四国カルスト「天狗高原」を訪ねて 戻る

2006年7月15日(土)に格安バスツアーで四国の天狗高原に出かけました。おととしの暮れに「高野山奥の院」ツアーに参加して以来だから、随分間隔が空いていたようだ。この旅行会社のツアーの特徴は予め指定された時間に最寄りのバス停まで出向けば、ピックアップして貰える点だ。帰りも同様に乗ったところと同じバス停で下ろして貰えるので有難い。

バスはしまなみ街道を渡り今治湯ノ浦ICから、今治小松自動車道に乗り、松山自動車道に入り内子五十崎ICで降り、県道229号線、国道197号線と走り高知県に出て、梼原から林道東津野城川線を上って、広島ICから6時間かけて、やっと天狗高原天狗荘に着きました。
見晴台付近にて

展望台と見晴台 添乗員さんが来島海峡パーキングで仕入れた情報では、天狗高原の気温は22度、天候は晴れ、ヒメユリが咲き始めたとのことであった。ところが現地に着いてみると、天気こそ良いものの、暑い!気温は30度はありそうだ。天狗高原はカルスト台地や牧草地のため日差しを遮るものが何もないのです。だが下界に比べるとはるかに涼しい筈なのだ。

車道を少しばかり歩き、横木の階段を登っていくとカレンが見えてきた。遠くに展望所と見晴台も見えている。

見晴台から西に向けて下っていくと、黒い大きな岩が見えてきた。もしかした山焼きで黒くなってしまったのかと思いながら近づいていくと、あれあれ牛くんではないか!放牧柵の中でのんびりと昼寝をしているようです。

牛くんの後方にはハンカイソウのお花畑が広がっています。牛とハンカイソウ。珍しい取り合わせでしょう。
牛とハンカイソウ

日本三大カルスト(山口県の秋吉台、福岡県の平尾台、天狗高原)のひとつ天狗高原にはどんな花が咲いているんだろうか?事前に7月に見られる花のリストを作成しておいたのだが、どうも今年は開花が遅れているようだ。ご覧のとおり自生のヒメユリは蕾の状態でした。残念!

天狗高原で目にした花は、ウツギ、ウツボグサ、オトギリソウ、カラマツソウ、キンポウゲ、コナスビ、ササユリ、シモツケ、準備中のテンニンソウ、ノギラン、ノリウツギ、ハバヤマボクチ、ハンカイソウ、ヒメユリの蕾、ヒヨドリバナ、ホタルブクロ、ヤマアジサイ、ヤマハタザオ、ヤマブキショウマ、ヤマボウシなどです。あまり時間がなかったので念入りな観察ができませんでした。

さて天狗荘に向けて下っていきます。バスの集合時間に遅れることは絶対に許されないので時間配分には気を使います。天狗荘の真後ろに天狗高原山が守り神のように聳えており、その右後方には日鉄鉱業の採石場のある鳥形山の姿が痛々しい。

バスは須崎に出て、国道194号線に乗り寒風山トンネルを抜けて愛媛県にでました。四国カルストを反時計廻りに一周したことになります。
天狗荘と天狗高原山

天狗高原からのパノラマ。梅雨の最中にしては視界が比較的よく、遠望がききました。
天狗荘から南側の眺め
天狗荘から南東〜南にかけての眺め(風力発電用風車の林立する鶴松山が日本の将来の山の姿を象徴しているかのようだ)
天狗の鼻から北側の眺め
天狗の鼻から北方面の眺め(特徴のある山が多いので四国の山を登られている人なら同定は楽だろう。石鎚山方面には雲がかかる。)
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