には可部島が浮かび、のどかな風情が漂っている。浜辺には夏の花ハマゴウが大群落を形成している。

小休止の後、後半戦の海岸歩きのスタートだ。心配していた天気の方は何とかもってくれていて今のところ突然崩れることはないようだ。
あての木
武田山グループの面々(Yさん撮影) あての木海岸に出る

海岸歩き この日は干潮の時刻が14:50の大潮で、潮はかなり引き岩場は乾いていたので歩行は比較的楽だ。Sさん夫婦は晩の酒の肴にするツブ貝(シッタカ貝)を採るのに忙しく遅れ気味です。

長浦から峠道に入る。今回の目的は海岸歩きではないので、あえて平根を廻ることにこだわらず、時間短縮のため山道を利用するようだ。
長浦
海岸歩きが始まる 長浦から峠道に入る

日本庭園 長浦から小さな沢沿いの道を登っていく。峠付近に訳のわからないテープがあった。はて?峠から少し下ると日本庭園がある。そこは今ではシカの遊び場になっている。

庭園の中にポツンと廃屋。以前は電気が引かれていたようだ。一体何だったんだろうか?宮島太郎さんに聞くのを忘れていた。
廃屋
芝広場の日本庭園 庭園の中の廃屋

下谷浦 掘割道へ入る鋭角のコーナーのところで直進すると直に下谷浦の入江の奥に出た。浜に向けて歩いていくと対岸の経小屋山のでっかい山塊が飛び込んできた。ようやく帰ってきたなという思いがする。

小休止ののち潮の引いた下谷浦を思いっきりショートカットすると御床神社が近くなってきた。軽トレッキングシューズだと海岸歩きは少し厳しいね。
御床神社
山道から下谷浦に出る 御床神社が見えてきた

烏帽子岩 御床浦から少し進んだところに三角形の烏帽子岩がある。潮が引いているので岩全体が露出していて、ツブ貝がいっぱい付着しているぞ。

少し雲行きが怪しくなり対岸の経小屋山にはガスがかかりはじめ、見上げる空には黒い雲が広がってきた。大川浦、大江浦と速足で進んでいく。
大江浦
でっかい烏帽子岩 大江浦の浅瀬を渡る

内侍岩手前の岬 内侍岩(ないしいわ)手前の岬までやってきた。ここは難所だが、何とかぎりぎり渡ることができた。だが…靴は海水の中にドボンだった。

室浜砲台へと上がる道を過ごすと間もなく広大植物園前の入江に着いた。今日はたまたまフレジャーボートが着岸していたので、そこと認識できたが、ボ〜っとしていると通り過ぎてしまうかもね。
広大植物園前の入江
内侍岩手前の岬 広大植物園前の入江

多々良潟 広大植物園からは車道歩きの予定だったが、予定を変更して引き続き海岸を歩くことになった。もちろん異論はない。潮位がちょっと高いと多々良潟まで歩き通すことができないが、予定より早いペースで歩いてきたので、今の時間だと大丈夫だと判断されたんだろう。多々良潟から車道に上がり駐車地まで歩き、そこで解散となった。

最後の最後で少しだけ雨に当たったが、何とか天気がもってくれて良かった。車を出したSさんには最終的に自宅まで送ってもらい有難うございました。そして本レポートの製作にあたり、GPSトレースMAPや写真を提供いただいたHさん・Yさん御苦労さまでした。
多々良潟で車道に上がる

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