春を告げる 深入山の山焼き祭り 戻る

4年4月4日(日)春を呼ぶ深入山山焼き祭りに出かけました。昨年は遠く芸北町の高岳から山焼きの模様を見物しましたが、何分遠く離れていたので立ち昇る煙がかすかに見えたくらいで山焼きの雰囲気を味わうことができませんでした。ですから今年は・・・の気持ちで参加しました。

随分暖かくなってきたとはいえ、西中国山地においては春の訪れはまだ先のようで、この日も木枯らしの吹く寒い日となってしまいました。護摩法要が厳かに執り行われる中、参加者の皆さんは寒さに震えながら儀式の終わるのをじっと待っていたような状況です。写真を見る限りは寒そうにありませんが、思いの他こごえる一日でした。
山焼きを待つ深入山

深入山は、西中国山地国定公園内を代表する美しい山で、スキー、ハイキング、紅葉狩りと四季を通じて多くの方々に親しまれています。この深入山で「山焼き」が行われ始めたのはいつからか定かではありませんが、相当古くから行われていたようです。以前、この辺り一帯は放牧地で、牛や馬の飼料となる牧草を芽吹かせ、また、害虫の駆除のために山焼きを行っていました。生活様式の変わった現在では、この山焼きも形を変え、芸北地方に春を呼ぶ恒例の祭りとして広く知られています。(戸河内町のHPより抜粋)


トーチに霊火をとります 弥山の不消霊火(きえずの火)
「深入山山焼きまつり」に使用される火は、安芸の宮島の弥山の不消霊火です。この不消霊火は、弥山七不思議の一つで大同元年(806年)弘法大師が求聞持修法を営んだとき用いた火が現在も燃え続けていると伝えられているもので、不消霊火を管理しておられる真言宗御室派の大本山大聖院僧侶により行われます護摩法要の後の火渡り神事で火渡りをすると諸願成就、無病息災の願いがかなうと言われています。
草原に点火していきます

山焼き真っ最中の深入山 昨年は4月13日に山焼きが行われ、遠く離れた高岳の山頂から山焼き見物としゃれ込みました。ところが残念なことに深入山の裏側からだったので火は見えず、立ち昇る煙がかすかに見えた程度でした。ですから今年は是非とも参加するという意気込みで山焼きの日を心待ちにしていました。

無事に山焼きも終わり、暫くすると黒く焼けた草の間から春の花が顔を覘かせてくれるでしょう。楽しみです。そして大きなワラビも生えてくることでしょう。その頃には山は緑に覆われ季節は春本番を迎えます。

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